題名:第66回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年9月27日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)動燃における加速器開発の状況について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)第64回原子力委員会定例会議議事録(案)及び第65回原子力委員会

     臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)動燃における加速器開発の状況について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より高レベル放射性廃棄

     物に含まれるセシウム、ストロンチウム等の核分裂生成物核種を、γ線の

     光核反応により消滅処理するための大電流電子線加速器の開発について、

     開発の背景及び目標、加速器の入射部の性能試験結果、成果の意義、大電

     流電子線加速器の特徴等の報告があった。

      これに対し、委員より、

     ・加速器をどう活用するのか、どこまでやったら成功なのかなど、問題設

      定を適切にすることが大切。その際、エネルギーバランスの観点からの

      説明を加えた上で開発戦略を示していくべき。

     ・加速器開発の目的指向性、問題性をはっきりさせることでこうした研究

      開発は一般に理解しやすいものとなる。

     ・消滅処理を将来の廃棄物処理の選択肢として、地層処分の前処理として

      の位置づけを踏まえつつ、進めていくことが重要。

     ・この研究開発は、世界的にも例がなく、色々な極限分野で将来有効に利

      用されるよう望む。

     等の意見があった。



                                   以上


題名:第65回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年9月25日(水)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力に関する情報公開及び政策決定過程への国民参加の促進について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)原子力に関する情報公開及び政策決定過程への国民参加の促進について

      平成8年6月24日、原子力政策円卓会議より原子力委員会として必要

     な措置をとるよう要請を受けた標記の件について、事務局より当委員会と

     しての対応等について説明があった。

      これに対し、委員より、

     ・原子力に関する情報公開の促進は、原子力に対する安心感の醸成につな

      がる。この観点から、本決定に示された方向の努力を積み重ねていくこ

      とが大切である。

     ・原子力開発利用を進めるには、原子力に対する信頼感の確保が大切。原

      子力に対する国民の不安感等を取り除くためにも、原子力開発に携わる

      者は、一般国民との間の双方向の対話を行い、十分な情報公開を行うこ

      とが出来るように、有効な体制、仕組みの整備を進めることが重要。

     ・原子力に対し何を託し、又、何を期待すべきかという観点からの情報を

      広く国民に伝えることで、原子力への国民の理解促進を図る必要がある。

     ・関係機関の協力を得て原子力に関する国民の理解増進のために必要な努

      力を行い、この決定において示された事項の成果が出ることを期待する。

     との意見が出された後、原子力委員会として「原子力に関する情報公開及

     び政策決定過程への国民参加の促進について」を決定し、文書で内閣総理

     大臣に報告することとした。



                                   以上




題名:第64回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年9月24日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)包括的核実験禁止条約(CTBT)について



   (2)プルトニウム使用の透明性向上等のための国際的枠組みに係る検討状況

     について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第63回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)包括的核実験禁止条約(CTBT)について

      標記の件について、外務省より包括的核実験禁止条約の概要、交渉の現

     状、我が国の貢献等について、報告があった。



   (3)プルトニウム使用の透明性向上等のために国際的枠組みに係る検討の進

     捗状況等について、報告があった。

                                                                        以上


題名:第63回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年9月20日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故について



   (2)中川委員長の第40回IAEA総会出席等について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より、これまでの

     原因究明調査で運転操作に係る反省点及び温度計破損の原因等が明

     らかになるとともに、ナトリウム漏えい燃焼による換気ダクト、グ

     レーチング、床ライナー、コンクリート等への影響及びナトリウム

     化合物の拡散状況等が明らかになってきたことから、これら調査結

     果の成果を中間的に取りまとめた旨、報告があった。

      これに対し、委員より

     ・安全性の総点検は広い視点から行い、再発防止に努めること

     ・セーフティカルチャーを今後のFBR開発に十分フィードバック

      させる体制を整えることが重要

     ・第三者によるアドバイザリーグループの設置は大切

     等の意見があった。



   (2)中川委員長の第40回IAEA総会出席等について

      標記の件について、事務局より、1996年9月10日(火)から9月

     18日(水)までの9日間にわたる中川委員長の海外出張に関し、第

     40回IAEA総会出席政府代表演説概要、英国フレーザーエネルギ

     ー担当閣外大臣及びラング貿易産業大臣等要人との会談概要につい

     て、報告があった。



   (3)議事録の確認

      第62回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



                                   以上


題名:第62回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年9月17日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)天然ウラン等の輸送情報の取扱いについて



