平成14年7月30日
- 1.日時:平成14年7月24日(水)13:30〜16:30
2.場所:主婦会館プラザエフ 9階「スズラン」
3.出席者:
(会場) 約110名(募集定員80名)
(当方) 木元原子力委員、森嶌原子力委員
遠藤原子力委員長代理、竹内原子力委員、
市民参加懇談会コアメンバー他
(主な参加者)
日本経済団体連合会 資源・エネルギー対策委員会 委員長 秋元 勇巳 氏 全国農業協同組合中央会 常務理事 今尾 和実 氏 日本経済新聞社 論説委員 鳥井 弘之 氏 日本生活協同組合連合会 常務理事 藤岡 武義 氏 日本青年会議所 常任理事 水野 直人 氏 日本労働組合総連合会 副事務局長 村上 忠行 氏 主婦連合会 事務局長 吉岡 初子 氏 ※全国漁業協同組合連合会 常務理事 宮原 邦之 氏 (※欠席、メッセージ紹介)
(プレス)12社
- 4.概要:
- 各界のエネルギーについての意識、原子力に関する意見、原子力委員会や市民参加懇談会についての期待など、多様な意見が出された。
(発言の例)
テーマ1:日本のエネルギーの需要と供給はどうあったらいいか。
- エネルギー需要は省エネに努めるが、供給については国民が選択できるような情報提供をお願いしたい。
- 省エネに取組み、もっと新エネルギーや自然エネルギーなどに力を入れ、多様化をはかるべきである。
テーマ2:原子力発電は必要か、あるいは不要か。
- 原子力を必要としている現状は否定しないが、多くの人は、原子力の新増設には否定的である。
- 原子力は安全確保が第一義である。安全に100点はなく、原子力発電は常に努力していく必要がある。
- 絶対安全はないが、どれだけそれに近づけられるかだと思う。
- 原子力は大事故につながるということが不安。
- 原子力に関する風評被害については何らかの手だてを考える必要があるのではないか。報道のあり方に一考を要する。
- 原子力について国民からの信頼を得るには情報開示、透明性の確保が第一。まだまだ説明が不十分。
テーマ3:原子力政策決定過程と市民とのかかわり
- 原子力委員会は自主、民主、公開の下で司令塔・平和の番人として期待している。
- 国民に理解してもらうのではなく、国民の理解の上に原子力が存在するというように努めてほしい。
- 核燃料の再処理は核兵器のためという海外からの見方もあり、原子力委員会は番人としての自覚を持つべきである。
- 総合科学技術会議に比べると原子力委員会の活動状況が見えない。
- 市民との対話の場は重要。市民参加懇談会はさまざまな形で、回数を重ねて行くよう期待する。
- 5.今後の予定:
- 今回の結果について、市民参加懇談会コアメンバー会議に報告し、他地域での開催も視野に入れた懇談会の進め方を議論する。
「市民参加懇談会」コアメンバー会議構成員
氏 名 ○ 木元 教子 (きもと のりこ) 主任原子力委員 ○ 森嶌 昭夫 (もりしま あきお) 主任補佐原子力委員 碧海 酉癸 (あおみ ゆき) 消費生活アドバイザー ○ 井上 チイ子(いのうえ ちいこ) 生活情報評論家(NPO法人 くらし、環境、エネルギーネット理事長) ○ 小川 順子 (おがわ じゅんこ) WIN−Japan会長 ○ 小沢 遼子 (おざわ りょうこ) 社会評論家 ○ 加藤 秀樹 (かとう ひでき) 構想日本代表 吉川 肇子 (きっかわ としこ) 應義塾大学商学部助教授 高木 美也子(たかぎ みやこ) 日本大学総合科学研究所教授 露木 茂 (つゆき しげる) 東京国際大学国際関係学部教授、テレビキャスター ○ 中村 浩美 (なかむら ひろみ) 科学ジャーナリスト 松田 美夜子(まつだ みやこ) 生活環境評論家(廃棄物とリサイクル) 宮崎 緑 (みやざき みどり) 千葉商科大学政策情報学部助教授 屋山 太郎 (ややま たろう) 政治評論家 ○ 吉岡 斉 (よしおか ひとし) 九州大学大学院比較社会文化研究院教授
○「市民参加懇談会in東京」参加者