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メールマガジン
第73号 原子力委員会メールマガジン Transformational な成果を生み出すことに力を入れる米国エネルギー省

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    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
           2011年2月25日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
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┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣ 近藤委員長からひとこと Transformational な成果を生み出すことに力
┃             を入れる米国エネルギー省
┣ 定例会議情報 平成23年度原子力関係予算ヒアリング
┃        平成22年度茨城県国民保護共同実動訓練の結果について
┃        原子力安全規制体制の課題と対策について      
┣ 部会情報等  新大綱策定会議(第4回)の開催について 等
┣ 事務局だより インターフェイスの親和性
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●メールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、
https://form.cao.go.jp/aec-melmaga/opinion-0002.htmlまで、ぜひお寄せく
ださい。

━・・・━ 委員からひとこと ━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━

Transformational な成果を生み出すことに力を入れる米国エネルギー省
近藤駿介

 米国エネルギー省(DOE)長官のチュー氏はノーベル物理学賞の受賞者であ
り、直前までバークレー国立研究所の所長であったこともあってか、大学教授
が大学の研究室で学生に「世の中を変えるような成果を出せ」というときに使
うTransformational という形容詞をよく使う。就任早々議会で行った予算教
書のエネルギー省予算に関する説明では、「私の心に近くまた親しみを感じる
(that is near and dear to my heart)話題について論じたい」として、戦
後のDOE傘下の研究所や大学への政府投資が半導体や電子計算機などを産んだ
ことを指摘し、いまや、こうした組織においてすぐれた才能の持ち主がエネル
ギーに関する科学技術の研究に勤しむ状況を作り出すことが大切だから、まず
、若い人の科学技術に対する好奇心を高める取り組みに投資するなど人材育成
に資金を投下するべきとした。ついで、これらの研究組織ではTransformational
 researchを推進したい、こうした研究を通じて、優れた太陽電池技術や風力
発電技術が生まれれば、世の中は変えずとも変わるから、再生可能エネルギー
への補助金の在り方を巡る論争などはそもそも不要になる。それこそが目指す
べきTransformational技術だとした。
 原子力発電分野でも、彼のそうした方針を踏まえて、現状技術の改良改善で
はない、革新的な燃料サイクル技術の研究開発や、現在の原子炉燃料の概念を
打ち破る画期的な燃料であるadvanced transformational fuelの研究開発がス
タートしている。後者の取組では、燃焼度が極端に高い高速炉用の金属燃料や
軽水炉用のウランモリブデン合金燃料、核分裂生成物が被覆管を傷めることを
防ぐ工夫をした燃料の開発提案が厳しい競争を勝ち抜いて、研究資金を得てい
る。
 もうひとつ彼が強調するのは計算機シミュレーションの活用である。科学は
発見の活動であり、それらをもとにした工学システムは、いまやそのほとんど
が電子計算機の上にモデル化できるので、これを使ってシステムがもたらす周
囲への影響が予測でき、その結果をシステム設計にフィードバックすることを
繰り返すことによって、使いものになるかならないかが短い時間のうちにわか
るからである。大規模な対象としてはCCS技術がある。CCS技術のリスク評価グ
ループが、火力発電所で回収した二酸化炭素を地中に押し込む技術がいかなる
問題をもたらすかを予測できるシミュレーションプログラムを使えるようにす
ることを求めたのである。原子力分野では以前からあった大学、研究所、産業
界が共同して、不確実性の少ない、設計において無駄な余裕を排除できる、世
界最大、最速の電子計算機を利用する原子炉のシミュレーションモデルの開発
整備の取組が強化されているし、最近では、日本の先駆的な研究に基づき、海
水からのウランの回収技術のカギはよいウラン吸着特性を有する材料の開発に
あると分かったとして、画期的な表面積が極端に大きい素材の開発をモデリン
グ・シミュレーション技術を駆使して行うことが提唱されている。
 チュー長官のこの行政運営は日本でいう政治主導にあたるのかもしれない。
このtransformational management がどんな成果を生み出すのか、日米共同の
取り組みにも少なからず影響するので、注視しているところである。

●次号は鈴木委員長代理からのひとことの予定です!

━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●2月15日(火)第6回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・平成23年度原子力関係予算ヒアリング(経済産業省)
<主なやりとり等>
 平成23年度の原子力関係予算について、経済産業省よりヒアリングを行いま
した。同省から、昨年末にまとめられた政府予算案のうち原子力関係予算の全
体方針と重点事項、政府予算案の概要、8月にまとめられた概算要求からの変
更点等について説明がありました。
 委員より、22年度予算からの増減要因、安全規制の高度化に係る国際的な取
組に関連する予算の詳細、濃縮ウラン備蓄対策事業の事業目的などについて質
問がありました。

●2月22日(火)第7回定例会議の概要は以下のとおりでした。詳しくはホー
ムページに掲載される議事録をご覧下さい。

・平成22年度茨城県国民保護共同実動訓練の結果について(内閣官房)
<主なやりとり等>
 内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付より、1月30日(日)に
茨城県三の丸庁舎等で行われた国民保護共同実動訓練の結果について説明があ
りました。
 委員より、今回の訓練結果からどのような知見を得ることができたのか、二
次的に発生する事象を想定されているのかなどの質問や、実際に核テロが発生
した際はいち早く安心できる情報を発信することが重要であるなどの意見があ
りました。

