題名:第91回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年12月24日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) もんじゅの安全性総点検について



     (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第90回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

      (2)もんじゅの安全性総点検について

            標記の件について、科学技術庁より、もんじゅ安全性総点検チームにより

          決定された「もんじゅ安全性総点検の基本方針について」及び「もんじゅ安

          全性総点検の具体的な点検内容、点検手法等について」について、報告があ

          った。

            続いて、動力炉・核燃料開発事業団より、もんじゅの安全総点検に関する

          実施計画に関し、全体計画、原因究明・事故影響評価を踏まえた総点検につ

          いて、報告があった。

            これに対し、委員より

          ・どのような事項についてどこまで確認していけば理解が得られるかという

            視点が、安全性総点検において重要

          ・国内外の最新技術情報はもちろんのこと、幅広く過去の情報も含めて統計

            的に整理して、しっかり点検すべき

          ・これまでの性能試験で経験していない出力でどうなるかという視点も含め

            て点検してほしい

          等の意見があった。



題名:第90回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年12月20日(金)9:45〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) ITER計画懇談会の設置等について



     (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第89回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

      (2)ITER計画懇談会の設置等について

            標記の件について、事務局より説明があり、審議した結果、原案のとおり

          「ITER計画懇談会の設置について」が決定された。

            また、事務局よりITER計画懇談会の担当原子力委員について説明があ

          り、了承された。



                                                                  以 上






題名:第89回原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年12月17日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 平成8年版原子力白書について



     (2) 第4回地層処分研究開発報告会について



     (3) その他



4. 審議事項



   (1)平成8年版原子力白書について

            標記の件について、事務局より説明があり審議した結果、原案どおり

          平成8年版原子力白書を決定した。

      (2)第4回地層処分研究開発報告会について

            1996年12月3日(火)東京で開催された標記の件について、笹尾

          動力炉・核燃料開発事業団理事より、開催の目的、概要等について報告が

         あった。

           これに対し、委員より、

         ・内容、運営とも適当で、参加者が熱心であったとの印象を受けた。今後

           は、専門家を対象とするシンポジウム形式にするのか、一般の人を対象と

           する報告会にするのか、報告会の性格を明確にするほうがよい。また、一

           般からも様々な分野の人が多く参加するような工夫をしてはどうか。

         等の意見があった。

      (3)議事録の確認

            事務局作成の第88回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

                                                                  以 上




 

題名:第88回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年12月13日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 田畑委員の海外出張報告について



     (2) 総合エネルギー調査会原子力部会の審議状況について



     (3) その他



4. 審議事項



   (1)総合エネルギー調査会原子力部会における審議状況について

            標記の件について、通商産業省より、これまでの開催状況、立地自治体と

          の意見交換の実施、原子力部会報告書骨子案について、報告があった。

            これに対し、委員より、

          ・原子力の開発利用に関して、国、地方自治体、事業者及び国民の役割や、

            それぞれに何が求められているかを考えていく必要がある。その際、幅広

            い双方向の理解が重要

          ・エネルギーセキュリティーに関してグローバルな観点からのコンセンサス

            が必要

          ・国民の中にある原子力施設に対するイメージを向上させられるよう、国と

            して何ができるか検討する必要がある

          ・情報公開や政策決定過程への国民参加について、専門性の観点から、幅広

            く意見を聞くやり方がどこまで可能であるかを検討していく必要がある

          等の意見があった。

      (2)田畑委員の海外出張報告について

            標記の件について、事務局より1996年12月8日(日)〜12日(木

          )までの5日間、フィリピンで開催された第2回フィリピン原子力大会へ田

          畑委員が出席し、招待講演を行ったこと、アジア地域原子力協力国際会議の

          下で実施された第6回PAセミナーにおける開会挨拶、科学技術省パドリナ

          大臣との会談及び植物育種研究所等の視察について、報告があった。

      (3)議事録の確認

            事務局作成の第87回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

                                                                  以 上




 

題名:第87回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年12月10日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 太陽光発電について



