平成11年度
原子力に関する技術的安全と
社会的安心等に関する調査

調査結果報告の概要・図表

 

 

 

平成12年5月

(財)若狭湾エネルギー研究センター


世論調査の概要

以下の世論調査の結果に基づいて、検討した。

 1)内閣総理大臣官房広報室が行った世論調査
  (1)原子力に関する世論調査、昭和62年8月(1987)
  (2)原子力に関する世論調査、平成2年9月(1990)
  (3)エネルギーに関する世論調査、平成11年2月(1999)
  以下、これらの調査を「国S62」、「国H2」、「国H11」等と略記する。

 2)社会経済生産性本部の調査
  (1)第10回エネルギーに関する世論調査、平成9年3月(1997)
  (2)第11回エネルギーに関する世論調査、平成10年3月(1998)
  (3)第12回エネルギーに関する世論調査、平成11年3月(1999)

 この調査は、通商産業省資源エネルギー庁からの委託事業として実施されたものである。以下、これらの調査を「社経本部H9」、「社経本部H10」、「社経本部H11」等と略記する。

 3)若狭湾エネルギー研究センターの調査
  (1)原子力エネルギー認識の地域特性、平成11年3月(1999)
  (2)放射線利用の社会的受容性に関する調査、平成11年3月(1999)
 この調査は、核燃料サイクル開発機構からの委託事業として実施されたものである。
 以下、これらの調査を「エネ研H11」と略記する。

原子力発電の特性の認識(以下の特性が正しいかを問う)

(イ)原子力発電は、発電の過程で二酸化炭素が排出されない。
(ロ)原子力発電では原子爆弾のような爆発は起こらない。
(ハ)ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所と日本の原子力発電所と は大きく構造が異なる。
(ニ)原子力発電所は頑強な岩盤上に建設するなど耐震性に優れている。