原発はどうしても必要ですか?

○年齢    :66歳〜70歳

○性別    :女性

○職業    :主婦

○都道府県名 :神奈川県


○御質問の内容:

私の娘、息子夫婦は、どちらも子供を作るかどうかで悩んでいます。現在は、福島県の辺りのみが危険ということですが、これからどうなるのでしょうか?また「想定外」の事故がないとは言えません。どこの原発が事故を起こすかわかりません。また、発電が停止しても、何十年も(わかりませんが)核廃棄物は残り、放射能を出し続けるとのこと。これでは、子供を産んでも、その子の健康な人生は期待できませんよね。

私も、「孫の顔が見たいから産んでくれ。」ということを言うことができません。

何故、原発でないといけないのですか?太陽光や風力や地熱による発電は、勿論これからの開発には経済的にも大変だし、これまで原発を推進してきた国としては、続けたいのかもしれませんが、未来の日本を考えて、なんとか考え直してはいただけないですか?国民の命を犠牲にしても原発は必要ですか?  

○回 答:

原子力基本法において、原子力利用は、安全の確保を旨とし、将来のエネルギー資源を確保し、人類社会の福祉と国民生活の向上に寄与すること等を目指すべきとされています。

これを踏まえ、原子力政策大綱では、原子力の利用は安全の確保を前提に、エネルギー安定供給と地球温暖化対策へ貢献していくこととしています。
これに反する結果をもたらした東京電力福島原子力発電所事故を深刻に受け止め、今後の原子力政策に関する事項を決定していく所存です。
具体的には、事故の原因究明作業を踏まえた原子力発電所の安全確保への取組についての総括、エネルギー政策全体に係る国民的な議論等を踏まえて、適切に対応いたします。