     (2) 高レベル放射性廃棄物処分懇談会の審議の結果について



     (3) その他



4. 審議事項



   (1)太陽光発電について

            標記の件について、岩崎中央電力協議会専務理事及び上田中央電力協議会

          技術開発部長より、太陽光発電に関して、発電力としての特性、設置可能量

          と供給力としての評価、環境適合性、経済性及び今後の取り組み等について

          報告があった。

            これに対し、委員より

          ・一般の人には太陽光発電に対する大きな期待があるように思うが、本質的

            な特性や規模などの検討により、根拠のある現実的な数字を一般の人に示

            していく努力をすべき

          ・太陽光発電については、天候に左右されやすいことなど品質の高い電源と

            しては期待できないが、送配電システムが整備されていないところ、例え

            ば開発途上国などの小規模分散型電源として使える可能性がある

          等の意見があった。

      (2)第5回高レベル放射性廃棄物処分懇談会の審議の結果について

            1996年12月4日(水)に開催された標記の件について、事務局より

          審議の概要等について報告があった。

      (3)議事録の確認

            第86回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



                                                                        以 上




 

題名:第86回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年12月 6 日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 平成8年度原子力委員会委託調査について



     (2) アジア地域原子力協力国際会議の下での協力活動について



     (3) 田畑委員の海外出張について



     (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            事務局作成の資料1第85回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承さ

          れた。

      (2)平成8年度原子力委員会委託調査について

            標記の件について、事務局より資料2に基づき、平成8年度原子力委員会

          委託調査の課題に関して、海外主要国の原子力開発に関する情報収集分析及

          び原子力に関する技術的安全と社会的安心等に関する調査について審議され

          、了承された。

     (3)アジア地域原子力協力国際会議の下での協力活動について

            標記の件について、地域原子力協力構想調査委員会放射性廃棄物管理グル

          ープ幹事である田代財団法人原子力環境整備センター理事より、資料3−1

          に基づき、1996年10月14日(月)〜18日(金)までの5日間、マ

          レーシアで開催された「アジア地域原子力協力・放射性廃棄物管理セミナー

          」の成果報告について、開催の概要、セミナーの概要等の報告があった。

            また、日本原子力研究所東海研究所高柳研究炉次長より、資料3−2に基

          づき、1996年11月25日(月)〜28日(木)までの4日間、インド

          ネシアで開催された「アジア地域原子力協力・研究炉利用ワークショップ」

          の成果報告について、開催の概要、検討・討議の概要等の報告があった。

      (4)田畑委員の海外出張について

            標記の件について、事務局より資料4に基づき、田畑委員が1996年1

          2月8日(日)〜12日(木)までの5日間、フィリピンで開催される第2

          回フィリピン原子力大会へ出席し、招待講演を行うとともに、アジア地域原

          子力協力国際会議の下で実施される第6回PAセミナーにおいて開会挨拶を

          行うこと及び科学技術省パドリナ大臣との会談並びに植物育種研究等の視察

          を行う旨、報告があった。



                                                                        以 上




 

題名:第85回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年12月 3 日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 原子力委員会専門委員の変更について



     (2) 第2回PNC核不拡散フォーラムの結果について



     (3)アジア地域原子力協力国際会議の下での協力活動について



     (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第84回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

      (2) 原子力委員会専門委員の変更について

            標記の件について、事務局より説明がなされ了承された。

      (3)第2回PNC核不拡散フォーラムの結果について

            1996年11月18日(月)、19日(火)の2日間、東京で開催され

          た標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団植松副理事長より、フォー

          ラムの目的、原子力平和利用にとっての国際環境をテーマとした討議の概要

          等について報告があった。

            これに対し、委員より、

            米国における余剰プルトニウムの民生用原子炉によるMOX燃料利用の検

            討については、経済性に関する評価等を含め、その動向に注目すべき

          等の意見があった。

       (4)アジア地域原子力協力国際会議の下での協力活動について

            標記の件について、地域原子力協力構想調査委員会委員長兼農業利用グル

          ープ幹事である山口駒沢短期大学部長より、1996年11月4日(月)、

          5日(火)の2日間、タイで開催された「アジア地域原子力協力・園芸作物

          突然変異育種セミナー」の成果報告について、開催の概要、検討・討議の概

          要等、報告があった。

            また、同委員会医学グループ幹事である森田放射線医学総合研究所治療診

          断部治療課長より1996年11月5日(火)〜7日(木)の3日間、韓国

          で開催された「アジア地域原子力協力・放射線治療セミナー」の成果報告に

          ついて、開催の経緯、セミナーの経緯及び概要等、報告があった。

            これに対し、委員より、

         ・アジア各国との信頼感ある協力関係を育てるためには、研究開発段階から

           の協力を進めることが重要。

         ・アジア各国との協力にあたっては、継続的なフォローアップが重要

          等の意見があった。

         

