原子力委員会ホーム > メールマガジン配送サービス > バックナンバー

メールマガジン
第13号 原子力委員会メールマガジン 2008年8月22日号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ bP3━━━━
    @mieru(あっとみえる) 原子力委員会メールマガジン
 2008年8月22日号
   ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┣ トピックス   松田委員からひとこと「電気のごみと電気のゴミ」
┣ 定例会議情報  「研究開発専門部会の設置について」の改正など
┣ 部会情報    政策評価部会、研究開発専門部会の開催
┣ 読者コーナー  
┣ 事務局だより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※ メールマガジンをより良いものにするため、皆様のご感想やご意見を募集
  しています!送付先等は「読者コーナー」をご覧ください。

━・・・━━ トピックス 松田委員よりひとこと ━━・・・━━・・・━
電気のごみと電気のゴミ

「ごみ」と「ゴミ」。平仮名と片仮名の違いですが、平仮名の「ごみ」と書く
方が、何となく穏やかで、やさしい雰囲気に受け取れませんか。

実を言うと、平仮名の「ごみ」は日本語表記、片仮名は外国語表記なのです。
もちろん、言葉を強調したいときには、日本語でも片仮名で書くときはありま
すが、ごみを片仮名で書くと違った意味に受け取られることがあります。

今から23年も前のことですが、私自身、最初の本を出したとき、つらい思い出
があります。本の題名は「市民が燃えた! ゴミのリサイクル−川口市の新しい
街づくり実験−」(1985年、ダイヤモンド社)。ごみ問題を市民と行政が共に智
恵を出し合い、新しいまちづくり実験として成功させた過程を、市民の側から
まとめたもので、朝日新聞の「著者と1時間」というコーナーにも取り上げられ
るなど、当時は話題の本となりました。(今は絶版です。)

その本に対し、私の尊敬する、この分野の第一人者の、大学教授からお手紙を
いただきました。「なぜあなたは、ゴミと片仮名を使ったのですか。清掃作業
に関わっている人たちは、片仮名書きにされる職業として、どんなにつらい思
いをしているか考えていただきたい。本当にごみについて理解して、活動する
のなら片仮名のゴミは使わないで欲しい。」という厳しい指摘をいただきまし
た。

私は本の中で、「ごみを嫌われ者にしたり、邪魔者にしたりすると、その度に
自分の中のやさしさや、いたわりの気持ちを捨てていくのではないか。みんな
もっとごみについて共に考えよう」と呼びかけていました。でも、その当時は、
無頓着に片仮名の「ゴミ」を使ってしまったのです。深く反省しました。

最近、新聞報道では、「核のゴミ」という表記は使われなくなっていると思いま
せんか。代わりに、原子力廃棄物、又はぐっと分かりやすく、「電気のごみ」と
書かれています。電気のごみと書かれると、ごみではないと思う人もいるよう
です。しかしごみは片仮名になっていません。使用済み燃料の中から、資源と
して活用できるものを取り出した後に残るものが電気のごみです。

生活系ごみは、お茶の間では今、「もったいない」という言葉と共に、気楽に
話せる話題です。電気のごみについても、みんなでごく普通に語り合える日が
来ますように。私はごみ仲間の輪の広がりを楽しみにしています。

