新計画策定会議FBRサイクルについて

○職 業   :主婦

○年 齢   :71歳〜75歳

○性 別   :女性

○御質問の内容:

 第16回新計画策定会議においてFBRサイクル計画についての討議がありました。これを傍聴しましたものとして意見を届けます。
 資源の少ない我が国において、FBRサイクルこそが、大きな選択肢であると言うのが多数の委員の意見でした。しかし、もんじゅの事故でも明らかなように、高速増殖炉はその運転について大きな危険をともないます。それを改良するために研究が必要と言いますが、そのためには長い年月と大きな経済的負担そして危険が予想されます。この費用を原子力ではなく再生可能エネルギーの活用のための費用に当てることが安全性、継続性から考えても適切だと考えます。
 アジア全体にとってもFBRサイクルのような危険性をともなうものは適切ではりません。
 高速増殖炉のような大きな設備はその数が限られます。消費地への送電ロスも大きいはずです。
 また2回の討議でまとめてしまうのはあまりにも拙速です。FBRサイクルに批判的な研究者の意見を聞くべきです。もんじゅの最高裁判決もまだ出ていません。