                                                                 以 上


 

題名:第84回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年11月29日(金)11:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) 第16回IAEA核融合エネルギー会議について



     (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第83回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

      (2) 第16回IAEA核融合エネルギー会議について

            1996年10月7日(月)〜11日(金)までの5日間、カナダのモン

          トリオールにおいて開催された標記の件について、国際核融合研究協議会日

          本代表である関口東京大学名誉教授及び日本原子力研究所永見炉心プラズマ

          計画室長より、同会議の概要及び同会議におけるトカマク型、ヘリカル型、

          慣性閉じ込め核融合などの各種の実験等に関する発表の概要について報告が

          あった。

                                                                 以 上


 

題名:第83回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年11月26日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) JT−60の臨界プラズマ条件達成について



     (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第82回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

      (2) JT−60の臨界プラズマ条件達成について 

            標記の件について、日本原子力研究所岸本炉心プラズマ研究部長より、同

          研究所の臨界プラズマ試験装置(JT―60)において、不磁気シア運転に

          よりプラズマに注入されたエネルギーと核融合反応によって発生するエネル

          ギーが等しくなる臨界プラズマ条件を達成した旨及び当該実験の概要につい

          て報告があった。

            

                                                                 以 上


 

題名:第82回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年11月22日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



     (1) IAEA主催原子力広報ワークショップについて



     (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第81回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

      (2) IAEA主催原子力広報ワークショップについて 

            1996年10月16日(水)から18日(金)までの3日間、アルゼンチ

          ンで開催された標記の件について、同ワークショップに出席した日本原子力

          研究所内藤統括調査室長より、日、米など中南米域外国における広報活動等

          の概要、中南米域内国における原子力活動等の概要、廃棄物輸送等の特定分

          野におけるPA活動等について報告があった。

                                                                 以 上




 

題名:第81回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年11月19日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



(1)  三菱原子燃料(株)東海製作所における核燃料物質の加工の事業の変更許可

 について(諮問)

 

      (2) 原子力バックエンド対策専門部会の審議の結果について



      (3) 解体核兵器処分専門家会合の結果について



      (4) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第80回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

      (2) 三菱原子燃料(株)東海製作所における核燃料物質の加工の事業の変

            更許可について(諮問)

            平成8年11月7日付け(核規)第557号をもって内閣総理大臣か

            ら諮問を受けた標記の件について、科学技術庁より説明がされた、引

            き続き審議することとした。

              注)本件は、以下のような変更を行うものである。

                1)加工棟の成型施設、被覆施設及び貯蔵施設について、燃料設計

                    の多様化に対応するため、取り扱うウランの最高濃縮度を3.5

                    %から5%に変更する。

                2) 付属建物の化学処理施設について、ウラン精製棟・分析室のウラ

                     ン回収設備を削除する。

                3) その他の加工施設について、除染設備を追加する。

                4) 工場棟の成型施設の連続焼結炉の個数を変更する。

                5) 放射性廃棄物の廃棄施設について、隣接する他事業所の使用施設 

                     の放射性固体廃棄物の処理を追加する。



      (3)原子力バックエンド対策専門部会の審議の結果について

           平成8年11月15日(金)に開催される標記の件について、事務局

           より、原子力バックエンド対策専門部会における審議の概要、報告書

           案の概要及び報告書案に関する意見募集について報告があった。

           これに対し、委員より、

             ・今後の研究開発の取り組みに当たっては、技術的な各論、全体の安

               全をどう考えていくかなど、従来とは違った大きな視点も大切。

             ・報告書案と第2次取りまとめの関係を明確化しておく必要がある。

               等の意見があった。

        (4)解体核兵器処分専門家会合の結果について

             標記の件について、事務局より、余剰兵器級プルトニウムの処理処

            分の背景及び1996年10月28日(月)から3日間パリで開催さ

            れた国際専門家会合の概要について報告があった。

                                                                 以 上


 

題名:第80回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年11月12日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 原子力委員会専門部会等運営規程の一部改正について

 

      (2) 関西電力(株)美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号

             原子炉施設の変更)について(諮問)



