原発建設を促進した理由は何ですか?

○年齢    :56歳〜60歳

○性別    :女性

○職業    :無職

○都道府県名 :東京都


○御質問の内容:

危険な原子力発電所を安全と言い張って、安全神話宣伝のためにあらゆるマスコミを動員し、巨額の宣伝費を使い、狭い国土に54基も建設したのは何のためですか?国にとって、原発建設を促進することはどういう利益があるのですか?

今後自然エネルギーへの転換、原発建設によらない地方の産業活性化の方法、雇用の安定化をどのようにして実現されるおつもりでしょうか。

○回 答:

 エネルギー資源のほぼ全量を海外から輸入している我が国は、1973年と1979に始まった2回のオイルショックを経験し、 エネルギー供給の安定化を目指して、石油に代わるエネルギーとして、原子力、天然ガス、石炭等の導入を推進しました。

 このうち原子力発電は、エネルギー基本計画(平成22年6月閣議決定)において、「供給安定性と経済性に優れた準国産エネルギーであり、 また、発電過程においてCO2を排出しない低炭素電源である。このため、供給安定性、環境適合性、経済効率性の3Eを同時に満たす中長期的な基幹エネルギーとして、 安全の確保を大前提に、国民の理解・信頼を得つつ、需要動向を踏まえた新増設の推進・設備利用率の向上などにより、原子力発電を積極的に推進する。」と記載されています。

 今後のエネルギー政策等については、政府において検討されているものと考えます。

[参考]
※エネルギー基本計画
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/kihonkeikaku/100618honbun.pdf