第60回原子力委員会定例会議議事録(案)

 

1.日 時
 
2000年10月3日(火)10:30〜11:00
2.場 所
 
委員会会議室
3.出席者
  (事務局等)
 
藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員
科学技術庁
原子力局
 中澤局長
 原子力調査室 伊藤室長、村上、山越、小室
 国際協力・保障措置課 中原課長、金子
外務省 科学原子力課 加藤課長
通商産業省 資源エネルギー庁 原子力発電課 
  山形総括班長、細井電源立地企画官補佐
吉舗専門委員

4.議 題
(1)第44回IAEA総会について
(2)中国電力(株)上関原子力発電所1号機及び2号機の設置に係る第一次公開ヒアリングの開催について
(3)その他

5.配布資料
資料1  第44回IAEA総会について
資料2  中国電力(株)上関原子力発電所1号機及び2号機の設置に係る第一次公開ヒアリングの開催について
資料3-1  第58回原子力委員会定例会議議事録(案)
資料3-2  第59回原子力委員会臨時会議議事録(案)

6.審議事項
(1)第44回IAEA総会について
標記の件について、外務省から資料1に基づき説明があった。これに対し、
  • 放射性物質輸送は大変重要である。ニュージーランドのようにグリーンピースの影響の強い国は仕方ないが、同調する国が多いのは問題である。具体的にどういう国が同調したのか。
    (外務省)基本的には日本が輸送をする際に経路となっている国々である南太平洋諸国や中南米。
  • 「アジア・フォーラム」とRCAの重複が起こらないように留意すべしと豪州、中国、インドネシアから意見があったとのことだが、RCAとアジア・フォーラムはむしろお互いに無関係であったのが事実で、どこが重複なのか分からない。11月のアジア・フォーラムで豪州、中国、インドネシアときちんと話がしたい。
  • 一般的に、日本国民から見ても同じようなことをやっているように見られている。だから、外国に対してだけでなく、日本国内にも説明を行っていかなければならない。
  • コーディネーター等参加する人が同じだから、同じことをやっているように見られてしまう。きちんと相手の意見を聞いて説明を行っていきたい。
  • 11月のアジア・フォーラムには是非外務省も参加いただきたい。
  • 追加議定書の件について難色を示した国はあったのか。
    (外務省)追加議定書を受け入れることにより、査察の対象が拡がる等、受け入れ国にとっては負担が増すという意見があった。
等の委員の意見及び質疑応答があった。

(2)中国電力(株)上関原子力発電所1号機及び2号機の設置に係る第一次公開ヒアリングの開催について
 標記の件について通産省から資料2に基づき説明があった。
  • 参考3にある、告示文の命令口調は改めて欲しい。
  • 順調に話が進むことを期待したい。

(3)議事録の確認
 事務局作成の資料3第58回、59回原子力委員会会議議事録(案)が了承された。
 なお、事務局より、次回は9月29日(金)に臨時会議を10:30より開催する方向で調整したい旨、発言があった。