高速増殖炉懇談会報告書案に関する

 

ご意見と回答

 

 

 

(抜粋)

 

(原子力委員会等に報告すべき事項及びご検討頂きたい事項)

 

 

 

平成9年12月2日

 

原子力委員会

高速増殖炉懇談会


17頁11行目

13(127)

・実証炉及び実用炉の時期的目標及び具体的な開発計画を記載頂きたい。「もんじゅ」での種々の研究と並行して、現在進められている実証炉の設計研究も重要である。(E0010, E0015-1, E0018, E0019-1, E0034-1, E0046, E0066, E0067-2, E0070, E0080-3, E0080-14, E0083-3, E0087-2, E0089, E0095, E0096, E0118, E0124, E0125-1, E0132-7, E0134, E0140-2, E0141, E0142, E0159-9〜10, F0015, F0038, F0039, F0041-1, F0044, F0048-2, F0052, F0053-2, F0075, F0077, F0122-2, F0133, F0170, F0177-2, F0178-1, M0016-9, M0042, M0053-7, M0053-11, M0055-2, M0057, M0058, M0065-2, M0067, M0073, M0090-2, M0094)

 高速増殖炉の開発の時期的目標・計画については、本懇談会の報告も踏まえ、今後原子力委員会等の場で検討されるのが適当と考えます。
 また、実証炉の設計研究については、ご指摘のとおりであることから、「「もんじゅ」で得られる種々の研究開発の成果」以降に「及び電気事業者が中心となって進めている設計研究の成果」を挿入します。また、7頁19行目の記述を、「設計研究が進められ」から「設計研究及び関連技術開発が進められ」に変更します。





13頁16行目

62(71)

・次世代層へのエネルギー問題等の教育も必要(E0012-4〜5, E0104-2, E0138-2, M0045, M0084, M0090-3, F0079, F0089, F0104-1, F0113, F0121)

 ご指摘の教育、「啓発活動」、「広報活動」については、国民合意のための今後の活動に際して参考となると考えられますので原子力委員会に報告します。





14頁6行目

66(85)

・現在はどのような研究開発計画であるのか明確にする必要がある。(E0132-5, M0029-13, F0092-3)

 ご指摘にある「研究開発計画」については、具体的な計画の是非について議論するのではなく、これまでに批判の出ていた計画の硬直性に対する議論の中で、計画の持つ意義とその役割について再確認を行い、改めて明らかにしたものです。
 今後の研究開発の具体的な計画については、原子力委員会専門部会などで議論していくことになります。





14頁22行目

75(84)

・問題は実効性のある厳正な外部評価の制度化。実用化のための評価基準についても明確にすべき。(M0012-6, M0129)


 ご意見は、外部評価制度の具体化の検討に際して参考となるものと考えますので、原子力委員会に報告します。





17頁2行目

93(118)

・FBRは、システムとしての成立性は検証されている。日本では、安全性と経済性を改善するための要素技術開発にも力を入れるべき。(E0023-1,E0088,E0091, E0166-2)


 ご指摘のとおりと認識しております。今後の原子力委員会における政策等を具体的に検討する際に参考となるものと考えられますので、原子力委員会に報告します。





17頁10行目

99(83,130)

・実証炉プラント設計研究と要素技術開発により経済性、信頼性に関する実用化の可能性の検討が必要。(M0012-8, M0012-11)
・実用化に当たっては、建設、運転管理、保守など総合的なコストダウンが必要。(M0066)

 ご指摘の研究の進め方は、今後の具体的な研究開発計画検討の参考となるものと考えられますので、原子力委員会に報告します。





1頁20行目

125(6)

・科学技術庁は政策検討を懇談会などに大きく依存しているが、原子力技術の研究開発責任官庁として、当事者責任の自信を持って遂行すべき。(M0016-2)


 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 なお、具体的政策については、懇談会報告書を受けて、別途原子力委員会などで検討されるものと認識しています。





11頁7行目

128(82)

・ナトリウム冷却型といった現行の炉仕様にこだわることなく、様々な型式の炉の研究もすべき。(E0009, E0063-1, E0121, F0042, M0004, M0078, F0103-3〜4, F0105, F0128)


 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 別途、専門部会などで検討されるものと認識しています。





11頁18行目

129(52)

・経済性に関して、その評価指針など、さらに具体的な記述が望ましい。(E0027-3)

 ご指摘の点については、今後の原子力委員会における政策等を具体的に検討する際に参考となるものと考えられますので、原子力委員会に報告します。





12頁21行目

131(67,68)

・高速増殖炉の研究を担う機関の責任体制を明確に。現状では安全の確保はおぼつかない。(M0105-9)

・動燃の体質以外にどのような課題があるのか分からない。安全確保は、一番重要な過大と考えるが、研究開発施設特有の課題が何かを明確に。(M0029-10)

 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 本件に関しては、原子力委員会及び原子力安全委員会などで検討される事項と認識しています。





14頁7行目

132(83)

・経済性がないと成立しない。そのような技術は、民間でないとできない。実際の技術開発は民間にまかせるのが良い。(E0063-2)

 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 別途、専門部会などで検討されるものと認識しています。





15頁1行目

133(93)

・解体核の燃焼についても触れるべきと思われる。(E0043-1, E0165-2)

 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 別途、専門部会などで検討されるものと認識しています。





16頁3行目

135(110)

・高速増殖炉開発にこれまでかけた経費は膨大であった。さらにこれから幾ら投じる必要があるのか明示すべき。(M0005-6, M0008-5)


 ご指摘の点については、本懇談会の検討対象外です。

 別途、専門部会などで検討されるものと認識しています。





17頁7行目

137(121)

・研究の位置づけや国と民間の協力関係も明確化し、整合性のとれた今後の長期計画の策定が必要。(E0132-6, F0013-2, F0036, M0011, M0082)

 具体的な研究開発計画については、本懇談会報告書を踏まえて原子力委員会で作成されるものと認識しています。