原子力委員会ホーム > メールマガジン配送サービス > バックナンバー

メールマガジン
創刊号 原子力委員会メールマガジン 2008年2月22日号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ bP━━━━━
  原子力委員会メールマガジン  2008年2月22日号(創刊号)
  ☆★☆ めざせ! 信頼のプロフェッショナル!! ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 皆様、はじめまして。突然の配信で失礼いたします。
 原子力委員会では、私たちが手がけている政策や活動をより広く皆様に知っ
 ていただくため、メールマガジンを発行することと致しました。今後、皆様
 のご意見を頂きながら、毎回楽しまれ、永く愛されるメールマガジンを目指
 していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、こ
 のメールマガジンの愛称を募集いたしますので、詳細は下の読者コーナーを
 ご覧いただければ幸いです。

┏ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008.2.22━━━

┣ 岸田 内閣府特命担当大臣よりご挨拶

┣ トピックス   近藤委員長インタビュー
┣ 定例会議情報  特定放射性廃棄物の最終処分に関する基本方針について
┃         など
┣ 部会情報    原子力のビジョンを考える懇談会 意見募集を実施中
┣ 読者コーナー  メールマガジンの愛称を募集します
┣ 事務局だより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━・・・━ 岸田 内閣府特命担当大臣よりご挨拶 ━・・・━━・・・━

読者の皆さん、こんにちは。

原子力政策を担当している内閣府特命担当大臣の岸田文雄です。原子力委員会
メールマガジンの創刊に当たり、担当大臣としてご挨拶いたします。

原子力利用は、近年世界的に大きな問題となっている地球温暖化問題やエネル
ギーの安定供給を解決するために不可欠な手段と言えます。昨年、私達がアジ
ア諸国の代表を日本にお招きして原子力分野の協力について協議した会議(ア
ジア原子力協力フォーラム:FNCA)では、地球温暖化対策としての原子力
の必要性についてまとめた文書を、世界で初めて地域共同で発表するなど、ア
ジア地域でも原子力導入の機運が盛り上がっている様子を肌で感じたところで
す。もはや、この地球で生活する誰もが、原子力の議論に無関心でいることは
できず、私としてもより積極的に取組を進めていかなくてはならないとの決意
を新たにしています。

他方、国内で今後も原子力政策を着実に進めるに当たっては、大前提としての
安全確保や平和利用の担保、放射性廃棄物の適切な処分、研究開発の戦略的推
進など、様々な課題をしっかりと克服するべきと考えます。もちろんこの際、
国民の皆様との相互理解活動を欠かすことはできません。特に昨年は、新潟県
中越沖地震の影響で柏崎刈羽原子力発電所が停止するなどして、多くの方々か
ら原子力政策に関して様々な御意見をいただいたところですので、これらをし
っかりと受け止めて、信頼を確実に獲得することを目標にしたいと思います。

原子力委員会は、我が国の原子力政策を計画的に推進し、かつ、原子力行政が
民主的に運営されるための要であると考えています。このメールマガジンで、
原子力政策のタイムリーな情報を皆様に積極的にお届けするなど、日々の一つ
一つの取組を通じて、原子力政策がより一層開かれ、信頼されるものになって
いくことを期待しています。

今後とも御愛読のほどを、よろしくお願いいたします。


━・・・━━ トピックス 近藤委員長インタビュー ━━・・・━━・・・
記念すべき創刊号ということで、大臣挨拶に引き続き、近藤委員長のインタビ
ューをお楽しみください。

事務局:委員長は、メルマガのファンとか。

委員長:いや、メルマガというよりは、多くの組織のウエブサイトには、新着
情報があったときにメールで知らせてくれる機能があるでしょう。それを沢山
登録しているのです。でも、このところ、その内容をチェックするだけで午前
の時間が過ぎてしまうので、どうしようかと悩んでいます。

事務局:今度はそういうメールを発信する側になりましたが。

委員長:委員会の使命は、人類の福祉の向上と国民の生活水準の向上に貢献す
るために、原子力の研究開発利用を効果的かつ効率的に進める、言い換えます
と、正しい対象を正しい方法で進めるための施策を、多くの皆さんのご意見を
聞きながら、決定することです。で、そのための委員会の審議を公開し、来訪
できない人のために議事録や決定内容を委員会ウエブサイトに公開してきてい
ます。また、各委員の講演や雑誌等への寄稿も、国民の皆様に語りかけるつも
りで行っているのですから、できるだけこのサイトで公開するようにしていま
す。昨年からは、国際社会に対する発信も重要と考え、委員会決定や見解は速
やかに英訳して掲載するようにもしています。だから、私としては、できるだ
け多くの方にこのウエブサイトを訪れていただきたいので、このサイトに掲載
する情報が更新されるたびに国民の皆さんにそのことを通知できたらと考え、
そうした通知を行うメルマガを配信をすることにしたのです。ですから、一人
でも多くの国民の皆さんが携帯やパソコンでこのメルマガを受信され、委員会
のサイトを覗いてみるかと悩んでいただければと思います。