・原子力安全規制体制の課題と対策について
<主なやりとり等>
 東京大学公共政策大学院法学政治学研究科の城山教授より、原子力安全規制
体制の課題や今後の方向性などに関する東京大学原子力法制研究会の検討状況
について説明がありました。具体的には、「監査機能の確保」や「国際的調和
化」など8つの観点の提言がありました。
 委員からは、安全規制の国際的な調和を実現するために今後我が国はどのよ
うに考えていくべきか、地元住民・自治体と規制機関や事業者とのコミュニケ
ーションのとり方はどうあるべきか、などの質問がありました。

※資料等は以下のURLでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/index.htm

●次回は3月1日(火)に開催します。議題は以下のとおりです。
・超大型レーザーによる高エネルギー密度科学の展開について(大阪大学レー
 ザーエネルギー学研究センター長・教授 疇地 宏氏)
・九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号
 及び4号原子炉施設の変更)について(答申)
・東北電力株式会社東通原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更
 )について(答申)
・その他

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。定例会議は通常毎週火曜午前、霞
ヶ関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や
配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけます。


━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━━

●原子力委員会には調査審議組織として専門部会や懇談会等が設置されていま
す。これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたでも傍聴でき
ます。開催案内や配布資料はすべて原子力委員会ホームページでご覧いただけ
ます。

●2月21日(月)に新大綱策定会議(第4回)を開催しました。
<主なやりとり等>
 前半はエネルギーにおける原子力発電について(議論の中間整理)(案)に
ついて議論を行いました。委員からは、事業者や自治体任せではなく原子力利
用に関する国としての責任や覚悟を明確に示すべき、原子力が国民の生活に役
立っているということを記載すべき、安全な運転や核不拡散などは原子力発電
の特性としては大前提であることを明記すべき、等の様々な意見が述べられま
した。中間整理(案)については、第4回で行われた議論を踏まえて修正がな
されます。
 後半は核燃料サイクルについて議論を行いました。まず、日本原燃(株)の
川井社長から六ヶ所再処理工場の現状についての説明を聞くなどした後、核燃
料サイクルの取組が目指すべき基本方針などについて議論を行いました。委員
からは、核燃料サイクルは原子力政策の根幹なのでぶれることなく政策を進め
ることが重要、5年間の変化を踏まえて核燃料サイクルの意義についての再評
価をすべきではないか、高レベル放射性廃棄物処分について国が何をやらない
といけないのかを議論する必要がある、などの意見が述べられました。
 次回は放射性廃棄物の処理・処分について議論を行う予定です。

●3月8日(火)に新大綱策定会議(第5回)を開催します。
開催日時:平成23年3月8日(火) 9時00分〜12時00分
開催場所:砂防会館 淀・信濃の間
     (東京都千代田区平河町2−7−5)
議題:・核燃料サイクルについて
    −放射性廃棄物の処理・処分について
   ・その他

※新大綱策定会議に関する情報は以下のページでご覧いただけます。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_sakutei.htm

+-+-+-+-+-+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

インターフェイスの親和性

 二年ほど前に東京に赴任する際、スケジュール管理やデータ検索などのため
に、iPhoneを購入しました。出向元で使っていたMacのG3以降、自分にとって
久々のApple製品にワクワクしつつ、一方でかつてのNewtonの二の舞では?と
の噂も気になりつつ購入を決めましたが、原子力委員会でも複数の委員や事務
局員が日々駆使(酷使?)するほか、通勤電車の中でも必ず見かけるようにな
り、まさに今のスマートフォンブームの先駆けとなった機種と言えるでしょう
。
 キャリアやメーカーの販売戦略もあるでしょうが、iPhoneがここまで売れた
理由は、ユーザーとのインターフェイスの親和性にあると思います。操作はタ
ッチパネルと、どこからでも待機状態に戻れるホームボタンのみと非常にシン
プルかつ直感的です。かつて使っていた「アドエス」などは、小型PCをイメー
ジさせるものが多く、従来と全く異なった視点で作られたiPhoneの、多くの人
に優しいインターフェイスが広く受け入れられた、ということではないでしょ
うか。
 よく「村」や「島」などと揶揄される原子力業界ですが、新大綱策定に関わ
る昨年からの会議を通して、外の世界から原子力がどのように受け止められて
いるのか、直に感じ取る機会にたびたび接してきました。社会人になる前から
、それこそ島の真ん中に居座ってきましたが、今回頂いた多くのご意見を見返
しながら、原子力の社会との親和性を常に意識して行きたいと考えています。
そんなことを思いながら日々使っていたiPhone3Gですが、最新OSの利便性の代
償として処理速度がどんどん低下し・・・耐えきれず先日最新型に更新しまし
た。やっぱり販売戦略が重要なのかな、と月々の請求書を見て考え直したりも
する今日この頃です・・・。
(佐々)

●次号配信は、平成23年3月11日(金)午後の予定です。

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発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
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○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
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