第30回原子力委員会臨時会議議事録(案)
1.日 時 1998年6月5日(金)10:30〜11:00
2.場 所 委員会会議室
3.出席者 藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員
(事務局等)伊藤原子力調査室長
吉舗専門委員
森口動力炉開発課長
動力炉開発課 犬塚
原子力調査室 杉本、池亀
- 4.議 題
(1)第8回動燃改革検討委員会の結果について
(2)その他
- 5.配布資料
- 資料1 第8回動燃改革検討委員会の結果概要について
資料2 第29回原子力委員会定例会議議事録(案)
- 6.審議事項
- (1)第8回動燃改革検討委員会の結果について
- 標記の件について、事務局より資料1に基づき、6月4日に開催された動燃改革検討委員会の結果について、報告があった。
これに対し
- 核燃料サイクルではプルトニウムを使用するが、平和利用目的に限り使われていることを内外に示すためには、情報公開すべきものと機微技術とするものの境界をきちんとする必要がある。動燃に設置されている情報公開委員会は、その点を十分担保できるものにすべき
(事務局より)情報公開委員会は公開で行っており、また、情報を不開示とする場合は理由を公開することとしている。委員会のメンバーなどについては、分野的な広がりを持たせる観点から今後も検討していくこととなる
- 国民の関心が高いのは、機微技術の情報よりもむしろ安全確保の関連情報であると思われるので、その点を踏まえてよく検討してほしい
- 安全情報と安全保障情報の仕切については以前からの大きな課題。難しいだろうがガイドラインの策定なども考えていくべき
(事務局より)動燃についても情報公開指針を定めるなどの取り組みにより、例えば「もんじゅ」の設工認に資料については従来30%非公開となっていたのが1%以下になるなど、情報公開は進みつつあると認識
- 本件は動燃改革検討委員会と新法人作業部会が第三者的に評価した結果である。今後大変だろうが、外の人から変わったと言ってもらえるよう新法人において実際に具体化し実践してもらいたい。原子力委員会としてもその進捗に注目しつつフォローしていく
- 新法人の経営に関して、技術移転や国際協力に関して中長期事業計画に盛り込まれることとなるだろうが、硬直化して柔軟性がなくなってしまうことがないように留意していくべき
等の質疑応答及び委員の意見があった。
- (2)議事録の確認
- 事務局作成の資料2第29回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。なお、事務局より、第28回原子力委員会臨時会議議事録については前回の委員会以降各委員に確認の上で了承された旨発言があった。