      (3) 関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号及

       び4号原子炉施設の変更)について(諮問)



      (4) アジア原子力安全東京会議について



      (5) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第78回原子力委員会定例会議議事録(案)及び第79回原子力委員

          会臨時会議議事録(案)が了承された。

      (2)原子力委員会専門部会等運営規程の一部改正について

            標記の件について、事務局より説明があり、審議の結果、原子力委員

          会専門部会等運営規程の一部改正が決定された。

      (3)関西電力(株)美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号

           原子炉施設の変更)について(諮問)

            平成8年11月5日付け8資庁第8899号をもって通商産業大臣か

          ら諮問を受けた標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き

          続き審議することとした。

            注)本件は、1号炉及び2号炉の原子炉容器上部ふたの取替えに際し

                、出力分布調整用制御棒クラスタ駆動装置を撤去するとともに、

               原子炉容器上部ふたの取替えに伴い、蒸気発生器保管庫(1号及

                び3号炉共用)を1号、2号及び3号炉の共用にし、1号炉及び

                2号炉の取り外した原子炉容器上部ふた等を蒸気発生器保管庫(

                1号、2号及び3号炉共用)に貯蔵保管するものである。

      (4)関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号及

           び4号原子炉施設の変更)について(諮問)

            平成8年11月5日付け8資庁第8900号をもって通商産業省大臣

          から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引

          き続き審議することとした。

            注)本件は、1号炉及び2号炉の原子炉容器上部ふたの取替えに際し

        、出力分布調整用制御棒クラスタ駆動装置を撤去するとともに、

                原子炉容器上部ふたの取替えに伴い、1号炉及び2号炉の蒸気発

                生器保管庫を1号及び2号炉の共用にし、1号炉及び2号炉の取

                り外した原子炉容器上部ふた等を蒸気発生器保管庫(1号及び2

                号炉共用)に貯蔵保管するものである。

          (5)アジア原子力安全東京会議について

                1996年11月5日(火)に日本外務省において開催された標

       記の件について、外務省より本会議の議長声明、参加者等について

              報告があった。

                これに対し、委員より、

              ・アジア諸国と原子力の安全に関する会議を持つことは有意義であ

                る

       等の意見があった。

                                                                以 上




 

題名:第79回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年11月11日(月)15:30〜



2.場 所  特別会議室



3.議 題



   (1) 委員長代理の指名について



4. 審議事項



   (1)委員長代理の指名について

            近岡委員長より、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第4条第

          3項の規定に基づき、原子力委員会委員長代理に伊原委員が、さらに、

          伊原委員長代理の海外出張等による不在の際の委員長代理には田畑委員

          が指名された。

            続いて、今後の原子力政策について近岡委員長及び各委員より、

          ・信頼と安心に基づく「国民とともにある原子力」に向けて全力を傾注

            していきたい。

          ・原子力政策円卓会議の成果を反映し、我が国の原子力開発利用の基本

            を忘れることなく、情報公開に努め、分かりやすく説明することに心

            掛けていきたい。

          ・環境負荷の少ないエネルギーとして原子力は日本のみならず人類にと

            って重要。原子力の開発利用には国民の信頼が大切であり、円卓会議

            で示された課題に積極的に取り組みたい。また、原子力は発電のみな

            らず医療利用等、幅広く身近な分野で利用されており、そのような面

            についても国民の理解を得ながら進めていきたい。

          ・原子力の研究開発利用は一世紀に及ぶ歴史があり、21世紀の人類の

            文明を支えるものとして、今後究極の姿を見極めながら現実に対処す

            べきもの。そのためにも、国内のみならず国際的な広がりをもって対

            応していくことが重要。

          との意見があった。

                                  以 上


 

題名:第78回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年11月5日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 第10回環太平洋原子力会議の結果について



   (2) 第16回IAEA原子力損害賠償常任委員会の結果について



   (3) その他



4. 審議事項



   

