遠藤原子力委員長代理の海外出張報告について

平成14年10月1日
内閣府原子力担当

1. 目 的
仏国ディナールで開催される第9回日仏原子力専門家会合において、日本の原子力政策に関する講演を行うとともに、仏国原子力関係要人との意見交換、並びに在仏国及び在ウィーンの原子力国際機関の要人との原子力政策に関する意見交換を行う。

2. 出張者及び日程
 (1)出張者:遠藤 原子力委員長代理
 (2)日 程:9月18日(水)〜28日(土)
9/18(水) 日本発 → ウィーン着
  19(木)〜21日(土) 原子力関係要人との会談
  22(日) ウィーン発 → ディナール着
  23(月)、24(火) 第9回日仏原子力専門家会合出席
  25(水) ディナール発 → パリ着
  26(木)、27(金) 原子力関係要人等との会談、パリ発 →
  28(土) 日本着

3.結果概要
 (1) ウィーンでの原子力関係要人との会談
次の国際機関、各国の原子力関係要人と原子力政策に関する意見交換を行った。

IAEA
エルバラダイ事務局長
小溝 事務局長特別補佐官
デ・クラ−ク 渉外・政策調整室長
谷口 次長
ウォ−ラ−次長
ゴ−ルドシュミット次長

CTBTO準備委員会
ホフマン事務局長

IAEA総会各国代表団など
ハッタ・ラジャサ総会議長(インドネシア研究技術担当国務大臣)
アメリカ代表、ロシア代表、中国代表、ベトナム代表、
マレイシア代表、インドネシア代表、オ−ストラリア代表

 (2) 第9回日仏原子力専門家会合
日本からは、遠藤 原子力委員長代理、森 日本原子力産業会議副会長、松田 原子力発電技術機構顧問、早田 日本原子力研究所理事などが出席、フランスからは、コロンバニ原子力庁長官、ブシャール原子力庁原子力開発局長、ベルナール原子力庁原子力技術・開発本部長などが出席した。
遠藤 原子力委員長代理から、我が国を含む原子力政策の国際状況に関しての講演があり、原子力の経済性全般、経済性とコスト最適化のための製造と運転の戦略及び長期的財政課題などについて議論を行った。また、原子力に関する最近の話題や中長期的展望についても意見を交換した。

 (3) パリでの原子力関係要人等との会談
OECD/NEAエチャバリ事務局長や下村次長と原子力の国際協力などに関して会談を行った。また、在パリの邦人記者や法人と、我が国の原子力を巡る最近の動向などに関して懇談を行った。

以上