第48回原子力委員会定例会議議事録(案)
1.日 時 1999年8月17日(火)11:15〜11:45
2.場 所 委員会会議室
3.出席者 藤家委員長代理、依田委員、木元委員
(事務局等)科学技術庁
原子力局
興局長
原子力調査室 森本室長、板倉、池亀、國嶋、鯉渕
廃棄物政策課 青山課長、青木企画官、石崎
資源エネルギー庁
原子力産業課 鈴木課長、今井
吉舗専門委員
- 4.議 題
- (1)藤家委員長代理の海外出張について
(2)高レベル放射性廃棄物処分に係る制度の概要(案)について
(3)その他
- 5.配布資料
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資料1 | 藤家原子力委員長代理の海外出張について
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資料2 | 高レベル放射性廃棄物処分に係る制度の概要(案)
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資料3 | 第47回原子力委員会臨時会議議事録(案) |
- 6.審議事項
(1)藤家委員長代理の海外出張について
- 標記の件について、原子力調査室より資料1に基づき説明があった。これに対し、
- 「グローバル’99」の主催はどこか。
(原子力調査室)本年の主催は米国原子力学会である。93年から各国で隔年開催されている国際会議であり、今回が4回目の開催となる。
- ゼネラル・エレクトリック社(GE)訪問では、その将来展望について情報を収集してきて欲しい。
- GEでは、従来から研究してきた小型モジュラー標準型炉(PRISM)から発展したスーパーPRISMの研究動向、アルゴンヌ国立研究所(ANL)では実際に稼働している乾式再処理について、意見交換や視察をしてきたい。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (2)高レベル放射性廃棄物処分に係る制度の概要(案)について
- 標記の件について、資源エネルギー庁より資料2に基づき説明があった。これに対し、
- 原子力委員会では、高レベル放射性廃棄物処分懇談会の報告を取りまとめ、平成10年6月には原子力委員会決定を行い、努力を重ねてきた。本件は委員会としても重要な問題であると認識している。今後まだ解決すべき課題がたくさん残っているものの、処分懇談会の立ち上げからの経緯を考えると、よくぞここまで来たという感がある。
(資源エネルギー庁)本制度は処分懇談会、委員会決定に基づいて作っているが、処分懇談会の基本方針をそのまま条文化すると法律上馴染まない事項もあるので、内閣法制局との調整で若干文言を変更しなければならない部分がある。基本方針の趣旨は一切変更しないが、言葉の問題については、ご容赦頂きたい。
- 原子力委員会が出すメッセージは一般社会に分かりやすいものであることを重視しており、法律の条文に適さない部分が出るのはやむを得ない。
- これから処分事業を実施に移していく時に、実施主体だけでは対処しきれない場合がある。国や原子力委員会もしっかり対応していかなければならない。
(資源エネルギー庁)これは第一歩であり、これからが難しいという認識である。まずは制度をつくり、着実に前進していきたい。
- 委員会としてもこの問題の大きさは十分認識している。処分事業の開始に向けての努力を、今後とも各機関と協力しながら進めていきたい。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (3)議事録の確認
- 事務局作成の資料3第47回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。