     (1) 第10回環太平洋原子力会議の結果について

            1996年10月20日(日)から25日(金)までの6日間、神戸

          国際会議場で開催された標記の件について、環太平洋原子力会議組織委

          員会委員長である飯田日本原子力発電株式会社会長及び同組織委員会幹

          事会企画委員長である堀動力炉・核燃料開発事業団技術参与より、会議

          の概要、今後の課題等について、報告があった。

      (2)第16回IAEA原子力損害賠償常任委員会の結果について

            1996年10月14日(月)から18日(金)までの5日間、ウイ

          ーンのIAEA本部で開催された標記の件について、事務局よりウイー

          ン条約改正案、補完基金条約案等の会議の概要等について、報告があっ

          た。

      (3)議事録の確認

            第77回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

 

                                 以 上




 

題名:第77回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年11月1日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 発電システムのライフサイクル分析について



   (2) その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

            第76回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

      (2)発電システムのライフサイクル分析について

            財団法人電力中央研究所内山技術評価グループリーダーより、化石燃

          料、原子力及び自然エネルギーによる各発電システムのライフサイクル

          分析をエネルギー収支、化石燃料消費、二酸化炭素排出量について行い

          、二酸化炭素抑制に要する費用を明らかにするとともに、将来の技術進

          歩によるエネルギー収支や二酸化炭素排出量の改善効果について検討し

          た研究成果について、説明があった。

            これに対し、委員より、

          ・エネルギー供給においては、効率の良い大規模集中型電源の追加的な

            導入が困難になった場合に小規模分散型電源との組み合わせのあり方

            が重要となるのではないか

          ・太陽光発電の規模と経済性については、ある一定のレベルまでの電力

            を担うには、電力の需要ピークに対応する電源としての役割を果たす

            が、より大きな規模の電力を担うには集中型電源との競合は困難では

            ないか

          ・各種エネルギーを詳細に比較検討したこのような研究の成果が、国民

            の理解の増進のために有効に活用されることがのぞましい

          等の意見があった。



                                 以 上




 

題名:第76回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年10月29日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 原子力委員会専門部会等の原子力委員の担当について



   (2) 東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、

             2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉施設の変更)について

             (答申)



   (3) 中部電力株式会社浜岡原子力発電所5号機設置に係る公開ヒアリング

             の開催について



   (4) 核融合会議専門部会の活動状況報告について



      (5) その他



4. 審議事項



   (1)原子力委員会専門部会等の原子力委員の担当について

            標記の件について、事務局より、各専門部会等の担当原子力委員につい

          いて説明があり、了承された。

      (2)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、

            2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉施設の変更)について

            (答申)

             平成8年8月28日付け8資庁第8898号をもって諮問のあった標記

            の件に係る核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第

            26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第

            3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用について

            は妥当なものと認め、通商産業大臣あて答申することとした。

               注)本件は、1号、2号及び5号炉の使用済燃料の貯蔵裕度を確保す

                   るため、3号、4号、6号及び7号炉の核燃料物質取扱設備の一

                   部及び使用済燃料貯蔵設備を1号、2号及び5号炉と共用化す

                   るものである。

      (3)中部電力株式会社浜岡原子力発電所5号機設置に係る公開ヒアリング

            の開催について

            標記の件について、通商産業省より、中部電力株式会社浜岡原子力発

          電所5号機設置に係る公開ヒアリングが、平成8年12月18日(水)午

          前8時30分から静岡県浜岡町民会館で開催され、当該発電所の設置に係

          る諸問題について広く地元住民から意見を聴くとともに、設置者から地元

          住民に対する説明を行う旨、説明があった。

      (4)核融合会議専門部会の活動状況報告について

            標記の件について、事務局より、核融合会議の最近の活動状況、ITER

          と第三段階核融合研究開発基本計画上の「実験炉」との関係等最近の検討

          の焦点、内外の情勢等について、報告があった。

             これに対し、委員より、

           ・今後のITER計画の取り組みについては、諸外国の動きを的確に把握

             ・分析していくことが重要である。

           等の意見があった。

      (5)議事録の確認

            第75回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。

                                    以 上


題名:第75回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年10月25日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 電中研における原子力研究開発の長期戦略について



