第72回原子力委員会
資料第2−1号
「新しい原子力長計案の紹介」について
H12年11月24日
1. 報告日時:
2000年11月10日午前:長計(案)説明(約40分)、質疑応答(約30分)
2. 報告場所:タイ国バンコクでの第1回アジア原子力協力フォーラム
上級行政官会合(Senior Official Level Meeting-1, SOM-1)
3. 報告者:遠藤原子力委員
4. 概要
(1)
原子力をめぐる最近の内外の情勢に簡単に触れ、このような情勢のもとで長期計画の策定の作業に着手したことを述べた。次に以下の論点を主眼として、特に、アジアへの原子力協力について重点的に、長期計画(案)の説明を行った。
軽水炉発電
核燃料サイクル
放射線利用
国際協力面として核不拡散への取組
アジアへの原子力協力
(2) 長期計画(案)の説明に対し、出席者からの質問及びコメントは以下の通り。
@ インドネシア
高レベル廃棄物の地層処分についての方法とシナリオの検討状況はどうか?
技術に対して、国はどのように承認を与えるのか?
これは原子力以外の世界の人々の関心も高い
A フィリピン(コメント)
アジアは21世紀に世界第3の原子力センターになると考える。
日本の安全性へのコミットメントに感謝する。この原子力安全文化がアジア各国に浸透することを期待する。
日本のコミットメントを地域の人材育成に活かすことを期待する。
B オーストラリア
IAEA追加議定書について、豪州は各国に先駆けて批准し、一番に査察受入をきめた。日本のコミットメントに勇気づけられる。多くの国が早急に批准することを期待する。
長計の策定において、原子力分野以外の人が参画したことは評価したい。技術的な側面だけでなく、他の広い範囲から全体的にリスクを考えていくことが必要。原子力利用に対して、このような広い範囲からのリスク評価を行ったか?
C 中国
FBRをオプションとしているが、技術的現状についてコメントを頂きたい。タイムフレームをどう考えているか?
D タイ
日本では、非発電分野の経済効果が発電分野を上回るとの評価があると聞いており、勇気づけられる。一般国民も含め、このような情報、技術情報の共有を図る必要があろう。非発電利用の協力を強化し、安全対策を強化していきたい。
E マレーシア
東海村の臨界事故では、いろいろな支障が出たと思うが、すでに高い安全文化を持つ日本に何が欠けていたのか?一般の不信をどう克服するのか?
F 韓国
日本の平和利用政策、特にプルトニウムの透明性について、もう少し説明がほしい。
プルトニウム利用の透明性確保で、再処理は鍵である。核拡散抵抗性の観点から再処理というものを評価しているか?また、日本以外の国でのプルトニウム利用の透明性の確保というものをどう考えているか?
− 以上 −