地震後の管理態勢

○年齢    :56歳〜60歳

○性別    :男性

○職業    :会社役員

○都道府県名 :東京都


○御質問の内容:

福島の原発にかんして

1)今回の地震後の冷却水量の調査・管理、継続的に実施しているのでしょうか?1基で事故が起こった後同じようなことが、また起こっています。継続的な管理がなされていたら、水量の減少がもっと僅かな段階で検知出来ていいように思いますが?

2)海水の注入の判断

放射能汚染物質(廃用原発)を少なくするうえでも、また、故障時の状況を把握するたうえでも、真水の注入をすべきではないでしょうか?また、それができるように、地震直後から、僅かな異変も拾い、海水の淡水化プラントの運び込みとかも含めて検討すべきなのではないでしょうか。

3)今後の原発のコストには、今回のような事態の費用も算入される予定ですか?その場合、1基あたり、どれぐらいの額(現在は一基あたり建設コスト、危険回避コスト、保険料、廃棄処理費用、廃棄物管理費用)あたりいくらになり、また、耐用年数はどれぐらい長く・短くなりますか?



地震・津波の発生後から原発が気になりました。なんとしても、放射能の機外拡散は避けてください。対策が有効に働くことを祈ります。事実は早く、隠さず知らせてください。

○回 答:

1)関連

福島第一原子力発電所における地震後のプラントパラメータ等については、東京電力が測定し、事故対策に利用するとともに、随時公開しています。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index-j.html#anchor02

2)関連

福島第一原子力発電所の原子炉へ、順次淡水の注入を開始しています。

(1号機)平成23年3月25日午後3時37分〜

http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/htmldata/bi1388-j.pdf

(2号機)平成23年3月26日午前10時10分〜

http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/htmldata/bi1391-j.pdf

(3号機)平成23年3月25日午後6時2分〜

http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/htmldata/bi1389-j.pdf

なお、状況については、原子力災害対策本部 政府・東京電力統合対策室が平成23年7月19日に発表した「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋進捗状況」のとおりです。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/110719b.pdf

3)関連

発電コストについては、今般の事故の検証を踏まえ、原子力政策を含む今後のエネルギー政策のあり方を検討する中で議論してまいります。