   (2) 高レベル放射性廃棄物処分懇談会の審議の結果について



   (3) 藤家委員の海外出張報告について



   (4) その他



4. 審議事項



   (1)電中研における原子力研究開発の長期戦略について

            標記の件について、木嶋電力中央研究所理事及び吉舗電力中央研究所

          原子力推進部長より経年炉対策に関する役割分担等軽水炉の長期安定運

          転に向けた研究開発、放射性廃棄物の処理・処分に関する役割分担等バ

          ックエンド対策の確立に向けた研究開発、乾式リサイクル技術の研究構

          想等プルトニウム利用に向けた研究開発、原子力政策分析の研究構想等

          原子力全体にわたる研究開発及び外部機関との研究協力、国際貢献につ

          いて報告があった。

            これに対し、委員より、

          ・動力炉・核燃料開発事業団及び日本原子力研究所の施設を活用する研

            究については、各機関と密接に連携していくことが重要

          ・大学との連携を一層図っていくことが重要

          ・今後の研究開発での単なる分析的な研究ではなく、総合的な研究プロ

            セスが重要

      (2)第4回高レベル放射性廃棄物処分懇談会の審議の結果について

            1996年10月18日(金)に開催された標記の件について、事務

          局より資料3に基づき、本懇談会の議事の公開が、懇談会として正式に

          了承されたこと、サイト選定プロセス、実施主体、事業資金、立地地域

          への対応、社会的受容性等高レベル放射性廃棄物の処分に係る審議の概

          要について、報告があった。

            これに対し、委員より、

          ・高レベル放射性廃棄物の処分方策について、より具体的に明確化を図

            っていくことが重要

          等の意見があった。

      (3)藤家委員の海外出張報告について

            標記の件について、事務局より1996年10月12日(土)から1

          0月24日(木)までの13日間、ロシア原子力学会第7回年次大会出

          席及び講演を行うとともに、スウェーデンのハードロックラボラトリー

          及びクラブ使用済燃料中間貯蔵施設の視察、フランス産業省マンデル総

          局長との会談及びスーパーフェニックスの視察、並びにオランダエネル

          ギー研究財団の視察等に関して、報告があった。

      (4)議事録の確認

            第74回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。

                                    以 上


題名:第74回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年10月22日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1) 原子炉の医療利用について



   (2) 日欧高速炉調整委員会について



   (3) その他



4. 審議事項



   (1) 原子炉の医療利用について

        標記の件について、一色日本原子力研究所研究炉部長より、ホウ素中

      性子捕捉療法(BNCT)によるがん治療の原理、歴史的経緯、国内に

           おけるBNCT医療照射の実施例、世界のBNCT医療照射設備と臨床

           試行の現状等について、また、JRR−4医療照射設備の整備、ビーム

           性能、技術開発及び期待される貢献、今後の展望等について報告があっ

           た。

             これに対し、委員より、

           ・京都大、筑波大等の大学との連携・調整を一層図るべき

           等の意見があった。

 

     (2)日欧高速炉調整委員会について

             1996年9月25日(水)、26日(木)の2日間、フランスのカ

           ダラッシュ研究センターにおいて開催された、日欧の高速炉研究開発協

           力に関する同委員会の結果について、同委員会企画部会長である三浦日

           本原子力発電株式会社取締役より日欧双方の高速増殖炉等の開発状況、

           協力項目の進捗状況、協力の進め方に関する意見交換等の概要について

           、報告があった。

             これに対し、委員より、

           ・様々なレベルや枠組みでの協力が、全体として効率的に推進されるよ

            う留意すべき

           等の意見があった。

     (3)議事録の確認

           第73回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



                                   以 上


題名:第73回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年10月18日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)第10回環太平洋原子力会議について



   (2)第93回NEA運営委員会出席報告について



   (3)1997会計年度米国原子力研究開発予算等について



      (4)その他



4. 審議事項



   (1)第10回環太平洋原子力会議について

        1996年10月20日(日)から25日(金)までの6日間、神戸

      国際会議場で開催される標記の件について、飯田日本原子力発電株式会

            社会長及び掘動力炉・核燃料開発事業団技術参与より、環太平洋地域各

            国の原子力分野での情報交換、国際協力、国際交流等を図るため、域内

            各国の原子力学・協会が米国原子力学会と協力して開催する本件会議の

            、基調テーマ、プログラム等について説明があった。

      

   (2)第93回NEA運営委員会出席報告について

              1996年10月3日(木)、4日(金)の2日間、パリで開催され

           た標記の件について、佐竹日本原子力研究所理事より1997−98年

           のNEA作業計画骨子・1997年支出見積もり、特別計画等について

           報告があった。

  

