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第114号 原子力委員会メールマガジン
原子力委員会のエネルギー・環境会議への取組の経緯‐私見

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.114 ━━━━━
    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
             2012年11月16日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 近藤委員長からひとこと 原子力委員会のエネルギー・環境会議への取組
┃             の経緯‐私見
┣ 定例会議情報 原子力人材の確保・育成に向けた取組に関する提言(案)の
┃        検討と意見募集について
┃        除染の取組について(環境省)
┃        第13回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)大臣級会合の
┃        開催について
┃        近藤原子力委員会委員長、尾本原子力委員会委員の海外
┃        出張について 等
┣ 部会情報等  
┣ 事務局だより 優勝決定戦の視聴率は22年連続40%超
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━

原子力委員会のエネルギー・環境会議への取組の経緯‐私見
                              近藤 駿介

 本年9月、内閣は、今後のエネルギー・環境政策は「革新的エネルギー・環
境戦略」を踏まえて、内外情勢の変化に対応して柔軟に見直しつつ推進する旨
の閣議決定を行なった。これにより、総理の強い決意に基づき、閣僚委員会で
あるエネルギー・環境会議(以下、「エネ環会議」という。)において昨夏より
開始された、減原子力依存の方針に基づく中長期のエネルギー・環境戦略の策
定活動は終わった。委員会はこの取組にできるだけ協力すべきと考え、そのよ
うに取り組んできたので、この機会にこの間の経緯について、独断的になるが、
記録しておきたい。
 委員会は設置法上、原子力政策を決定すべき存在ではあるが、民主党政権に
なって政策審議の場が審議会から閣僚委員会に移行したことに対応して、そこ
に適宜に政策提言を行なうことを心がけてきた。そこで、この際もこれに協力
するべきと考え、エネ環会議の構成員である細野原子力担当大臣に経緯を説明
し、中断していた新大綱策定会議を再開することにより、大変な御迷惑をお掛
けしている福島の復旧復興に向けての取組や、原子力発電の在り方に関して、
様々な立場の専門委員からご意見の開陳をしていただくことを始めた。大臣に
は、時々に会議の動向を説明させていただいた。
 エネ環会議は、昨秋に原子力委員会に対して原子力発電の核燃料サイクル費
用及び将来リスクへの対応費用の算出を依頼してきたので、専門家で構成する
小委員会を設置して、事業者等から提供を受けたコストデータや内外の損害賠
償に関する考え方をレビューし、見解を取りまとめて報告した。
 昨年11月に至り、エネ環会議から、年明けには将来の原子力発電の在り方に
関する選択肢が提示され、それに適した核燃料サイクルの在り方を示すよう求
められるとわかったので、核燃料サイクルの専門家を集めて勉強会を開催した。
そこでは、核燃料サイクルの特性評価技術が減原子力シナリオの評価にも使え
ることを確認する一方、策定会議における意見分布を踏まえて提示される可能
性のある選択肢の範囲を予想し、それに対応できる作業用の選択肢のセットを
呻吟した後、小委員会を再開した。そして、各選択肢に適切と考えられる核燃
料サイクルの在り方を多面的に検討していただき、エネ環境会議が本年6月8日
