平成14年8月
- 1. 申請の概要
(1) 申請者
- 東北電力株式会社
取締役社長 幕田 圭一
- (2) 発電所名及び所在地
- 名称 :女川原子力発電所
所在地:宮城県牡鹿郡女川町及び牡鹿町
- (3) 原子炉の型式及び熱出力
- 1号炉
型式 :濃縮ウラン、軽水減速、軽水冷却型(沸騰水型)
熱出力:約1,590MW(電気出力 約524MW)
- (4) 申請年月日
- 平成14年6月21日(平成14年8月1日 一部補正)
- (5) 変更項目
- 1号炉の蒸気凝縮機能を削除する。
- (6)工期
- 変更に伴う工事の計画を第1図に示す。
- (7)変更の工事に要する資金の額
- 変更に伴う工事に要する資金は、約2億円である。この工事に要する資金は、自己資金等により調達する。
- 2.変更の概要
- 1号炉の蒸気凝縮機能は、原子炉隔離時に炉心の崩壊熱等を除去する機能を有しており、その凝縮水は原子炉隔離時冷却系の水源としても利用可能である。しかし、原子炉隔離時の炉心の崩壊熱等の除去については、通常の運転方法として、主蒸気を逃がし安全弁によってサプレッション・チェンバのプール水中へ放出すると共に、原子炉隔離時冷却系の補給水により原子炉の水位維持を行なうことが可能であり蒸気凝縮機能を用いる必要はないため、蒸気凝縮機能を削除することとした。
これに伴い、「ホ 原子炉冷却系統施設の構造及び設備」の記載の一部を最近の記載形式に合わせ、原子炉隔離時冷却系の目的を明確化すると共に、原子炉停止時冷却設備を残留熱除去系の機能として整理し、残留熱除去系の機能に関する記載を明確化する。
(第2図参照)