第44回原子力委員会定例会議議事録(案)

1.日 時2001年10月23日(火)10:30〜11:10
2.場 所中央合同庁舎第4号館7階743会議室
3.出席者
藤家委員長、遠藤委員長代理、竹内委員
内閣府
 青山参事官(原子力担当)
文部科学省 研究開発局核燃料サイクル研究開発課
 中原課長
(財)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)
 辻理事長、石黒常務理事

4.議 題
(1)我が国のプルトニウム管理状況の一部データの修正について
(2)原子力研究検バックエンド推進センター(RANDEC)欧州海外調査団報告概要について
(3)核融合専門部会の構成員について
(4)その他

5.配布資料
資料1 我が国のプルトニウム管理状況の一部データの修正について
資料2 原子力バックエンド推進センター海外調査団(欧州)報告概要
資料3 核融合専門部会の構成員について(案)
資料4 第42回原子力委員会定例会議議事録(案)

6.審議事項
 (1)我が国のプルトニウム管理状況の一部データの修正について
 10月2日(火)に開催された第40回原子力委員会定例会議資料1「我が国のプルトニウム管理状況」の一部に集計ミスがあったため、修正した内容について、中原課長より資料1に基づき説明があった。

 (2)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)欧州海外調査団報告概要について
 9月30日(日)〜10月4日(木)に開催された「放射性廃棄物管理と環境修復国際会議」及び欧州のデコミッショニング関連施設訪問の結果概要について、辻理事長、石黒常務理事より資料2に基づき説明があり、以下のとおり質疑応答があった。
(竹内委員)エルカブリル放射性廃棄物処分場では、処理処分に必要な資金に充当するため、電気料金の0.8%がプールされているということだが、研究所等から発生する廃棄物の処理処分費用はどうしているのか。
(石黒常務理事)運営母体である廃棄物公社ENRESAに0.8%がプールされるということで、研究所等から発生する廃棄物については、あらためて確認してみる。
(竹内委員)サイト内で再利用されるものは、ほとんどがコンクリートなのか。
(石黒常務理事)スペインのバンデロス発電所については、何に使われているか確認はできなかったが、コンクリートのサイト内リサイクルがほとんどである。ドイツのヴィルガッセン発電所については、解体廃棄物はサイト外に出ていると聞いた。この違いはクリアランスレベルの定着具合によるものであると思う。
(竹内委員)金属類はどうしているのか。
(石黒常務理事)サイト外で流用していると聞いた。
(藤家委員長)サイト外に出して再利用できるのか。サイト内で再利用しようという動きがあることは知っている。
(石黒常務理事)バンデロス発電所の場合、16,500トンをスクラップという形で社会に出しているというデータがある。
(藤家委員長)裾切りレベルが明確でないと、それは出来ないことである。裾切りレベルは明確なのか。
(石黒常務理事)クリアランスレベルについて社会的合意が形成されているかどうか聞いたところ、スペイン、ドイツとも明確な回答が得られなかった。
(藤家委員長)外国の組織形態と比べて、難しいと感じることは何かあったか。
(辻理事長)こちらは未だ体制が整っていないこともあり、諸外国の状況を参考にして、整えていきたいと思っている。

 (3)核融合専門部会の構成員について
 核融合専門部会の構成員については、7月17日(火)に開催された第30回原子力委員会定例会議で審議されたが、今般、鈴木誠之氏((社)経済団体連合会国土・住宅政策委員会PFI推進部長)を追加したいとして、青山参事官より資料3に基づき説明があり、以下のとおり質疑応答があった。
(遠藤委員長代理)鈴木氏の名前は初めて聞いた。
(藤家委員長)人選について審議をする場合、所要の準備が必要。この審議は次回に行うこととする。

 (4)その他