①韓国キム科学技術部長官との会談
(07時30分~08時30分:ホテル・ザッハー)
- 原子力を含む科学技術全体の協力を進めることで意見が一致。
- KEDOについて、尾身大臣より、日韓協力してKEDO合意をしっかり進展させることが重要と指摘。
- 尾身大臣より本年11月に原子力委員会主催で開催予定のアジア原子力協力フォーラムに招請。キム長官は招請に謝意を表しつつ、是非参加したい旨応答。
②エルバラダイIAEA事務局長
(09時00分~09時15分:総会会場内事務局長室)
- 尾身大臣より、IAEAに対し我が国は、予算では約20%負担しているところ、職員数では約2.6%に止まり著しいアンダー・レプリゼンテーションになっていることについて、若い人材を送るということで邦人職員の増加を図りたいと提案。
- 尾身大臣より、原子力について欧州は必ずしも活発ではないが、米国をはじめ世界的に進める動きもあるので、我が国とともに原子力の推進に努力していきたい、事務局長の活躍を期待する旨発言。
③仏国コロンバニ原子力庁長官
(09時25分~10時:総会会場内日本代表団会議室)
尾身大臣より、先々週の訪米時に米国に対しITERへの復帰を正式に働きかけたことを伝えた。
④米国エイブラハム・エネルギー省長官
(12時15分~12時55分:総会会場内米国代表団会議室)
- 冒頭、尾身大臣より、テロ事件について、米国、米国民、すべての犠牲者にお悔やみを申し上げるとともに、事件当時ボストンに滞在していたが、総理の指示により直ちにニューヨークへ向かい14日(金)まで滞在し、惨劇を目の当たりにした、本件は、一人米国国民のみならず、世界の平和と安全に対する脅威であり、我々は共にこれに戦っていかなければならない旨発言。エイブラハム長官より、心からのお言葉に感謝する、また日本からの支援と友情の念、協力の申し出に大変感謝し、日本の方も被害者や行方不明者があると聞いており、お見舞い申し上げるとしつつ、市民社会が一丸となって戦わなくてはならない、積極的な考え方で国として乗り越えていかなければならないと応答。
- ITERへの米国の復帰について、米国の参加を要請。
- 尾身大臣より、EU即ち仏国がカダラッシュサイトを提案する動きであり、日本も1、2か月で結論を出したいと紹介。