第５４回原子力委員会臨時会議議事録（案）

１．日　時　　　２０００年９月１日（金）１０：３０〜１１：００ ２．場　所　　　委員会会議室 ３．出席者　　　藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員 （事務局等）科学技術庁 原子力局 小中審議官 政策課　　　　藤田課長、板倉補佐 研究技術課　　工藤課長、進藤 廃棄物政策課　渡辺補佐、澁谷 原子力調査室　伊藤室長、千原補佐、村上、木村、会沢 吉舗専門委員

４．議　題

（１）平成１３年度原子力関係予算ヒアリングについて（文部科学省）
（２）木元委員の海外出張について
（３）その他

５．配布資料

資料１−１	平成１３年度文部科学省原子力関係予算の概要
資料１−２	平成１３年度文部科学省原子力関係予算
資料２	木元原子力委員の海外出張について
資料３−１	第５２回原子力委員会定例会議議事録（案）
資料３−２	第５３回原子力委員会定例会議議事録（案）

６．審議事項 （１）平成１３年度原子力関係予算ヒアリングについて（文部科学省）

　標記の件について、政策課より資料１−１、１−２に基づき説明があった。これに対し、

日本原子力研究所の予算項目にある社会技術研究については、これまでにもいろいろコメントしてきているが、本研究を予算化して進めるのであれば、ネームバリューで人材を集めるのではなく新鮮な目で自らが率先して取り組んで頂ける人を選んで欲しい。また、研究の目標期間を明確にきめて進めて欲しい。
関係行政省庁機関との連携については、連携する省庁及びその協力分野の範囲が増えていくよう今後とも努めて欲しい。
研究テーマの選定にあたっては、研究期間も含め十分な事前評価を行うことが重要である。
今回の一連の原子力予算については、原子力委員会として厳しい意見を出している。新たな長期計画を策定している最中ということもあり、今後、関係機関に長期計画との整合性を考えるよう依頼している。
原子力委員会としては、例えば、核燃料サイクル開発機構の場合、中長期計画及びそれを受けた実施計画をどのように変えるのか、また、日本原子力研究所の場合、核分裂に関する分野をどうしていくのか等について、どのように長期計画との整合性を取っていくのか確認をしていきたいと考えている。
これからの原子力委員会の予算審議は、計画が固まってからではなく構想段階から始めていく必要があると思う。
（政策課）社会技術研究については、各原子力委員からの指摘事項を踏まえ、今までの経緯にとらわれず、より良くなるよう検討していきたい。

　等の質疑応答及び委員の意見があった。

（２）木元委員の海外出張について

　標記の件について、廃棄物政策課より資料２に基づき説明があった。これに対し、

今回の出張については、視察できるところは可能な限り積極的に見てきたいと考えており、また、ワシントンでの米国原子力関係者との意見交換では、先方の希望もあり会談を行うことになったが、本音ベースで議論をしてきたいと考えている。

　等の委員の意見があった。

（３）議事録の確認

　事務局作成の資料３−１の第５２回原子力委員会定例会議議事録（案）、資料３−２の第５３回原子力委員会定例会議議事録（案）が了承された。