○松田委員の紹介
松田美夜子(まつだ みやこ)   元富士常葉大学環境防災学部教授   2007年(平成19年)1月より原子力委員会委員(常勤)   ご紹介のページはこちら ↓        http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/iin/matsuda.htm ●次号は広瀬委員からひとことの予定です! ━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━ ●8月5日(火)第35回定例会議の概要は以下のとおりでした。 ・原子力人材育成関係者協議会報告書について <主なやりとり等> (社)日本原子力産業協会の担当者より、原子力人材育成関係者協議会報告書に ついて説明がありました。委員より、人材の需給について定量的な調査を行っ たことを評価するコメントがあったほか、他分野との協力という観点からも検 討し、原子力分野が他分野にできる貢献というところも強調するべきではない かとの指摘がありました。 <ことばの解説> 「原子力人材育成関係者協議会」は、原子力分野の人材育成に関する中長期的 課題について、産官学で検討するための常設の場として(社)日本原子力産業協 会に設けられ、第1回協議会が平成19年9月14日に開催された。メンバー は座長を含め21名で、学識経験者、電気事業者、原子力関連メーカー、国( 文科省、経産省、内閣府)、研究機関等の関係者により構成されている。 <リンク>  ・原子力人材育成関係者協議会報告書についてのプレスリリースのページ    http://www.jaif.or.jp/ja/news/2008/jinzai_press-release0807.pdf  ・原子力人材育成関係者協議会報告書のページ    http://www.jaif.or.jp/ja/seisaku/jinzai-kyogikai_report0807.pfd ・三菱原子燃料株式会社における核燃料物質の加工の事業の変更許可について (答申) ●8月19日(火)第36回定例会議の概要は以下のとおりでした。 ・「研究開発専門部会の設置について」の改正について ・研究開発専門部会の構成員について <主なやりとり等> 事務局より、「研究開発専門部会の設置について」を改正して、原子力研究開 発の推進に必要な方策等について調査審議を行うことを目的とし、研究開発の 進捗状況及びその評価や、研究開発を推進するための方策に関する事項等を検 討内容とすることについて説明があり、決定が行われました。併せて、部会を 構成する専門委員についても決定が行われました。委員より、研究開発と身近 な生活の繋がりを世の中に訴えていくことが必要との指摘がありました。 <リンク>  ・原子力委員会決定「研究開発専門部会の設置について」の改正について    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei080819-2.pdf  ・研究開発専門部会の構成員について    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei080819-1.pdf ●次回は8月26日(火)に開催します。議題は以下の予定です。  ・「原子力発電の健全な推進基盤構築」に向けた取り組み状況について   (日本原子力産業協会)  ・アジア原子力協力フォーラム(FNCA)第2回「アジアの原子力発電分   野における協力に関する検討パネル」開催について  ・伊藤原子力委員会委員の海外出張について ●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。  今号の「事務局便り」でも紹介させていただいておりますとおり、定例会議  は通常毎週火曜午前、霞ヶ関の合同庁舎4号館で開催しており、どなたでも  傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧いただけま  す。 ━・・・━━ 部会情報等 ━━・・・━━・・・━━・・・━ ●原子力委員会には、下部組織として部会や懇談会等が設けてあり、これらの 会合でも調査審議を行っています。これらの部会や懇談会等は原則として公開 しており、どなたでも傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームペー ジでご覧いただけます。 ●8月20日(木)の政策評価部会(第25回)の概要は以下のとおりでした。 <議題>  ・報告書(案)に頂いた御意見への対応について <主なやりとり等> 7月4日から8月3日にかけて行った「放射性廃棄物の処理・処分」に関する 政策の評価に関する報告書(案)に対する御意見募集で、26名の方よりお寄せ いただいた46件のご意見及びそれらのご意見への対応について、事務局より 説明がありました。御意見の対応を踏まえた報告書(案)については、部会で出 されたコメントの反映を部会長預かりとして了承されました。 <リンク> ・原子力委員会 政策評価部会のページ   http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/index.htm ●8月21日(木)の研究開発専門部会(第2回)の概要は以下のとおりでし た。 <議題>  ・研究開発専門部会での審議事項について  ・我が国の原子力研究開発を取り巻く現状について  ・研究開発専門部会の当面の進め方について <主なやりとり等> 研究開発専門部会の下部組織の検討会の改廃について審議・決定した後、原子 力研究開発を取り巻く状況を踏まえ、研究開発の意義の明示や基礎研究の重要 性の再認識が必要など、各専門委員のご意見を伺いました。 ━・・・━━ 読者コーナー ━━・・・━━・・・━━・・・━ ●皆さまからのお便りをお待ちしています!  このメールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、 melmaga-iken@aec.go.jp まで、ぜひお寄せください。  なお、お寄せいただいたご意見・ご感想などは、個人情報を除きこのメール マガジンに掲載させていただくことがあります。また質問につきましては、そ のすべてには回答できない場合がありますので、ご了承をお願いいたします。 +-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 今週の水曜日(20日)には「放射性廃棄物の処理・処分」の政策評価部会が 開催され、今回の部会では、「放射性廃棄物の処理・処分」に関する政策の評 価に関する報告書に対する御意見を募集した結果といただいた御意見に対する 対応について審議されました。原子力委員会では一般の方から直接御意見を伺 うことができる御意見募集を重視しており、毎回、何件の御意見をいただける か注目しています。今回の御意見募集では、これまでの政策評価部会の報告書 としては、最も多い26名の方から46件の御意見をいただきました。このメ ールマガジンの読者の方の中には、御意見をお寄せいただいた方がいらっしゃ るかと思います。この場をお借りして御礼申し上げます。いただいた御意見は、 報告書に反映しなかったものについてもその理由を資料にまとめていますので、 原子力委員会のホームページの政策評価部会のページをご覧ください。 政策評価部会は、まもなく「放射性廃棄物の処理・処分」の報告書を原子力委 員会定例会で報告し、次回の部会からは「エネルギー利用」に関する評価が始 まります。審議の状況はこのメールマガジンでもお知らせしますが、部会を傍 聴いただくと議事録では伝わらない審議の緊張感や発言者の微妙なニュアンス を分かっていただけると思います。ぜひ一度、傍聴いただきたいと思います。 ●次号配信は9月5日(金)午後の予定です。 ====================================================================== 発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局) ○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ   mailto: melmaga-iken@aec.go.jp ○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ  http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm ○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/ ○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。 ======================================================================

ページの先頭へ