事務局:携帯ですか。しかし委員長、大変残念なのですが、今のところはパソ
コンで楽しんでいただくように情報量を少し多めにしているので、携帯で受信
するとかなり読みにくいかもしれません・・・

委員長:細かいことはともかく、大事なのは、「つながり」を意識すること。
先日、市民参加懇談会のため富山にいく汽車の中で、新しく購入した携帯電話
のいろいろな機能を試したのですが、そのとき感じたのは、人々が自分の居場
所を意識しないでお互いにつながっていることをこれほど容易に確認できるの
に、原子力については、つながりを確認したい相手のリストにないし、株とか
為替のように、その現況を見ようと思うこともないということです。実は原子
力発電所の運転状況とか環境放射線レベルの掲示されているサイトがあります
から、携帯でそのサイトをインターネット登録していると、いつでもどこでも
チェックできるので、個人の選択の問題ではあるのですが、私としては、国民
の皆さんに原子力委員会メルマガを携帯やご家庭のパソコンに登録して、委員
会とつながってほしいのです。最後のページに登場する事務局のひとことも、
国民の皆さんに委員会を支える立場からの気持ちをお伝えして、つながりを意
識していただけるように、願いますよ。

事務局:つながりですね。電気が国民の皆さんにつながって使われているよう
に、原子力もうまくつながっていければと思います。事務局としても、皆さん
と同じようにいろいろ悩みながら一生懸命働いていることをお伝えできるよう
頑張りますので、よろしくお願いします。


●次号では田中委員長代理のひとことをご紹介予定です!


━・・・━━ 定例会議情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●2月19日(火)第7回定例会議の概要は以下の通りでした。
 ・高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)等の防護の在り方に関する基本的
  考え方について(輸送中のガラス固化体等の防護の水準関係)
 ※原子力防護専門部会からの報告を踏まえ、「高レベル放射性廃棄物(ガラ
  ス固化体)等の防護の在り方に関する基本方針(平成19年8月)」に、
  輸送中のガラス固化体等の防護水準の方針を加えたものを今後の基本方針
  とする旨の原子力委員会決定を行いました。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei080219.pdf

 ・特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく特定放射性廃棄物の最
  終処分に関する基本方針について(諮問)
 ・特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく特定放射性廃棄物の最
  終処分に関する計画について(諮問)
 ※特定放射性廃棄物とは、高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)等を示す
  法律用語ですが、これらの最終処分に関する基本方針と基本計画の改訂に
  ついて、経済産業省から諮問がありました。関係者が連携・協力しながら
  も、最終的には事業の実施主体が自ら決定して進める責任を持っているこ
  とを認識するべきなどのコメントがありました。

 ・関西電力株式会社大飯発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号及び
  4号原子炉施設の変更)について(諮問)

 ・国立大学法人京都大学原子炉実験所の原子炉設備変更[研究用原子炉の変
  更]について(答申)

 ・平成20年度原子力関係予算ヒアリング(外務省、内閣府原子力政策担当
  室、内閣府原子力安全委員会事務局、総務省、農林水産省、国土交通省)
  ※原子力委員会は、毎年度国の予算が成立した時点で、当該年度の原子力
  研究、開発及び利用に関する計画を策定していますが、このための関係省
  庁予算のヒアリングを行いました。

 ・原子力委員会メールマガジンの創刊について


●2月19日(火)第8回臨時会議及び2月21日(木)第9回臨時会議は、
 「原子力の革新的技術開発のロードマップの策定について(平成20年2月
 12日 原子力委員会)※」に基づき、ロードマップの策定に関する審議を
 行いました。具体的には、調査審議方針の検討と関係機関からのヒアリング
 を行いましたが、ヒアリング内容には研究開発に係る機微情報を含む可能性
 があるため、本会合は非公開としました。
 ※ http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/yotei2008/teirei8.pdf


●次回は2月26日(火)に開催します。議題は以下の予定です。
 ・特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく特定放射性廃棄物の最
  終処分に関する基本方針について(答申)
 ・特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律に基づく特定放射性廃棄物の最
  終処分に関する計画について(答申)

●次々回(臨時会議)は2月28日(木)10:00〜12:00 中央合同
 庁舎4号館2階 共用第3特別会議室で開催します。議題は以下の予定です。
 ・原子力の革新的技術開発のロードマップについて(今回から公開で実施し
  ます。)

