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メールマガジン
第134号 原子力委員会メールマガジン 危機管理の諸相とその取組についていま思うこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.134 ━━━━━
    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
             2013年9月13日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 委員からひとこと 危機管理の諸相とその取組についていま思うこと
┣ 会議情報  (9月4日)
┃       ・アジア原子力協力フォーラム(FNCA)「原子力発電の
┃        ための基盤整備に向けた取組に関する検討パネル」第5回
┃        会合の結果概要について
┃       ・平成26年度原子力関係経費概算要求額(速報)について
┃       (9月11日)
┃       ・我が国のプルトニウム管理状況について
┃       ・東京電力(株)福島第一原子力発電所における汚染水問題
┃        に関する基本方針(経済産業省)
┃       ・ベトナムの原子力導入に向けての活動状況について(国際
┃        原子力開発株式会社 業務執行取締役 高橋祐治氏)
┃       ・JNESのベトナム支援(独立行政法人原子力安全基盤機構
┃        新規導入国安全支援センター長 中川政樹氏)
┃       ・近藤原子力委員会委員長の海外出張について
┃       ・平成26年度原子力関係経費概算要求額総表
┣ 事務局だより 着任のご挨拶
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・

危機管理の諸相とその取組についていま思うこと
                              近藤 駿介

 福島第一発電所における廃炉措置の取組に関して、原子力委員会は関係者に
対して様々な提言を行い、また見解を表明してきたが、そうした際にはいつも、
この取組はこの措置を進める際に影響を受ける可能性のある人々と意見交換し
ながら進めるべきであると述べてきた。
 このサイトで発生した、広大な環境を汚染して多くの人々から生活の根拠を
奪い、巨大な社会問題を作り出した事故は、関係者の懸命な取組によって一年
を経ずして、とりあえずは追加の汚染が発生する可能性が十分低いと言える状
態に至った。しかし、この状態は、危機の拡大を恐れてできることはなんでも
行なうべしと手当り次第に取り組んできた結果、なんとかそういえるという状
態に至ったということで、危機管理の教科書風にいえば、恐怖にかられての管
理活動の結果である。
 危機管理活動は、こうして小康を得た後は、速やかに、再び周辺に追加して
影響を与える可能性を分析し、廃炉措置を完了させるまでの間それを十分低く
維持できるために必要な措置を講じていく第二段階の管理に移行が必要である。
この際には、廃止措置の完了を目指す中長期的取組と並行して、サイトの状態
とこれに悪化させる可能性のある内外乱の種類と発生可能性を理解し、それが
起きたときに悪化したサイト状態が社会に与える影響を予測しなければならな
い。そこでしばしば敷地内の放射性物質に係る敷地内外の線量、雨水や地下水、
そして海水とそれにふくまれる汚染物質の振舞のモデリング・シミュレーショ
ン、多数基あるタンクの故障モードと影響解析を踏まえたリスク管理をしっか
りという発言もしてきたのである。
 ここで関係者が自覚するべきは、この第二段階の危機管理におけるリスク管
理の指標となる「あることがどの程度望ましくないことか」は、もはや自分た
ちだけでは決めることができないということである。なにが社会的影響であり、
その重大性はどの程度であるかの決定には、影響を受ける社会にも参加する決
定する権利があるからである。
 この判断は、こうした状況においては、そういう人々の価値観や感情に発す
るものであるから、その決定においては、専門家にまかせては間違うし、こう
すればいいという明らかなアプローチがあるわけでもない。多様な専門家を集
め、それらの間で行なわれる議論からこれはと思うところをとることは有効で
有ろうが、十分とは言えない。危機管理の父と呼ばれるMitroff氏を真似てい
えば、そこに客観的指標などというものはないのであって、善、正義、公平、
そして美の追求という人々の生き様に係る事を決めるのだという高い問題意識
のもと、懸命に取組むしかないのである。
 私どもは、その事に思いを馳せ、関係者には「なんとしてもきちんと始末を
つける」という強い意志をもって取り組んでいただける事を確信しつつ、しか
し、それは未体験ゾーンであるから、その判断はそれによって生き方に影響が
生じる利害関係者との意見交換に基づかないと決めがたいところも少なくない
と判断し、頭記のような提言を行なったのである。舌足らずを反省しつつ、今
一度ご高配をお願いする次第である。

以上

●次号は鈴木委員長代理からのひとことです!

