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第180号 放射線の利用について―その1

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.180 ━━━━━
    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
             2015年8月21日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 委員からひとこと 放射線の利用について―その1
┣ 会議情報 
┃  (7月28日)
┃   ・イラン核問題と包括合意(外務省)
┃  (8月4日)
┃   ・福島の避難指示区域の現状と課題(内閣府原子力被災者生活支援
┃    チーム)
┃  (8月18日)
┃   ・Japan-IAEA joint 原子力エネルギーマネジメントスクールの開催
┃    報告について(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 原子力
┃    人材育成センター長 沢井友次氏、東京大学大学院工学系研究科
┃    原子力専攻 教授 上坂充氏)
┣ 事務局だより 就任挨拶
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・

放射線の利用について―その1

                              中西 友子

 今まで身のまわりの放射線や放射性物質などについて紹介してきたが、今回
から、放射線や放射性物質がどのように身のまわりで使用されているかについ
て書いてみたい。

 まず、放射線を利用して生産される製品や技術が市場でどの位の大きさを占
めるかという経済規模について考察する。この経済規模についての調査は、約
20年前、当時の科学技術庁(現文部科学省)の委託事業により、初めての調査と
して1997年時点の結果が出された。この委託事業に設けられた専門部会では工
学系、医学系、農学系の専門家が集まり、何が放射線を利用した生産物かを特
定する調査から始まり、その生産物の価格から実際の市場で計上される額の合
計を算出した。初めての試みということもあり、例えば放射線重合で生産され
る合成樹脂の原料については、同様の樹脂と比較して製品に占める割合はどの
位になるかなど、すぐには結果が出にくい難問も抱えていた。それでも何とか
試算が終わり、全ての分野で放射線を利用することにより生み出される生産物
の合計が出された。

 その結果は、何と1997年時点の原子力発電が示す経済規模(7.3兆円)を少し
上回る8.6兆円に上ることが示されたのである。その内訳は、約85%が工業利
用、約14%が医療応用で、他に農業利用が約1%計上されていた。放射線に関
わる経済規模の大部分は原子力発電だと考えられていた中で、この調査を行っ
た科学技術庁からは、本当にこの結果が正しいかどうかを確かめるため、再度、
経済学者を入れた検討が行われ試算が行われた。しかし、当初出された経済規
模の値は殆ど変らないことが示されたのである。続いて文部科学省の委託事業
により、米国での同様な調査を行うこととなった。その結果、米国では原子力
発電の経済規模は日本と同様の大きさであったものの、放射線利用の経済規模
は日本の3倍以上の値を示していた。その後、10年ほど経って再度、内閣府の
委託事業として放射線利用の経済規模についての調査が行われた。2007年に出
された報告書によると、10年経っても放射線利用の経済規模は額として、原子
力発電の規模とほぼ同等の大きさを示すものであった。

 現在、放射線を何らかの形で利用している事業所の数は優に7000を超えてお
り、毎年その数は増加の一途を辿っている。しかし、放射線利用は私たちの身
近に沢山あるものの、一般にはあまり認知されていないように思われる。放射
線利用の最後の調査から約10年が経過した今日、私たちの身近な放射線利用の
経済規模について、再度調べる時期がきているものと思われる。次回からはこ
れらの放射線利用の実際について述べていきたい。

【出典】
・平成11年度放射線利用の国民生活に与える影響に関する研究報告書(科学
 技術庁委託事業)(平成12年3月、日本原子力研究所)
・平成12年度放射線利用の国民生活に与える影響に関する研究(II)報告書
 (文部科学省委託事業)(平成13年3月、日本原子力研究所)
・平成19年度放射線利用の経済規模に関する調査報告書(内閣府委託事業)
 (平成19年12月、独立行政法人日本原子力研究開発機構)
・放射性同位元素等取扱事業所数の推移(原子力規制委員会ホームページ)

●次号は岡委員長からのひとことです!

━・・・━━ 会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・
●原子力委員会の会議を傍聴にいらっしゃいませんか。会議は霞ヶ関周辺で開
催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や配布資料は、すべて原子力
委員会ウェブサイト(以下URL)で御覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●7月28日(火)の会議の概要は以下のとおりです。詳しくはウェブサイトに
掲載される議事録を御覧ください。

【議題1】イラン核問題と包括合意(外務省)
<主なやりとり等>
 外務省より、イラン核問題と包括合意について説明がありました。委員から
は、濃縮ウランの貯蔵量、遠心分離機の数の削減等についての質問がありまし
た。

●8月4日(火)の会議の概要は以下のとおりです。詳しくはウェブサイトに
掲載される議事録を御覧ください。

【議題1】福島の避難指示区域の現状と課題(内閣府原子力被災者生活支援
チーム)
<主なやりとり等>
 内閣府原子力被災者生活支援チームより、福島の避難指示区域の現状と課題
について説明がありました。委員からは、避難指示区域の解除、放射線量の減
少等についての質問がありました。

●8月18日(火)の会議の概要は以下のとおりです。詳しくはウェブサイトに
掲載される議事録を御覧ください。

【議題1】Japan-IAEA joint 原子力エネルギーマネジメントスクールの開催報
告について(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 原子力人材育成セン
ター長 沢井友次氏、東京大学大学院工学系研究科原子力専攻 教授 上坂充
氏)
<主なやりとり等>
 日本原子力研究開発機構 原子力人材育成センター長 沢井氏及び東京大学大
学院工学系研究科原子力専攻 教授 上坂氏より、Japan-IAEA joint 原子力
エネルギーマネジメントスクールの開催報告について説明がありました。委員
からは、スクール卒業生のアフターケア、現場の状況、今後の在り方等につい
ての質問や意見がありました。

●次回の委員会開催については、以下の開催案内から御確認ください。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/topic/kaisai.htm

━・・・━ 事務局だより ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

就任挨拶

 本年4月1日より参事官補佐として事務局に着任しました小林と申します。
高レベル放射性廃棄物最終処分、原子力損害賠償制度の見直し、原子力施設主
要資機材の輸出等に係る公的信用付与に伴う安全配慮等確認を担当しています。
原子力委員会での業務ははじめてであり、至らぬところが多々あるかと思いま
すが、1日も早くキャッチアップして少しでも貢献できるように頑張ってまい
ります。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

(小林)

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●次号配信は、平成27年9月4日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
原子力委員会:岡 芳明委員長、阿部 信泰委員、中西 友子委員
○メルマガへの御意見・御感想はこちらへ(お寄せ頂いた御意見に対しては、
原則として回答致しませんが、今後の原子力委員会の業務の参考とさせていた
だきます。)
 https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0017.html
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、御返信いただけません。
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