     (3)1997年会計年度米国原子力研究開発予算等について

              標記の件については、事務局より、米国連邦議会上院・下院において

            決議され、大統領署名を経て予算が成立した旨、また、改良型軽水炉計

            画、民間高レベル廃棄物処分計画、原子力技術開発、エネルギー研究、

            国際原子力安全保障等に関する予算の概算について、報告があった。

   

     (4)議事録の確認

            第72回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。


題名:第72回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年10月15日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)第4回OECD/NEA群分離・消滅処理情報交換会議の結果報告に

           ついて



   (2)基盤技術推進専門部会の活動状況報告について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)第4回OECD/NEA群分離・消滅処理情報交換会議の結果報告につ

      いて

       1996年9月10日(火)から13日(金)までの4日間、水戸プ

            ラザホテルにおいて行われた標記の件について、日本原子力研究所中性

            子科学推進特別チーム・チームリーダー向山リエゾン・オフィサーより

            群分離・消滅処理に関する国際協力、各国の主要研究計画、群分離・消

            滅処理シナリオの評価、研究成果、技術の現状についての情報交換を行

            うことによって研究開発を効率的に進める目的で開催された同会議のこ

      れまでの開催経緯、今回の議事概要等について、報告があった。

            これに対し、委員より、

           ・加速器のエネルギー開発利用における活用が、核物理学者の間で検討さ

            れており、そのような動きも注目すべきである。

     等の意見があった。

   (2)基盤技術推進専門部会の活動状況報告について

              標記の件については、事務局より、基盤技術推進専門部会及び原子力

            研究推進方策検討ワーキンググループの活動状況並びに原子力基盤技術

            開発の研究評価、原子力研究の推進方策等について、報告があった。

              これに対して、委員より、

            ・ワーキンググループの中で、基盤研究等に関して若い世代の意見を幅

            広く聴くことと、研究の推進にあたって幅広い専門的分野の経験を持っ

            た方々の意見を聴くこととの組み合わせをつくることが重要となる。

            ・とかく基礎指向、基盤指向となりやすいが、応用、実用化を図る現場

            との関係が大切。原子力に限らない波及効果としての展開も考えられる

         で、他分野との連絡をよくとってほしい。

      (3)議事録の確認

            第70回原子力委員会定例会議議事録(案)及び第71回原子力委員会臨

           時会議議事録(案)が了承された。

                                                                    以上

 


題名:第71回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年10月11日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)今後の原子力政策の展開にあたって



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)今後の原子力政策の展開にあたって

      標記の件について、原子力政策円卓会議の議論及び平成8年10月3日

     付けで提出のあった原子力政策円卓会議モデレーターからの提言を受けた

     今後の原子力政策の展開に関して、事務局より説明があった。

      これに対し、委員より、

     ・本決定は、モデレーターからの提言に対し、早急に対応したという点に

      おいても有意義と考える。今後、適宜検討しフォローアップしていくこ

      とにより、早く結論が出るものと検討に長くかかるものとがあるだろう

      が、現行長期計画決定時においても、「今後の進展及び諸情勢の変化に

      適切に対応していくため、適時検討を行っていく」としており、検討結

      果の出たものから、その都度決定していくことが現実的と思われる。

     ・本決定は、必要で適切なものと考える。原子力政策に対する国民の信頼

      回復が必要な時であり、原子力委員会として能動的に対応していくこと

      が大切。

     ・本決定を受けた具体的な対応については、国民への説明の仕方などに配

      慮が必要。原子力に関する問題提起に対し、どのように答えていくかと

      いう従来の対応方法だけではなく、21世紀の日本の姿や原子力はこう

      あるべきだ、という考え方を示していくことが大切と考える。

     ・今後この決定にそって国民との原子力に関する対話の一層の促進を図っ

      ていきたい。

     との意見が出された後、原子力委員会として「今後の原子力政策の展開に

     あたって」を決定し、文書で内閣総理大臣に報告することとした。

                                    以上




題名:第70回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年10月8日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング



   (2)藤家委員の海外出張について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、文部省より日本原子力研究所及び私立大学の原子炉

