第42回原子力委員会定例会議議事録(案)
1.日 時 1999年7月13日(火)10:30〜12:00
2.場 所 委員会会議室
3.出席者 藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員
(事務局等)科学技術庁
原子力局
興局長
中澤審議官
政策課 天野課長、田口、大島、嶋崎
原子力調査室 森本室長、村上、池亀
研究技術課 川原田課長、眞岩
警察庁
科学警察研究所物理研究室 斉藤室長
科学警察研究所総務課 木村専門官
厚生省
官房厚生科学課 磯貝衛生専門官、松本
国立病院部政策医療課 桐生
生活衛生局食品保健課 柴辻衛生専門官
環境庁
国立環境研究所 広木研究企画官
企画調整局環境研究技術課 伊藤
自治省
消防庁消防研究所 長谷川第二研究部長
労働省
産業医学総合研究所有害性評価研究部 小泉主任研究官
労働基準局安全衛生部計画課 中村
農林水産省
農林水産技術会議事務局連絡調整課 拓植課長、吉岡、島川
運輸省
気象庁総務部企画課 滝下
船舶技術研究所 吉田
通商産業省
工業技術院研究業務課 薦田課長、大久保
電子技術総合研究所 梶村所長、小林量子放射部長、小原
吉舗専門委員
- 4.議題
- (1)平成12年度原子力関係予算ヒアリングについて(国立機関原子力試験研究費)
(2)その他
- 5.配布資料
資料1 | 平成12年度国立機関原子力試験研究費(一括計上)原子力委員会ヒアリング資料
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資料2 | 第41回原子力委員会臨時会議議事録(案) |
- 6.審議事項
(1)平成12年度原子力関係予算ヒアリングについて(国立機関原子力試験研究費)
- 標記の件について、研究技術課より資料1に基づき概要説明があった後、引き続き資料に基づき科学技術庁及び厚生省より説明があった。これに対し、
- この予算の中で、食品、医療に関する研究は行われているが、薬品に関する研究は行われているのか。
(厚生省)生薬の微生物汚染に対するガンマ線、電子線の効果等に関し、研究を行っている。
- 国民生活に身近な分野における放射線利用の新しい分野の開拓が重要である。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき環境庁より説明があり、これに対し、
- 放射線による環境問題の現象解明と対策に関する研究以外に、放射線による有害物質の分解のような環境改善について研究していないのか。
(環境庁)基礎的研究が中心であり、現在のところ取り組んでいない。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき運輸省より説明があり、これに対し、
- 舶用炉としての研究の方向性をどう考えるか。小型炉の研究の一環として、船舶に限らない応用を目指すべきではないか。
(運輸省)小型炉の研究成果は、舶用炉にも応用できると思う。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき労働省より説明があり、これに対し、
- 労働者の放射線被曝に関する研究は行っていないのか。
(労働省)行っていない。
- 環境庁の研究との関係はどうなっているのか。
(労働省)環境庁は一般生活環境を対象とし、労働省は作業環境における労働者に対する有害物質の影響について研究を行っている。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき自治省より説明があり、これに対し、
- 研究の成果はどのように活用されるのか。
(自治省)専門誌で発表したり、核燃料サイクル開発機構との共同研究によりフィードバックしている。
- 消防法の基準と原子炉等規制法の基準の関係はどうなっているのか。
(自治省)原子力安全委員会の原子力発電所等周辺防災対策専門部会を通じて、調整が図られている。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき警察庁より説明があり、これに対し、
- 透過画像の研究成果は、どのように活用するのか。
(警察庁)麻薬等の実際の捜査に使いたいが、各都道府県警察に配備するシステムの実用化までは考えてない。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき農林水産省より説明があり、これに対し、
- アジア諸国と研究協力は行っているのか。
(農林水産省)アジア諸国では、食品照射、昆虫の発生制御等の分野で放射線が利用されているが、まだ国際共同事業を行うには至ってない。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。引き続き、資料に基づき通商産業省及び電子技術総合研究所より説明があり、これに対し、
- 電子技術総合研究所と他の研究所との研究課題の調整はどうしているのか。
(電子技術総合研究所)省庁再編に向けて、最も効率的に研究を進められるような組織を構築すべく、調整している。
- 原子力長期計画の策定に向け、21世紀の原子力政策のあり方について議論を開始したところ。各省庁の分野は、長期計画策定会議の分科会のいずれかに関連すると思われるので、関心を持って、積極的に意見を出して欲しい。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (2)議事録の確認
- 事務局作成の資料2第41回原子力委員会臨時会議議事録(案)については、次回審議することとなった。
なお、事務局より、次回は平成11年7月16日(金)に臨時会議を10:30より開催したい旨発言があった。