●定例会議を傍聴にいらっしゃいませんか。
 定例会議は毎週火曜午前、霞ヶ関の合同庁舎4号館で開催しています。
 どなたでも傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧
 いただけます。


━・・・━━ 部会情報 ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●原子力委員会には、下部組織として、部会や懇談会等を設けて調査審議を行
っています。これらの部会や懇談会等は原則として公開しており、どなたで
も傍聴できます。開催案内や配布資料はすべてホームページでご覧いただけ
ます。

●原子力委員会「地球環境保全・エネルギー安定供給のための原子力のビジョ
 ンを考える懇談会」の報告(案)に対する意見募集を実施しています。(平
 成20年2月28日(木)17時まで)率直な御意見をお寄せください。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/vision/bosyu/080208/bosyu080208.htm


━・・・━━ 読者コーナー ━━・・・━━・・・━━・・・━━・・・━
●本メールマガジンの愛称を募集します!
 毎号、そして末永くご愛読いただくべく、ピタリとはまる愛称をつけたいと
 思いますので、ぜひお知恵を拝借させてください。
 2月末日までに、melmaga-iken@aec.go.jp あて、メールにてご応募くださ
 い。(件名冒頭に【愛称募集】と記載いただけますと幸いです)

●皆さまからのお便りもお待ちしています!
 このメールマガジンや、原子力委員会の活動に関するご意見・ご感想等を、
 melmaga-iken@aec.go.jp まで、ぜひお寄せください。特に、『今回興味深
 かった記事』『今後メールマガジンで入手したい情報』等について教えてい
 ただけますと大変幸いです。なお、お寄せいただいたご意見・ご感想などは
 、個人情報を除きこのメールマガジンに掲載させていただくことがあります
 。また質問につきましては、そのすべてには回答できない場合がありますの
 で、ご了承をお願いいたします。


+-+ 事務局だより +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
 事務局の中桐です。皆様、創刊号をお楽しみいただけましたでしょうか? 
 今後も、委員会の活動状況に加えて、毎号、原子力委員と事務局員から順番
 に、ホンネのひとことなども掲載予定ですので、どうぞご期待下さい!

 さて、いったん原子力とは離れますが、私は昨年、内閣府の職員として、北
 方領土の元島民や家族の方による北方四島訪問事業に同行する機会に恵まれ
 ました。参加の皆様が60年以上前の思い出や故郷への想いを活き活きと語
 りながら島を歩く様子を拝見して、あらためて、これは単なる領土だけの問
 題ではなく、心情の問題でもあることを痛感して帰京しました。

 一転、原子力政策の仕事に立ち返っても、やはりそこには心情の問題が少な
 からず存在していると感じます。着任当初に私が想像していた科学技術政策
 のイメージとは少し違って、良くも悪くも人間くさい業務が多いというのが
 正直な感想です。原子力に関しては実に様々な主張・論説が日本中にあふれ
 ていますが、誰が善で誰が悪、といった陳腐で薄っぺらな世界なのではなく
 、どの立場にいるどの個人であっても、たいていはそれぞれが深い感情を持
 って、何かを前に進めるために行動している様が生々しく感じられる政策課
 題のひとつであり、そこに魅力を感じながら仕事をしています。

 また、心情の問題だけを解決すれば良いのではなく、今週19日の当委員会
 定例会で委員が引用していた、「公共事業は法・理・情にかなうものでなけ
 ればならない」という言葉をそのまま又借りして、「法」「理」「情」すべ
 てをバランスよく大事にしながら、日本の国を前に進めていきたいと思って
 います。結局、この問題提起は迷路のようでまじめに考えると何も結論を導
 けず、行動を起こせないのですが、小さくてもひとつのアクションとして、
 このメールマガジンを通じて、原子力委員会の心意気や思いを、少しでもお
 伝えできればうれしいです。

 最後までお読み頂き本当にありがとうございました。読者コーナーにあると
 おり、このメールマガジンの愛称と、感想・意見等を心よりお待ちしていま
 すので、どしどしお寄せ下さいませ。今後もよろしくお願い申し上げます。


======================================================================
発行者:内閣府原子力政策担当室(原子力委員会事務局)
○ご意見、ご感想、ご質問などはこちらへ 
 mailto: melmaga-iken@aec.go.jp
○配信希望、アドレス変更、配信停止などはこちらへ
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/melmaga/index.htm
○原子力委員会ホームページ  http://www.aec.go.jp/
○このメールアドレスは発信専用のため、ご返信いただけません。
======================================================================

ページの先頭へ