• 今後国際フォーラムを開催する際の改善すべき点は何か。
  (核燃料サイクル開発機構)詳細については、今後検討する予定であるが、一例として、今年から核燃料サイクル開発機構(ＪＮＣ)の考えを発表する時間を多くとったこともあり、もう少し全般的に時間をかけて海外の意見を聞けるようにすべきとの意見があった。
• ＪＮＣの主張を明確にすべきとコメントしてきたところであり、今の点は、今後の改善点というよりむしろよくなった点だと思う。
  (核燃料サイクル開発機構)全体的にはよかったという評価がなされているが、あくまでアンケートの回答にそのような意見があったので紹介した。今後のフォーラムにどう反映するかについては、今後ＪＮＣ内部で検討していくことになる。
• ＪＮＣの特徴を出し議題を絞り込んだことと、以前は招へいした外国人の話が主体であったが、昨年から日本人が中心になってきたのは良い点だと思う。
• 出席者が非常に多く、また、フォーラムの最後まで聴いて頂けたのも良かったと思う。
• 露国の解体核の問題で、ヨーロッパ、米国の代表がかなり具体的な話を展開してくれたので参考になった。
• 大学院生によるシンポジウムは良い着想であったが、時間不足の感があった。
• 外国人の招へい者を見ると、アジアからの招へい者はゼロである。アジアの中で中国、韓国は原子力を積極的に進めている国でもあるので、今後改善されるべき点だと思う。
• アジアの重要性は、いろいろなところで言われており、改善すべき最重要項目の一つだと思う。
• アジアからの招へいはなぜできないのか。インドも今回のテーマについては、かなり意見をもっていると思う。もっとオープンに語れる場を作る必要がある。
• インドについては、「２１世紀の原子力平和利用と核問題」という国際シンポジウムにおいて核不拡散のテーマで呼ぶことになっている。ただし、ＮＰＴに加盟していないので、必ずしも全てに対しオープンになっていないところもある。少なくとも中国、韓国などには、もう少し門戸を開く努力をすべき。
• 日本の主張ははっきりしていたと思うが、パネル討論会の場で何を話すかについて、もう少し明確であればよかった。
• 現在、長期計画を作り上げている中で、主体性のある国際協力を全面的に打ち出そうとしているので、主張が明確になるということは、これからの国際社会の中で重要である。
• 敦賀と東京でそれぞれ別に国際会議を開催しているが、今後、このすみ分けをどうしていくのか。敦賀はもんじゅに焦点をあてたテーマで開催しているが、今回のようにＪＮＣを主体とし、国際的視点で日本として何を打ち出すのか考えた上で、別々にやるのか、合わせてやるのか整理して欲しい。
• 今回、アジアから招へいしなかった理由はあるのか。 (核燃料サイクル開発機構)意図的にアジアを招へいの対象から除外したのではなく、テーマに関連し技術的な面での活動を行っているかという観点で検討し、今回の招へい者を決定した。アジアからの招へいについては、次回以降の検討事項とさせて頂きたい。
• 全体としては、フォーラムの内容がよくなってきていることを評価したい。さらに実り多いものにしていって欲しい。また、来年のテーマは決まっているのか。
  (核燃料サイクル開発機構)まずは、今回の成果についての整理を中心に行っている。

• 現時点で、何か問題はあるのか。
  (事務局)工事進捗については問題ないが、先週、現地への持ち込み機器について設計図面と食い違いがあり、２種類の機器について今後追加工事を行うとのことである。日本原燃(株)から品質保証についても徹底を図るべく努力すると聞いている。

　なお、事務局より、次回は３月３日（金）に臨時会議を１０：３０より開催する方向で調整したい旨、発言があった。