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第61回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)天然ウラン等の輸送情報の取扱いについて

      標記の件について、科学技術庁より天然ウランの輸送情報につい

     ては、警備体制等警備に重大な支障をきたす情報を除き、輸送関係

     者間で合意される範囲内で原則公開可能とすることとした旨、報告

     があった。



                                   以上


題名:第61回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年9月13日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係経費の見積りについて



   (2)1997会計年度米国原子力研究開発予算等の審議状況について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第60回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)平成9年度原子力関係経費の見積りについて

      標記の件について、事務局より説明がなされ、審議の結果、原案

     のとおり決定し、内閣総理大臣あて報告することとした。



   (3)1997会計年度米国原子力研究開発予算等の審議状況について

      標記の件について、事務局より米国連邦議会上院下院がそれぞれ

     議決した1997会計年度エネルギー・水資源歳出法案の概要につ

     いて、報告があった。



                                   以上


題名:第60回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年9月10日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、

      2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉設置の変更)について

                                 (諮問)



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第59回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更

      (1号、2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉施設の変更)

      について(諮問)

      平成8年8月28日付け8資庁第8898号をもって通商産業大臣か

     ら諮問を受けた標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き

     続き審議することとした。

      注)本件は、1号、2号及び5号炉の使用済燃料の貯蔵裕度を確保す

        るため、3号、4号、6号及び7号炉の核燃料物質取扱設備の一

        部及び使用済燃料貯蔵設備を1号、2号及び5号炉と共用化する

        ものである。



                                   以上


題名:第59回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年9月6日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力委員会専門委員の変更について



   (2)中川委員長の第40回国際原子力期間(IAEA)通常総会への出席等に

      ついて



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第58回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力委員会専門委員の変更について

      標記の件について、事務局より説明がなされ、了承された。



   (3)中川委員長の第40回国際原子力機関(IAEA)通常総会への出席等に

      ついて

      標記の件について,事務局より1996年9月10日(火)から9月18

     日(水)までの9日間にわたる中川委員長の海外出張に関し、第40回国際

     原子力機関(IAEA)通常総会出席、中川委員長とラング英国貿易産業大

     臣、ルトン欧州宇宙機関長官、デスカタ仏国原子力庁長官等との会談及びT

     HORP再処理工場の視察、ラ・ヴィレット視察等について説明があった。

                                   以上


題名:第58回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年9月3日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)日本原子力研究所の研究報告について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)日本原子力研究所の研究報告について

      標記の件について、日本原子力研究所より光量子光源の開発、光量子

      基盤技術研究開発、レーザーによる荷電粒子加速研究、光量子シミュ

      レーション研究等、光量子科学研究について報告があった。

       これに対し、委員より、

      ・核融合やウラン濃縮の研究開発の動向も踏まえつつ、この分野も研

       究の方向性を見極めることが大切

      ・レーザーは、幅広い応用に高い可能性を有する分野であるので、日

       本が新しい方向として、開発していくことは意義のあること

      ・全体のシステムについては、開発する目標、目的を描いておく必要

       があり、装置の開発のみに力点を置くべきではない

      等の意見があった。



    (2)議事録の確認

       第57回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



                                   以上


題名:第57回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年8月30日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)国際熱核融合実験炉(ITER)計画について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第56回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)国際熱核融合実験炉(ITER)計画について

