第26回原子力委員会臨時会議議事録(案)
1.日時 1999年4月23日(金)10:30〜11:15
2.場所 委員会会議室
3.出席者 藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員
(事務局等)科学技術庁
原子力局
今村審議官
政策課 坂田課長
原子力調査室 森本室長、板倉、村上、池亀、國嶋
動力炉開発課 森口課長、山口、山本
国際協力・保障措置課 竹内
核燃料サイクル開発機構
東京事務所 千崎
外務省
科学原子力課 平松
日本原子力産業会議
総務部 鈴木部長、産業技術協力室 金澤
吉舗専門委員
- 4.議題
- (1)原子力研究開発利用長期計画の予備的検討に関する調査報告について
(2)第3回高速増殖炉に関する日仏専門家会合の結果について
(3)遠藤委員の海外出張について
(4)その他
- 5.配布資料
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資料1-1 | 原子力研究開発利用長期計画の予備的検討に関する調査について(概要)
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資料1-2 | 平成10年度原子力研究開発利用長期計画の予備的検討に関する調査報告書
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資料1-3 | 平成10年度原子力研究開発利用長期計画の予備的検討に関する調査報告書(資料編)
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資料2 | 第3回高速増殖炉に関する日仏専門家会合の結果について
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資料3 | 藤家原子力委員の海外出張について
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資料4 | 第25回原子力委員会定例会議議事録(案) |
- 6.審議事項
(1)原子力研究開発利用長期計画の予備的検討に関する調査報告について
- 標記の件について、原子力調査室より資料1-1、資料1-2及び資料1-3に基づき説明があった。
これに対し、
- 5ヶ月という短い期間で精力的にとりまとめが行われたことに感謝している。よく読んだ後、連休明けに原子力委員会としての考え方を議論したい。
- 本報告書は、今後の原子力長期計画の審議において参考となる貴重な資料と考える。ただ、本報告書の中には一般の方に読んでもらうには、記述が長過ぎる部分もある。
- この報告書の総論部分と各論部分は分けて考える必要がある。総論部分はかなり原子力の理念について分かり易く記述しているが、各論部分は専門的な立場から論点を抽出したという段階である。本報告書を原子力長期計画の議論の出発点として活用していきたい。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (2)第3回高速増殖炉に関する日仏専門家会合の結果について
- 標記の件について、動力炉開発課より資料2に基づき説明があった。これに対し、
- フランスでは、政権が変わっても、原子力政策は変わらないのか。
(動力炉開発課)スーパーフェニックスは、運転経費が多く掛かるので、政権が変わっても閉鎖する方針は変わらないと思う。
- スーパーフェニックスのサイト周辺における状況はどうなっているのか。
(動力炉開発課)雇用確保の観点から閉鎖反対の意見があったが、最終的には閉鎖されることとなった。
- 本資料では、高速増殖炉と高速炉と言う言葉をどのように使い分けているのか。
(動力炉開発課)日本側は高速増殖炉と言い、仏側が高速中性子炉と言っているため、それぞれ区別して使っている。
- 等の委員の意見及び質疑応答があった。
- (3)遠藤委員の海外出張について
- 標記の件について、事務局より資料3に基づき遠藤委員が、平成11年4月25日から5月2日までの間、3月に引き続き南太平洋フォーラム諸国の関係者との懇談のため、海外出張する旨、説明があった。
- (4)議事録の確認
- 事務局作成の資料4第25回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。
なお、事務局より、次回は平成11年5月7日(金)に臨時会議を10:30より開催する方向で調整したい旨発言があった。