第５３回原子力委員会定例会議議事録（案）

１．日　時　　　２０００年８月２９日（火）１０：３０〜１０：４５ ２．場　所　　　委員会会議室 ３．出席者　　　藤家委員長代理、依田委員、遠藤委員、木元委員 （事務局等）科学技術庁 原子力局 政策課　藤井 核燃料課　芝野 原子力調査室　伊藤室長、千原、山越、鯉渕 通商産業省 資源エネルギー庁 原子力産業課　上田、刀禰 原子力安全・保安院設置準備室　山田 開発課　春日原、吉野 原子力発電課　中村、早川 原子力発電安全企画審査課　吉田 原子力発電安全管理課　宇賀山、原 吉舗専門委員 ４．議　題

（１）平成１３年度原子力関係予算ヒアリングについて（経済産業省）
（２）日本原燃（株）の六ヶ所再処理工場の工事進捗状況について
（３）その他

５．配布資料

資料１	平成１３年度経済産業省原子力関係予算概算要求の概要
資料２	日本原燃（株）の六ヶ所再処理工場の工事進捗状況について

６．審議事項 （１）平成１３年度原子力関係予算ヒアリングについて（経済産業省）

　標記の件について、通商産業省より資料１に基づき説明があった。これに対し、

「高レベル放射性廃棄物等バックエンド対策の強化」の予算が、前年度よりも減っているが。
（通商産業省）当該予算においては、核燃料サイクル開発機構が実施する研究開発費等を含んでいない。その額を合計すると、前年度よりも若干増となる。
「電源立地促進対策の強化」について、「原子力関係以外も若干含む」との記載について、説明して欲しい。
（通商産業省）電源立地特別交付金、電源立地等初期対策交付金、電源立地域振興促進事業費補助金は、原子力に限らず、他県にどれだけ電力を移出しているか等をベースに算定している。原子力の立地地域では原子力の貢献度は非常に高いため、「原子力関係以外も若干含む」という記載となっている。
原子力安全・保安院の今後の成果を期待する。

等の委員の意見及び質疑応答があった。

（２）日本原燃（株）の六ヶ所再処理工場の工事進捗状況について

　標記の件について、事務局より資料２に基づき説明があった。これに対し、

今回特に目立った工事は何か。
（核燃料課）７月はじめに実施した、溶解槽の搬入である。
チャンネルボックス・バーナブルポイズンという名称は、一般には分からない。日本語ではどう表現するか。
チャンネルボックスはＢＷＲの燃料を入れる覆いである。バーナブルポイズンは、可燃性毒物という訳語があるが、原子炉の中に入る反応度をいつも一定以下に抑えるもの。
（核燃料課）原子炉の燃料集合体の、ある部分の固有名詞である。

　等の委員の意見及び質疑応答があった。

（３）その他

　事務局より、次回は９月１日（金）に臨時会議を１０：３０より開催する方向で調整したい旨、発言があった。