第52回原子力委員会臨時会議議事録(案)
1.日 時 1999年9月10日(金)10:30〜11:20
2.場 所 委員会会議室
3.出席者 藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員
(事務局等)科学技術庁
原子力局
興局長
中澤審議官
原子力調査室 森本室長、村上、池亀、國嶋、鯉渕
吉舗専門委員
- 4.議 題
- (1)藤家委員長代理の海外出張報告について
(2)平成11年度原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
(3)その他
- 5.配布資料
資料1 | 藤家原子力委員長代理の海外出張報告について
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資料2 | 平成11年度原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて(案)
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資料3 | 第51回原子力委員会定例会議議事録(案) |
- 6.審議事項
(1)藤家委員長代理の海外出張報告について
- 標記の件について、原子力調査室より資料1に基づき、藤家委員長代理が8月27日から9月5日までの間、米国で開かれた「グローバル'99」への出席、ゼネラル・エレクトリック社及びアルゴンヌ国立研究所の視察、関係者との意見交換等を行った旨説明があり、藤家委員長代理よりその報告があった。これに対し、
- 「グローバル’99」は原子力の専門家の間では評価されるイベントであるが、一般の人々に対する情報発信を重視する必要があるのではないか。
- 原子力に限らず、学術的な会議の内容を一般の人々に理解していただくことは難しい。しかし、原子力委員会としても、議論の内容を整理して伝えていく努力を今後とも行っていきたい。
- 日米協力が再び動き出そうとしていることについて、まだあまり知られていないので、原子力界内部・外部を問わず、情報発信が必要である。
- 日本がなぜ原子力を選択したかについて、資源の有効利用、環境保全、核不拡散の観点から国際的に訴えていくことが重要である。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (2)平成11年度原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
- 標記の件について、原子力調査室より資料2に基づき説明があった。これに対し、
- 招へい者との意見交換等には、原子力委員会の専門部会の委員等も広く参加できるようにしてほしい。
- 今後、原子力に対して批判的な立場の有識者を招へいすることも考えられる。原子力界が、より開かれた世界になるためにも、このような新しいやり方が必要ではないか。
- 年間を通じて、誰をどういう目的で招へいするかについて、計画的に検討していく必要がある。
(原子力局長)招へい者は、アジア地域との交流・対話を目的に毎回テーマを設定して人選しているが、今後の招へいについては、ご指摘を踏まえて工夫していきたい。
- 等の委員の意見及び質疑応答があり、審議の結果、ムッタサミー・サムガナサンIAEA(国際原子力機関)政策立案機関事務長を招へいすることを決定した。
- (3)議事録の確認
- 事務局作成の資料3第51回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。