の中間的整理で将来の原子力発電の在り方に関して3つの選択肢をまとめたと
ころで、小委員会の検討結果を踏まえて、それぞれに対して合理的と考えられ
る核燃料サイクルの取組の在り方に関して提言を行なった。
 なお、核燃料サイクルの取組には、取組の長期性を踏まえて段階的に解決に
取組んでいる課題や、内外の関係者と相互裨益の観点から共同して取り組んで
いる課題がある。提言では、原子力政策をどのように変更するにしてもこれら
は重要課題になることを指摘した。具体的には、高レベル放射性廃棄物の処分
場の立地、使用済燃料の管理、高速増殖炉の研究開発、我が国が核燃料サイク
ルの取組を通じて国際社会において果たしている役割と国際社会に対して負っ
ている義務、取組の公益の大きさを施設立地の受け入れの根拠にしている自治
体との間で認識を共有してきた将来計画等の取組である。これらは全て、原子
力分野において今後も取り組むべき重要課題として革新的エネルギー・環境戦
略に取り込まれた。
 並行して、新大綱策定会議やその他の会合では、我が国の原子力発電に対す
る基本方針を政府が変える際には、それに併せて、立地自治体や電力、さらに
は国際社会との関係において物事を決める仕組み(ガバナンス)の基本哲学をど
うするのかを明らかにする必要があり、原子力政策はそれを踏まえてこそある
との認識を度々発信し、担当大臣にもこれを申し上げてきた。というのは、政
府と自治体、電気事業者の間には安全に係るガバナンスがあるし、原子力発電
のもたらす公益を前提に、地域振興に係るガバナンス、電気事業に係るガバナ
ンス、産業政策や科学技術政策に係るガバナンス、そして国際関係のガバナン
スが整備されてきたので、減原子力依存を選択する場合には、これらのガバナ
ンスの前提条件を決めないと、物事が一つとして決まらないと思ったからであ
る。
 最終的には、原子力規制委員会の定める安全基準を満足した発電所は再稼働
し、重要電源として活用していくと、公益の表明はなされた。しかし、上の
様々なガバナンスの在り方は、同時に創成するべきとされている再生可能エネ
ルギーの取組等のガバナンスや電気事業のガバナンスの在り方と密接に関係す
べきであり、それぞれに係る公益を実現していく取組の基本哲学と無関係に決
めることはできない。したがって、今後も、エネ環会議が総合的視野を持つ利
点を生かして、これらの政策の企画・推進過程を統一的に指揮し、これらを再
構成していくことを期待する。原子力委員会は、存続する限り、専門的知見の
集積を通じてこれに提言を行っていく。
 この間、残念だったのは、7月、8月に行なわれた国民的論議に提供された資
料に、原発依存度の低減を目指す際の共通事項として「原発事故の甚大な被害
や地震国の現実を直視し、徹底した安全対策の強化によってリスクを最小化す
る」ことが掲げられていたにも関わらず、政府からも電気事業者からも、これ
の担保が明確に示され、説明されなかったことである。政府はこの担保である
新原子力規制行政機関の発足に手間取っていたし、策定会議において、総理が
国際会議で「日本は、原子力発電の安全性を世界最高水準に高めます。」と発
言していることを指摘して、原子力発電の安全確保に第一義的責任を有する電
気事業者に対して、この事故から学んだ教訓を生かしてこれを裏打ちする取組
を問い質した。この論議においてそのことの具体的な説明が国民に対してワン
ボイスでなされることを期待したのだが、彼等はそのことよりは原発依存度低
減の問題点を指摘する声ばかりを発していたように思う。
 安全のガバナンスの再構築の歩みは開始されたばかりであるが、電気事業者
の責任は変わることがない。「リスクはゼロにできないけれども、まれでは
あっても起き得る事象を含む全てのリスクに対応し、大規模な放射性物質の放
出確率を十分小さくする」ことにコミットしなければ、原子力発電に明日はな
い。この自覚に基づく取組を明らかにして、国民と対話を続けることを切望す
るものである。