      標記の件について、宮島核融合会議座長及び事務局より、国際熱核融合

     実験炉(ITER)と第三段階核融合研究開発基本計画上の「実験炉」に

     ついて、報告がなされ、委員より、

      ・第三段階核融合研究開発基本計画及び原子力開発利用長期計画を踏ま

       え、幅広く検討されているが、今後、国際協議の状況も踏まえながら

       さらに検討を進める必要がある

      ・核融合研究開発は長期にわたるものであるから、その開発の重要性を

       認識し、ITER計画に取り組む必要がある

     等の意見が出され、同会議の報告が了承された。



                                    以上


題名:第56回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年8月27日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力委員会参与の変更等について



   (2)日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(JRR−4原子炉

     施設の変更)について(答申)



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第55回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力委員会参与の変更等について

      標記の件について、事務局より説明がなされ、了承された。



   (3)日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(JRR−4原子炉

     施設の変更)について(答申)

      平成8年2月29日付け7安(原規)第292号をもって諮問のあっ

     た標記の件に係る核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法

     律第26条第4項において準用する同法24条第1項第1号、第2号及

     び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用につ

     いては妥当なものと認め、内閣総理大臣あて答申することとした。

      注)本件は、燃料の濃縮度の低減化を行うとともに原子炉施設の設備

        を併せて行う他、使用目的に医療照射を追加するものである。


題名:第55回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年8月20日(火)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)核融合会議におけるITERに関する検討状況について



   (2)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       科学技術庁

       通商産業省



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第54回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)核融合会議におけるITERに関する検討状況について

      標記の件について、事務局よりITER計画の現状、核融合会議にお

     けるITER計画に関する検討状況について、報告があった。



   (2)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、科学技術庁より核融合、高温工学試験研究、高速

     増殖炉開発、環境技術開発、重粒子線がん治療臨床試行の推進、重イオ

     ン科学総合研究、使用済燃料再処理関連、ウラン濃縮技術関連等につい

     て、通商産業省より原子力発電関連、核燃料サイクル関連、国際協力、

     広報・立地促進等について、説明があった。


題名:第54回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年8月9日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成8年度原子力委員会委託調査について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第53回原子力委員会定例会議議事録が了承された。



   (2)平成8年度原子力委員会委託調査について

      標記の件について、事務局より、原子力発電の将来展望に関する調査

     地域協力構想調査、越境障害の法的救済に関する調査、原子力分野にお

     ける基礎的な研究の推進に係わる調査等、平成8年度原子力委員会委託

     調査の課題について審議され、了承された。

      また、委員より、

     ・原子力政策円卓会議で示された意見と関連するテーマもあり、必要に

      応じ各専門部会等の議論との連携を図ることが重要。

     ・相互に関連する委託調査課題について、連携を図るべき等の意見があっ

      た。

                                   以上


題名:第53回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年8月6日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)「原子力の安全に関する条約」について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)「原子力の安全に関する条約」について

      標記の件について、外務省及び通商産業省より、原子力の高い水準の

     安全を世界的に達成・維持すること、原子力施設において放射線による

     潜在的な危険に対する効果的な防護を確立・維持すること、放射線によ

     る影響を生じさせる事故を防止すること等を目的としている本条約の概

     要及び発効予定等について、説明があった。



   (2)議事録の確認

      第52回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。


題名:第52回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年8月2日(金)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)第133回電源開発調整審議会の結果について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第51回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)第133回電源開発調整審議会の結果について

      1996年7月18日(木)に開催された標記の件について、経済企画庁

     より、長期の電源開発の目標及び平成8年度の新規電源開発地点を含む平成

     8年度電源開発基本計画(案)が電源開発調整審議会において了承され、内

     閣総理大臣あて答申された旨、報告があった。


題名:第51回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年7月30日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)国際科学技術センター(ISTC)の概要について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第49回原子力委員会定例会議議事録(案)及び資料I−2第50回

