東京電力株式会社 福島第一原子力 発電所 原子炉設置変更許可申請 (1号、2号、3号、4号、5号及び6号原子炉施設の変更)の概要について
平成13年8月
- 1.申請の概要
(1)申 請 者
- 東京電力株式会社 取締役社長 南 直 哉
- (2)発電所名及び所在地
- 福島第一原子力発電所
福島県双葉郡大熊町及び双葉町
- (3)原子炉の型式及び熱出力
型 式 1号、2号、4号、5号及び6号炉 濃縮ウラン燃料、軽水減速、軽水冷却、沸騰水型 3号炉 濃縮ウラン燃料 ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料、 軽水減速、軽水冷却、沸騰水型 熱出力 1号炉 約1,380MW(電気出力約460MW) 2号、3号、4号及び5号炉 約2,380MW(電気出力約784MW) 6号炉 約3,300MW(電気出力約1,100MW)
- (4)申請年月日
- 平成13年3月16日
- (5)変更項目
- 1号、2号、3号、4号、5号及び6号炉の濃縮廃液造粒固化体、グラニュールを固化するため、1号、2号、3号、4号、5号及び6号炉共用の固化装置を設置する。
- (6)工事計画
- 本変更に係る工事計画は第1図のとおりである。
- (7)変更の工事に要する資金の額
- 本変更に係る工事に要する資金は約25億円である。
この工事に要する資金は自己資金等により調達する予定である。
- 2.変更の概要
- 現在、濃縮廃液は、濃縮廃液貯蔵タンクで放射能を減衰させた後、固化装置(各号炉所属)で固化材(セメント)と混合してドラム缶内に固化し,貯蔵保管するか、あるいは濃縮廃液貯蔵タンクで放射能を減衰させた後、乾燥、造粒し、造粒固化貯槽に貯蔵保管することとしている。
また、雑固体廃棄物のうちグラニュールは、ドラム缶に詰めて貯蔵保管することとしている。
今回の変更では、日本原燃株式会社六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センターへ造粒固化体、グラニュールを埋設するため、これらの廃棄物を固化材(セメント)と混合してドラム缶内に固化するための固化装置(1〜6号炉共用)の設置を行うものとする。
なお、上記に関する設備設置場所を第2図に、系統概要図を第3図、第4図にそれぞれ示す。