高速増殖原型炉もんじゅの原子炉
設置変更許可申請の概要
1. | 空気雰囲気下でのナトリウム漏えいに伴う火災に対する影響緩和機能の充実、強化を図るため、原子炉冷却系統施設のうち、2次ナトリウム補助設備の機能として、2次冷却材漏えい時に当該系統のナトリウムを緊急にドレンできる設計とすることを追加する。 |
2. | 計測制御系統施設のうち、蒸気発生器計装としてのカバ-ガス圧力計の記載の明確化を行う。 |
1. | 2次ナトリウム補助設備の改造(本文、添付書類) 2次冷却材ナトリウムの漏えい時に、漏えいを早期に終息させるため、漏えい系統のナトリウムを緊急にドレンできるように2次ナトリウム補助設備を改造することとしている(ナトリウムドレン配管の追加、大口径化等の改造:図Ⅰ)。 |
2. | 煙感知型及び熱感知型ナトリウム漏えい検出器の設置(添付書類) ナトリウム漏えいの検出機能を強化するため、煙感知型及び熱感知型ナトリウム漏えい検出器を設置することとしている(図Ⅱ)。 |
3. | 換気空調設備等の改造(添付書類) 2次冷却材ナトリウムの漏えい時に、煙感知型等のナトリウム漏えい検出器の信号により換気装置を自動停止させるインタロックを設置することとしている。 また、漏えいナトリウムの燃焼による圧力上昇を抑制できるように、圧力開放ダンパを設置することとしている(図Ⅲ)。 |
1. | プロセス計装の一部変更(本文、添付書類) 蒸気発生器伝熱管破損時に水漏えいを確実に検出できるように、蒸発器にカバーガス圧力計を追加設置し、多重性をもった設備とすることとしている(図Ⅴ)。 |
2. | 蒸発器放出弁の追加設置(添付書類) 蒸気発生器伝熱管破損時に、伝熱管内部保有水・蒸気のブローダウンが早期に完了できるように、蒸発器出入口の放出弁を追加設置することとしている(図Ⅴ)。 |