第76回原子力委員会
資 料 第 2-2 号
第75回原子力委員会定例会議議事録(案)
1.日 時
2000年12月5日(火)10:30〜10:40
2.場 所
委員会会議室
3.出席者
(事務局等)
藤家委員長代理、依田委員、木元委員
科学技術庁
原子力局
原子力調査室 伊藤室長、千原補佐、山越、会沢
吉舗専門委員
4.議 題
(1)
平成12年度原子力委員会委託調査について
(2)
その他
5.配布資料
資料1
原子力長期計画のフォローアップに係わる調査
資料2
第73回原子力委員会臨時会議議事録(案)
6.審議事項
平成12年度原子力委員会委託調査について
標記の件について、資料1に基づき原子力調査室より説明があった。これに対し、
中身は割合しっかりしているようで、全体は漠としているところがある。
事業の必要性はその通りであるが、委託予定額、予定先が見えないと判断に困る。
(原子力調査室)資料にまとめた事業内容のうち、第一の点については、例えば、わかりやすい広報素材を作っていくというようなもので具体的な事業として見えるが、第二点目にある原子力長期計画の実現性を高めるための方策については、少し柔軟性をもった契約内容にさせて頂き、委員の先生の指示を頂きながら研究会を作るなり、データを集めるなりして進めさせて頂きたいと考えている。
本件は、平成12年度の委託になるのか。その場合、実質的には1月から3月の3ヶ月しかない。
(原子力調査室)ものによって半年あるいは1年かかると思われるものがあれば、調査研究の継続を考える必要があるかもしれない。あるいは、本年度は予備的な検討に留めるというのも一案だと思う。
省庁再編後の新しい原子力委員会の下で、委託調査をどうするか考える必要がある。また、原子力長期計画の実現性を高めるための方策について、各分野の専門家、学識経験者等から意見を聴取するといった場合に、専門部会とどのようにリンクさせるかという問題もある。また、原子力長期計画については、主語が原子力委員会になる可能性が非常に高いので、原子力委員が実際に動かなければならない問題も出てくると思う。これから原子力委員会の仕事も、やってみないと分からない事が結構あるのではないかと思う。
今から委託を出して、3月までに結果を出してもらうことになるのか。それとも次年度に継続するのか。
(原子力調査室)契約は単年度なので、3月までに何をやるかを事業計画の中で決めて、その決められた目標に対して結果を報告してもらうことになる。3月までに全てを終わらせる計画にするか、あるいは長期計画のフォローアップということを考慮して少し長い期間でやるということも考えられる。後者の場合、引き続き4月以降同じ様な調査でやるのか、あるいは専門部会や原子力委員会で吸収していくのかについては、現段階では想定できない。
年度末にかけこみで仕事をするというパターンは変えていくよう努力すべきである。そうしないと、本件のように調査期間が不十分になってしまい、無理が生じることになる。
一部未確定なところはあるが、内容についてはこれからご意見を伺っていくことになると思うので、本委託調査の実施については承認頂きたい。
等の質疑応答及び委員の意見があり、委託調査の実施について承認された。
(2)その他
事務局作成の資料2第73回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。
なお、事務局より、次回は12月7日(金)に臨時会議を10:30より開催する方向で調整したい旨、発言があった。
以上