1.出張先
アメリカ合衆国
2.日 程
1999年8月27日(金)〜9月5日(日)
開会セッションでは、炭酸ガスの放出が少なく、信頼できるエネルギーは原子力以外にはなく、使用済燃料の問題解決に向けた検討が必要とのドメニチ米上院議員の基調講演(ビデオ)があった。その後、21世紀に向けた次世代の技術開発が重要とのアプソン欧州原子力学会会長の発表に続いて、藤家原子力委員長代理より「日本の原子力開発と21世紀における国際協力」と題する講演を行い、我が国の平和利用に徹した原子力開発の姿勢を改めてアピールするとともに、原子力開発における国際協力の重要性と21世紀に向けた新たな原子力政策策定への取り組みの現状について報告を行った。なお、閉会セッションにて、次回は2001年9月にパリで開催する旨の紹介があった。
グローバル'99開催期間中、セッションの合間を縫って各国の参加者と意見交換を行った。
○サケット米アルゴンヌ国立研究所副所長(グローバル'99統括座長)
米国内でも使用済燃料の貯蔵を資源と位置付ける動きも出てきている。アルゴンヌの高速実験炉EBR-Uは閉鎖されたが、ハンフォードの高速中性子束試験装置FFTFは、1994年以降運転待機状態にある。現在、FFTFの利用策が検討されており、基礎研究や国際協力等での利用が実現されることが望まれる。
FFTFは国際的にも貴重な試験装置であり、我が国にとってもFFTFが再開され、核燃料サイクル技術の研究開発に活用されることが期待される。
○イワノフ露連邦原子力省第一次官
核兵器解体プルトニウムの早期処分には、新たな高速炉が必要。しかし、資金不足のためBN-800の建設は中断されたまま。なお、高速炉の冷却材研究等のために、鉛ループを作る計画がある。また、トリウム・サイクルについても検討を行っている。