第34回原産年次大会参加者数

日本を含む11ヶ国・地域
国内 1361名  海外  109名  合計 1,470名

内訳
[11ヶ国・地域]
 日本、英国、フランス、アメリカ、オーストラリア、韓国、台湾、スイス、ロシア、中国、フィンランド

[2国際機関]
 IAEA(国際原子力機関)、経済協力開発機構・原子力機関(OECD/NEA)

4月25日(水)     市民の意見交換 500名

4月26日(木)六ヶ所村会場
        − 六ヶ所村会場のみ参加  174名
        − 青森市からの移動参加  360名
        合計      534名


第34回年次大会を終えて
平成13年4月27日
日本原子力産業会議


 当会議は、4月24日から同27日まで青森市および六ヶ所村において第34回原産年次大会を開催した。今回の大会には海外から11カ国・地域および2国際機関を含む過去最高レベルの1,470名が参加した。また、この機会に若い世代が開催したフォーラムには国内外の約250名が集まり、ここでも活発な意見交換が行われた。また大会に先立って、六ヶ所村原子燃料サイクル施設、東通原子力発電建設所、大間原子力発電所予定地、竜飛ウインドパーク等への施設訪問が行われた。
 今回の大会における発表・討論を通じ、原子力関係者は社会に対する強い責任感を持ち、安全を基本として真摯に研究・開発・利用の努力を積み重ねるとともに、一層積極的な情報公開による信頼の確保が必要であり、同時に原子力を中核として地球環境の保全への努力を続ける諸外国との協力を促進することが肝要であるとの認識を改めて固めた。参加者は、六ヶ所村で試運転に向けて順調に建設されている再処理施設の現状を目の当たりにし、またこれに引き続いてセッションでの地元の方々の意見をもとにした討論を通じて、ウラン資源のリサイクルを目指す原子燃料サイクルの大切なステップとしての「プルサーマル計画」が原子力発電所立地地域の理解を得つつ着実に実施に移されることが緊要であることを痛感した。

以上