第2回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)大臣級会合の開催について
平成13年10月30日
原子力委員会
- 1. 開催趣旨
- 我が国と地理的・経済的に密接な関係にある近隣アジア地域は、原子力研究開発利用において、放射線農業・医学利用及び放射性廃棄物管理等の共通課題を有しており、これらに取り組むに当たって、近隣アジア諸国が相互に協力しあうことが重要である。
かかる認識のもと、原子力委員会では、近隣アジアにおける地域協力の具体化に向けた意見交換・情報交換を行い、地域協力に関する関係各国のコンセンサスを得ることを目的として、昨年、タイにおいて第1回会合を開催した。
第2回会合では、「持続可能な発展と原子力」及び「放射線利用分野における協力のあり方」などについて、大臣級参加者による意見交換を行う。
- 2.主催
- 原子力委員会
- 3. 開催時期
- 平成13年11月29日(木)
- 4.開催場所
- 東京都港区、高輪プリンスホテル
- 5.参加国
- オーストラリア、中国、インドネシア、日本、韓国、
マレーシア、フィリピン、タイ、ヴェトナム
- 6.プログラム(案)
2001年11月29日(木):大臣級会合(MM:Ministerial level Meeting)
9:30 - 9:40 冒頭挨拶
<写真撮影>【午前セッション】 9:40 -10:50 カントリーレポートの発表Ⅰ(70分)
(各国発表約10分×5カ国)10:50-11:00 <休憩> 11:00-12:00 カントリーレポートの発表Ⅱ(60分)
(各国発表約10分×4カ国)12:00-13:30 <昼食> 【午後セッション】 13:30-15:00 ラウンドテーブルディスカッションⅠ(90分)
「持続可能な発展と原子力」15:00-15:15 <休憩> 15:15-16:45 ラウンドテーブルディスカッションⅡ(90分)
「放射線利用分野における協力のあり方」16:45-17:00 議長サマリーまとめ 16:45-17:00 閉会挨拶
ポイント・オブ・ディスカッション(案)
(第2回FNCA円卓討議)
平成13年11月20日
- Ⅰ.「持続可能な発展と原子力」
- - 3E(Energy Security、Environmental Protection、Economic Growth)をどう実現するか -
※ リードオフスピーチは日本が行う
(1) エネルギー需給の中・長期的見通しについて (2) 原子力の位置づけと導入の際の課題(経済性・環境適合性・国民の受容)) (3) FNCA参加国における持続可能な発展と原子力の関係
- Ⅱ.「放射線利用の協力のあり方」
※ リードオフスピーチは日本が行う
(1) 放射線利用の普及(医療(治療・診断)、工業(新素材創製等)、農業(食品照射等))等と新産業創出 (2) 放射線利用技術の技術移転・技術定着に向けた人材養成、研究協力 (3) 放射線技術研究所とエンドユーザー(産業、農業、医療)の連携強化 (4) 放射線利用により生ずる廃棄物処理処分について (5) 放射線利用の協力のあり方について