━・・・━━ 会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━・
●原子力委員会の会議を傍聴にいらっしゃいませんか。会議は原則として霞ヶ
関にある合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内
や配布資料は、すべて原子力委員会ウェブサイトで御覧いただけます。

●9月4日(水)の会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはウェブサイトに掲
載される議事録を御覧ください。

【議題1】アジア原子力協力フォーラム(FNCA)「原子力発電のための基盤整備
に向けた取組に関する検討パネル」第5回会合の結果概要について
<主なやりとり等>
 事務局より、8月22日(木)、23日(金)に開催したアジア原子力協力
フォーラム(FNCA)「原子力発電のための基盤整備に向けた取組に関する検討パ
ネル」第5回会合において、参加11カ国(バングラデシュ、中国、インドネ
シア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、
ベトナム)が、中小型炉開発、緊急時対応・準備における地域協力、核セキュ
リティ、市民との意見交換等の議論を行ったことについて報告がありました。
 委員からは、FNCAで作った各国のネットワークを維持していくことの必要性
等の意見がありました。

【議題2】平成26年度原子力関係経費概算要求額(速報)について
<主なやりとり等>
 事務局より、各省庁が8月末に財務省に提出した平成26年度原子力関係経
費の概算要求額を取りまとめた総表について説明がありました。

●9月11日(水)の会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはウェブサイトに
掲載される議事録を御覧ください。

【議題1】我が国のプルトニウム管理状況について
<主なやりとり等>
 事務局より、平成24年末における我が国のプルトニウム管理状況について
説明がありました。
 委員からは、管理状況について一層分かりやすくするよう資料作成を工夫し
てほしい、国内の高濃縮ウランについても、核セキュリティ上の要請との関係
を考えつつ、保有量の公表など透明性の向上に向けた取り組みについて検討し
てほしいとの意見がありました。

【議題2】東京電力(株)福島第一原子力発電所における汚染水問題に関する
基本方針
<主なやりとり等>
 経済産業省より、福島第一原子力発電所における汚染水問題について、原子
力災害対策本部の下に内閣官房長官を議長とする「廃炉・汚染水対策関係閣僚
等会議」を設置し、政府が総力をあげて対策を実施する体制を整備すること、
等について報告がありました。
 委員からは、専門の廃止措置対応を行う機関を作るなど、責任をもって対策
を行う体制整備を進めていくことを検討してほしいとの意見等がありました。

【議題3】ベトナムの原子力導入に向けての活動状況について
<主なやりとり等>
 国際原子力開発株式会社 業務執行取締役 高橋氏より、同社のベトナムの
原子力導入に向けての活動状況について説明がありました。
 委員からは、福島の教訓をどのようにして相手国に共有していくか等の質問
がありました。

【議題4】JNESのベトナム支援
<主なやりとり等>
 独立行政法人原子力安全基盤機構 新規導入国安全支援センター長 中川氏
より、同機構がベトナムにおいて行っている模擬安全審査研修、指針類の策定
への協力、新興国支援における課題等について説明がありました。
 委員からは、新興国が自立していく意欲を育てるための取り組み等について
質問がありました。

【議題5】近藤原子力委員会委員長の海外出張について
<主なやりとり等>
 事務局より、平成25年9月15日(日)〜9月22日(日)の、近藤原子
力委員会委員長の海外出張について説明がありました。

【その他議題】平成26年度原子力関係経費概算要求額総表
<主なやりとり等>
 事務局より、平成26年度の原子力関係経費概算要求額総表及び参考として東
京電力福島第一原子力発電所事故に伴う事業の概算要求額について説明があり
ました。

※資料等は以下のURLで御覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●次回は9月24日(火)に会議を開催する予定です。詳しくは、以下の開催案内
を御覧ください。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/topic/kaisai.htm

+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

着任のご挨拶

 6月28日付で、吉野企画官の後任として着任した池田です。
 前職は、内閣官房知的財産戦略推進事務局で、前半の一年間は総括ラインで
窓口業務をこなしつつ知的財産推進計画等のとりまとめ業務に携わり、後半の
一年間はコンテンツ担当ラインで専門調査会の運営を行っていました。
 個人的には、特に予定のない週末に美術館や博物館等に行き、偶にまと
まった休みがとれる時には国内外を問わず旅行するのが趣味ということもあり、
コンテンツ関連の業界の重鎮を迎えた専門調査会でコンテンツ戦略等を検討す
るのは貴重な経験でした。
 特に最近はデジタル・ネットワークの成長により、コンテンツのコピー等が
容易に出回ってしまう世の中で、クリエイターが正当な対価を得ることなどは
大変なことで、クールジャパンというキーワードで海外展開等を進めることの
重要性とともに、日本独自の文化を支える土台となるクリエイターを育てるた
めの施策は非常に重要なことだと実感させられました。
 着任して日が浅い原子力政策担当室ですが、原子力分野においても技術力の
向上・維持、更にそれを支えるための人材育成は、今後より一層重要なテーマ
になりそうだと考えております。
(池田)

●次号配信は、平成25年9月27日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
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