MOX燃料工場に関する説明会の開催結果について

平成14年2月19日
経済産業省資源エネルギー庁

1.説明会の目的
 平成13年8月、日本原燃㈱がウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場の青森県六ヶ所村同社敷地内への立地について、青森県及び六ヶ所村に対して立地協力要請を行い、現在、県及び村において立地受入れについて検討が行われている。MOX燃料工場の核燃料サイクルを確立する上での重要性に鑑み、国として立地地域の住民の方々にMOX燃料工場についての理解を深めていただくことを目的に、MOX燃料工場の概要、必要性について説明するとともに住民の方々の質問に答える説明会を開催した。

2.説明会の概要
(1)日時   平成14年2月17日(日)14:00~17:00
(2)場所   青森県六ヶ所村文化交流プラザ「スワニー」
(3)主催   経済産業省資源エネルギー庁
(4)参加者  436名
(内訳)1)一般(*) 381名
2)オブザーバ 55名
 (青森県:商工観光労働部長他10名、六ヶ所村:村長他43名)
 *説明会の参加対象は青森県在住の方々
(5)プログラム
第1部(14:00~15:30)
開会挨拶(14:10~14:15)
 経済産業省東北経済産業局:小林局長
1)核燃料サイクルとMOX燃料工場について(14:15~14:45)
 経済産業省資源エネルギー庁:迎電力・ガス事業部長
2)MOX燃料工場の概要(14:45~15:15)
 日本原燃株式会社:佐々木社長、鈴木専務取締役
3)プルサーマル計画について(15:15~15:30)
 電気事業連合会:濱田専務理事

第2部(16:00~17:00)
質疑応答
コーディネータ:中村浩美(科学ジャーナリスト)
回答経済産業省資源エネルギー庁
日本原燃株式会社
電気事業連合会

3.質疑応答での主な論点
○日本の省エネルギー、新エネルギーへの取組について
○核燃料サイクルにより発生する廃棄物量について
○核燃料サイクルの経済性について
○プルサーマルやMOX燃料工場の安全性について
○MOX燃料加工に係る技術力の確保について
○地域振興について

4.その他
第2部質疑応答において、時間の都合上回答することができなかった質問に対しては、後日、回答をホームページ(URL:www.moxseminar.com)にて掲載する予定。