第39回原子力総合シンポジウム・プログラム
2001 National Symposium on Atomic Energy, Tokyo, Japan

主調テーマ「21世紀の原子力の道筋」

日 時 2001 年 5 月 15 日(火)~ 16 日(水) 10:00 ~ 17:00
会 場 千代田区立内幸町ホール (東京都千代田区内幸町1-5-1)

1.開催趣旨
 原子力関連学協会の共同主催により、21世紀を迎えてますます重要になりつつある地球環境の維持・保全を考えたエネルギーの安定供給のあり方について、学界-産業界の各専門分野の研究者-技術者間の情報の交換・普及を図ると共に、単に専門家のみならず、一般の人々をも対象にして、エネルギー問題の現状と将来の展望を考え、人類と地球環境が直面している問題点を明らかにし、共通の理解を深めるため、本シンポジウムを開催する。


5月15日(火)
午前の部

(敬称略)
(後日一部変更する場合もあります)

開会の辞 10:00~ 運営委員長 竹田 敏一
挨  拶 日本原子力学会会長 住田 健二
司会:山﨑秀(電源開発(株))
(10:15~11:00)
特別講演1.「原子力長期計画の示す政府と民間が今後取り組むべき課題」
東京大学 近藤駿介
(11:00~11:45)
特別講演2.「21世紀の原子力技術が満たすべき条件」
日本経済新聞社 鳥井弘之
(11:45~12:30)
特別講演3.「21世紀の社会と原子力」
東京電力(株) 榎本聰明

-- 昼 休 (12:30~13:30) --

5月15日(火)
午後の部

1.「環境・経済関連の課題と原子力」
(13:30~15:30)

司会:岡 芳明(東京大学)
1)エネルギー需要動向と日本の選択(40分)
(株)三井物産戦略研究所 寺島実郎
2)地球温暖化対策における原子力の役割(40分)
東京大学 山地憲治
3)市場経済と原子力(40分)
京都大学 佐和隆光

2.「低線量放射線の影響と防護」
(15:45~16:55)

司会:松原純子(原子力安全委員会)
1)低線量放射線影響研究の現状と方向性(35分)
京都大学名誉教授 佐々木正夫
2)放射線防護体系の見直しに係わる最近の議論について(35分)
日本原子力研究所 水下誠一

5月16日(水)
午前の部

3.「21世紀の核融合・ビーム科学」
(10:00~12:30)

司会:中沢正治(東京大学)
1)磁場閉じ込め核融合研究の現状と展望(30分)
京都大学 若谷誠宏
2)レーザー核融研究の動向と展望(30分)
大阪大学 三間圀興
3)パルス中性子ビームの拓くサイエンス-中性子構造生物学-(30分)
日本原子力研究所 新村信雄
4)ポジトロンビームによる材料研究の新展開(30分)
東京大学 兵頭俊夫
5)PETを用いた動脈硬化早期診断治療戦略(30分)
東京大学 横山郁夫


-- 昼 休 (12:30~13:30) --

5月16日(水)
午後の部

4.「21世紀の規格基準」
(13:30~15:30)

司会:成合英樹(筑波大学)
1)21世紀における規格・基準の体系(35分)
東京電力(株) 唐澤俊樹
2)規格基準の開発体制のあり方(35分)
(財)発電設備技術検査協会 江越博昭
3)安全基準と設備基準のあり方(35分)
関西電力(株) 浦田 茂
4)配管耐震基準の現状と将来への展望(35分)
(株)東芝 佐藤輝朗

5.「防災・ヒューマンファクター」
(16:00~17:00)

司会:木口高志((株)日立製作所)
1)安全におけるヒューマンファクタの意味(30分)
東京大学 古田一雄
2)備えあれば憂いなしの原子力防災(30分)
(財)高度情報科学技術研究機構 藤城俊夫