●次号は鈴木委員長代理からのひとことの予定です!

━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●11月6日(火)第49回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホーム
ページに掲載される議事録をご覧下さい。

【議題1】原子力人材の確保・育成に関する取組の推進について(案)の検討と
意見募集について
<主なやりとり等>
 「原子力人材の確保・育成に関する取組の推進について(見解案)」について
議論を行いました。
 委員からは、放射線に不安を持つ人々に対し、放射線のリスクをわかりやす
く説明できる人材を養成すべきではないか、理学や工学だけでなく、社会的な
側面も含めて総合的な判断ができる能力が求められていることを記載すべきで
はないか、欧米で運用されているパスポートシステムのように、熟練技能者の
スキルを明確にすることも考えるべきではないか、等の意見があり、案文を一
部修正の上、国民の皆様からのご意見を募集することとしました。

●11月13日(火)第50回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホーム
ページに掲載される議事録をご覧下さい。

【議題1】除染の取組について(環境省)
<主なやりとり等>
 環境省より、「除染・中間貯蔵施設の取組について」の説明がありました。
 委員からは、地域によって異なる除染ニーズをどのように除染事業へ反映し
ていくのか、中間貯蔵施設の建設候補地域は、施設が設置されることに対して
どのような懸念を持っているのか、環境省が設置した福島環境再生事務所の役
割は何か、等の質問がありました。

【議題2】第13回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)大臣級会合の開催につい
て
<主なやりとり等>
 事務局より、11月24日にインドネシアのジャカルタで開催される第13回FNCA
大臣級会合について説明がありました。
 今次会合には、日本からは近藤原子力委員会委員長、尾本原子力委員会委員
及び町末男FNCAコーディネーター等が出席し、FNCAのこれまでの成果を確認す
るとともに、今後のFNCAに期待される役割を議論する予定です。なお、大臣ク
ラスの出席者については現在調整中です。

【議題3】近藤原子力委員会委員長、尾本原子力委員会委員の海外出張につい
て
<主なやりとり等>
 事務局より、近藤委員長が11月23日から25日まで、尾本委員が11月22日から
25日までインドネシアのジャカルタへ出張する旨の説明がありました。近藤委
員長は第13回FNCA大臣級会合に、尾本委員は第13回FNCA上級行政官会合及び大
臣級会合に出席する予定です。会合では、我が国の原子力利用等の現状に関す
る報告等を行う予定です。

【議題4】近藤原子力委員会委員長の海外出張について
<主なやりとり等>
 事務局より、近藤委員長が11月18日から21日までフランスのパリへ出張する
旨の説明がありました。近藤委員長は第19回日仏原子力専門家会合に出席し、
会合に出席する日仏の原子力関係者と、エネルギー・原子力政策の動向や、福
島事故後の安全性向上への取組等について意見交換を行う予定です。

※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●次回は11月20日(火)に定例会を開催します。議題は以下のとおりです。
(1)高温ガス炉技術国際会議(HTR2012)の会議報告(独立行政法人日本原子力
   研究開発機構 原子力水素・熱利用研究センター センター長 小川 益郎
   氏)
(2)鈴木原子力委員会委員長代理の海外出張報告について
(3)その他

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、
霞ヶ関にある合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催
案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。

━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━
●原子力委員会には、調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されてい
ます。これらの部会や懇談会等は原則として一般に公開しており、どなたでも
傍聴することができます。開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームペ
ージでご覧いただけます。

●専門部会等の開催はありませんでした。

●次週の専門部会等開催情報
・次週は専門部会等の開催は予定されていません。

+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

優勝決定戦の視聴率は22年連続40%超

 夏が過ぎるとアメリカンフットボールの季節です。NFL(ナショナル・フット
ボール・リーグ)のレギュラーシーズンが始まり、既に10週が過ぎて佳境に入っ
てきました。ルールが複雑に思われるせいか日本での人気は下火になってしま
いましたが、アメリカでは大人気のスポーツの一つです。大雪や強風であって
も試合を中止しないことや、綿密な戦術と細分化した役割など、一度おもしろ
さがわかるとやみつきになります。優勝決定戦であるスーパーボウルでは有名
アーティストによるハーフタイムショーが演じられることもあり、単なる決勝
戦ではない巨大イベントです。当然、そのチケットの入手は至難の業で、指名
手配犯宛に当選通知を出したら、続々と現れて逮捕されたなどという噂もあり
ます。
 今シーズンは、開始から数週間、審判員組合のストライキが発生したため、
大学リーグの審判員が代理を務めました。選手の質がプロとアマチュアで段違
いなのはわかっていましたが、審判員の質も驚くほど差がありました。NFLでは
判定にビデオ映像を用いたり、監督に判定へ抗議する権利が与えられたり、他
のスポーツには無いシステムが導入されているため、差が顕著に現れたのかも
知れません。
 判定も「技」なのだと再認識しました。ルールを熟知していれば良い判断が
できるとは限りませんね。
(仲)

●次号配信は、平成24年11月30日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
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