     を利用した各種共同研究等のための原子炉共同利用施設経費、東京大学原

     子力研究総合センター、大阪大学核物理研究センター等における研究のた

     めの附属施設経費等、平成9年度の国立大学等における原子力研究関連概

     算要求の概要について、説明があった。



   (2)藤家委員の海外出張について

      標記の件について、事務局より1996年10月12日(土)から10

     月24日(木)までの13日間、ロシア原子力学会第7回年次大会出席及

     び講演を行うとともに、スウェーデンのハードロックラボラトリー及びク

     ラブ使用済燃料中間貯蔵施設の視察、フランス産業省マンデル総局長との

     会談及びスーパーフェニックスの視察、並びにオランダエネルギー研究財

     団の視察等を行うための海外出張について、説明があった。



   (3)議事録の確認

      第69回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



                                   以上




題名:第69回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年10月4日(木)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)北陸電力(株)志賀原子力発電所2号機設置に係る公開ヒアリングの

      開催について



   (2)原子力委員会専門部会等運営規程の一部改正について



   (3)原子力委員会専門部会等の公開に係る手続きについて



   (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第67回原子力委員会定例会議議事録及びで第68回原子力委員会臨時

     会議議事録が了承された。



   (2)北陸電力(株)志賀原子力発電所2号機設置に係る公開ヒアリングの

     開催について

      標記の件について、通商産業省より、北陸電力(株)志賀原子力発電所

     2号機の設置に係る公開ヒアリングが、平成8年11月21日(木)午前

     8時30分から石川県能登ロイヤルホテルで開催され、当該発電所の設置

     に係る諸問題について広く地元住民から意見を聴くとともに、設置者から

     地元住民に対する説明を行う旨、説明があった。



   (3)原子力委員会専門部会等運営規程の一部改正について

      標記の件について、事務局より、説明があり、審議の結果、平成8年9

     月25日付け原子力委員会決定「原子力に関する情報公開及び政策決定過

     程への国民参加の促進について」に基づき、原子力委員会専門部会等運営

     規程の一部改正が決定された。



   (4)原子力委員会専門部会等の公開に係る手続きについて

      標記の件について、事務局より、平成8年9月25日付け原子力委員会

     決定「原子力に関する情報公開及び政策決定過程への国民参加の促進につい

     て」基づき原子力委員会の専門部会等が原則議事を公開することにともな

     い、会議開催日時等の公表、傍聴者申し込みの受付け及び傍聴者の決定、

     報道機関社員等の傍聴の扱い等、会議の秩序維持、会議資料及び議事録に

     公表、会議を非公開とする場合の処理等、公開に係る統一的な事務処理要

     領を定める旨、説明があり、了承された。



                                    以上


題名:第68回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年10月3日(木)14:30〜



2.場 所  科学技術庁大臣室



3.議 題



   (1)原子力政策円卓会議モデレーターからの提言の提出について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)原子力政策円卓会議モデレーターからの提言の提出について

      標記の件について、原子力政策円卓会議モデレーターから、1996年

     4月以来、11回開催された原子力政策円卓会議における議論を踏まえた

     提言について説明の上、原子力委員会へ提出された。

      これに対し、委員長より、モデレーターの尽力に対する感謝とともに、

     今後の政策に的確に反映すべく検討する旨、発言があった。



                                   以上


題名:第67回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年10月1日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)重粒子線がん治療臨床試行の状況について



   (2)バイオディフェンス研究及び第1回放射線生物学日仏ワークショップ開

      催について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第66回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)重粒子線がん治療臨床試行の状況について

      標記の件について、放射線医学総合研究所より重粒子線がん治療装置(

     HIMAC)による治療状況、稼働状況等、重粒子線治療に関する全般的

     な状況について、また、正常組織への副作用、腫瘍に対する効果等、重粒

     子線がん治療に対する評価等について、報告があった。



   (3)バイオディフェンス研究及び第1回放射線生物学日仏ワークショップ開

     催について

      標記の件について、放射線医学総合研究所よりバイオディフェンス研究

     の背景・必要性、放射線医学総合研究所における取り組みについて及び平

     成8年9月9日(月)から9月13日(金)に開催された、第1回放射線

     生物学日仏ワークショップについての結果概要について、報告があった。

      これに対し、委員より、

     ・生体防御機能の総合的な解析として本研究を位置づけるとともに、放射

      線の生物への影響という観点に重点をおきつつ進めることが必要。

     ・大学や他研究機関との連携や、国際協力の推進など、放射線医学総合研

      究所が中心となって本プログラムを進めるべき。

     等の意見があった。



                                   以上