原子力試験研究の事前及び中間評価結果について

平 成 13 年 7 月 24 日
原 子 力 委 員 会
原子力試験研究検討会

1.評価対象課題
・事前評価-平成14年度開始予定の新規課題(35課題)
・中間評価-平成11年度開始(開始3年目)の継続課題(52課題)
(87課題)

2.研究評価課題の分野別分類
① 生体・環境影響基盤技術分野
・新規(事前) 22課題
・継続(中間) 22課題
(当該分野の新規課題については、応募総数22課題中、書類一次審査に合 格した13課題のみヒアリングを実施。)
② 物質・材料基盤技術分野
・新規(事前)  7課題
・継続(中間) 20課題
③ 知的基盤技術分野
・新規(事前)  1課題
・継続(中間)  8課題
④ 防災・安全基盤技術分野
・新規(事前)  5課題
・継続(中間)  2課題

(参考:各分野の概要)
<生体・環境影響基盤技術分野>
 放射線による突然変異の検出・解析、環境中の核種移行など、生体・環境への影響を解明するための先端的技術の開発に関する研究。 放射線による品種改良、食品等の保存、滅菌、新たな診断・治療法、環境モニタリングなどに関する研究も含むが、RIや放射線の単なる利用・応用は除く。
<物質・材料基盤技術分野>
 原子炉等の安全に寄与する新材料の開発や物質・材料等の分析・計測技術の高度化を図るための基盤的技術(各種ビームの先端的利用等)の開発に関する研究。レーザー等による環境浄化の方法なども含むが、RIや放射線の単なる利用・応用は除く。
<知的基盤技術分野>
 原子力施設の運転・保守等の安全性の向上に資する知能システム技術及び計 算科学技術の原子力分野への応用に関する研究。
<防災・安全基盤技術分野>
 原子力防災に資する耐震・防災技術及び放射性廃棄物の地層処分等、バックエンド対策に資する先端的技術の開発に関する研究。

3.評価の実施方法
 基本的な考え方及び評価基準(参考1)に基づき、研究計画、研究成果等を記載した書類審査(書類一次審査含む)およびヒアリング(説明15分、質疑8分)による評価(A,B,Cの3段階評価)を実施。クロスオーバー研究(注1)については、総合研究テーマの概要説明(10分間)の後、個別課題のヒアリングを実施。

(注1)クロスオーバー研究は、各分野において特に複数の研究機関のポテンシャルを有機的に結集して取り組む必要がある課題について、研究機関間の研究交流のもとに研究開発を推進する制度として平成元年度に発足。

4.評価結果

<添付資料>
参考1 原子力試験研究における研究評価の基本的な考え方及び評価基準について
参考2 各分野における研究評価の実施状況について
参考3 A評価課題の研究概要について
参考4 評価結果一覧および各課題毎の総合所見
参考5 原子力試験研究検討会委員名簿