原子力安全委員会における安全研究をめぐる状況について

 

平成13年8月7日
原子力安全委員会事務局

1. 安全研究に係る検討状況:
(1) 安全研究については、その重要性に鑑み総合的にこれを進めるために、昨年9月にそれまで各分野(施設、環境、廃棄物)毎に設置されていた専門部会を統合し、「原子力安全研究専門部会」(部会長:木村逸郎㈱原子力安全システム研究所技術システム研究所所長)を設置。
 専門部会においては以下の事項について調査検討を実施。
①平成8年度~平成12年度に実施された安全研究の最終評価
②平成13年度~平成17年度に行なわれる安全研究への技術的助言

(2) また、安全研究を効率的かつ効果的に推進するため、当面積極的に研究を進めるべき「重点研究分野」を昨年7月に策定。
 現在見直しの必要性について検討中。
 特に、厳しい財政状況を勘案し、安全研究の実効性を高めるために、安全委員自らが研究課題の緊急性等に基づいた研究課題のランク付けを実施。

(3) さらに、安全研究成果の普及、周知等を行なうための「成果報告会」の開催を計画中。

2. 安全研究に係る予算要求の状況:
(1) 原子力安全委員会としては、安全研究の重要性に鑑み、安全研究に関係する行政機関、研究機関等からなる「関係機関連絡会議」の設置及び安全研究に係る活動を一元的に行なうための専門職の新設を要求する方向で調整中。

(2) 研究機関においては、今年度から開始された安全研究年次計画に基づいた研究が着実に推進するための経費を所管省庁に対して概算要求中。

以 上