第25回原子力委員会臨時会議議事録(案)




1.日 時    1997年4月11日(金)10:30〜



2.場 所    委員会会議室



3.出席者    伊原委員長代理、田畑委員、藤家委員

   (事務局等)林政策課長

         村田原子力調査室長

         池本専門委員

         國谷研究技術課長

         研究技術課  佐藤、太田、石川

         原子力調査室  松尾、杉本、新井



4.議 題

(1)
動燃の抜本的な改革について

(2)
放射線利用推進専門部会(第5回)の審議結果の概要について

(3)
基盤技術推進専門部会(第22回)の審議結果の概要について

(4)その他



5.配布資料

資料1
第24回原子力委員会定例会議議事録(案)

資料2
動燃改革検討委員会の開催について等

資料3
第5回放射線利用推進専門部会の結果について

資料4
第22回基盤技術推進専門部会の結果について



6.審議事項

(1)
議事録の確認
事務局作成の資料1第24回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

(2)
動燃の抜本的な改革について
標記の件について、事務局より資料2に基づき、動力炉・核燃料開発事業団の体質及び組織・体制について、抜本的な改革を図るため、動燃改革検討委員会を科学技術庁長官直轄として設置したこと、また、同委員会を補佐する等の目的のため科学技術庁に動燃改革本部を設置したこと等について報告があった。

これに対し、委員より、

  ・
動燃がこれまで果たしてきた役割そのものは今後とも重要であり、信頼を回復していくために第三者的なチェックは非常に重要

  ・
動燃における原子力政策を遂行するための技術及び組織体制について十分議論することが必要になっている

  ・
幅広い分野からのメンバーを集めている動燃改革検討委員会には、原子力の研究開発についてしっかりと、かつ分かりやすく説明することが必要

  ・
動燃の活動には、運転管理や商業的運営から研究開発活動まで幅広い活動が含まれており、今後の活動をどのように捉えていくかは、十分議論すべき問題

  ・
本件については、まず監督官庁である科学技術庁でしっかりと検討されることが必要。原子力委員会としては適宜その状況の報告を受け、必要に応じて対応していく

  ・
昨日の原産年次大会において、動燃の民営化に関し、「あらゆることを検討する時であろう。ただし、長期にわたる研究開発費を民間負担とすることには問題がある」旨の意見を述べる機会があったが、その趣旨は、検討内容に制約を加えず、自由な検討が行われるべきということであり、予断を持ったものではない

等の意見があった。


(3)
 放射線利用推進専門部会(第5回)の審議結果の概要について及び基盤技術推進専門部会(第22回)の審議結果の概要について
 標記の件について、事務局より資料3及び資料4に基づき、それぞれの部会の議事概要について報告があった。

 これに対し、委員より、

  ・
基盤技術推進専門部会においては、技術開発の多様性と極限技術について十分に議論してもらいたい 等の意見があった。