     原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)国際科学技術センター(ISTC)の概要について

      標記の件について、事務局より、旧ソ連邦諸国の大量破壊兵器等に関

     連ある科学者及び技術者に対し、その才能を平和的活動に向け直す機会

     を与えること、国内的及び国際的な技術問題の解決に寄与すること、市

     場経済への移行を強めること、基礎的または応用的な研究及び技術開発

     を支援することなど、国際科学技術センターの目的、経緯、資金支援者

     の拡大等について説明があった。


題名:第50回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年7月26日(金)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       金属材料技術研究所

       防災科学技術研究所

       無機材質研究所

       農林水産省

       防 衛 庁

       建 設 省



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、金属材料技術研究所より、同位体制御材料の機能と応

     用に関する研究、励起中性子線の基礎技術に関する研究等について、防災科

     学技術研究所より、機器・配管系の経年化に伴う耐震安全裕度評価手法の研

     究、人口バイアシステムの振動挙動に関する研究について、無機材質研究所

     より、複合環境用セラミックスのマルチコンポジット化とその多次元的評価

     、高効率陽電子減速材の開発に関する研究等について、農林水産省より、ゲ

     ノム機能の効率的解析をめざした新しい遺伝子単離法の開発、低エネルギー

     電子ビームを用いた食品の処理技術の開発等について、防衛庁より、高空に

     おける放射能塵の調査研究について、建設省より地盤条件等を考慮した設計

     地震動の高精度化の研究等について、説明があった。


題名:第49回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年7月23日(火)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力委員会専門委員の変更等について



   (2)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       放射線医学総合研究所



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第46回原子力委員会定例会議議事録(案)、第47回原子力委員会

     定例会議議事録(案)及び第48回原子力委員会臨時会議議事録(案)

     が了承された。



   (2)原子力委員会専門委員の変更等について

      標記の件について、事務局より説明がなされ、了承された。



   (3)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、放射線医学総合研究所より、重粒子線がん治療臨

     床試行の推進、重粒子線高度がん治療推進研究、医療用放射光設備開発

     研究、バイオディフェンス研究等について、説明があった。

      これに対し、委員より

     ・人材の育成などにも配慮しつつ、医学、物理学、化学、生物学という

      異なる分野間の全体の領域がつながるような体制を構築することが必

      要

     ・CTやポジトロン核医学、コンパクトな医療用放射光機器など、高度

      診断の役割について検討することが重要

     等の意見があった。


題名:第48回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年7月19日(火)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       動力炉・核燃料開発事業団(第2回)



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より「もんじゅ」事故

     対策、高レベル放射性廃棄物地層処分関連等を柱とする平成9年度予算

     要求の基本方針等について、説明があった。

      これに対し、委員より

     ・品質保証に関して、外部の専門家の意見等を聞くことが重要

     ・大学等との研究協力等を一層推進すべき

     ・従来からの大型プロジェクトにおいては、有意義な成果が出ているが

      、今後は、大型設備の活用方策について十分な検討が必要であり、ま

      た、計画相互の関連を重視していくことが必要

     等の意見があった。


題名:第47回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年7月16日(火)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       日本原子力研究所(第2回)



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、日本原子力研究所より資料1に基づき、先端的基

     礎研究(中性子科学、光量子科学、イオン・ポジトロン科学、高度計算

     科学、先端基礎研究)、国際熱核融合(ITER)計画及び国際貢献に

     ついて、説明があった。

      これに対し、委員より

     ・中性子科学のような計画を進める場合、何ができるかという視点とと

      もに、何が求められているかという視点も重要である

     ・中性子科学の利用研究に関しては、大学との連携が必要

     ・加速器に関しては、ビーム強度のみならず検出系等を含めたシステム

      全体の性能の向上を念頭に置くべき

     ・安全性研究の成果は、ノウハウとしてだけではなく、どのように成果

      を活かすかが重要

     等の意見があった。


題名:第46回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年7月9日(火)10:30〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)初等・中等教育における「エネルギー」の扱いと高等学校

      学習指導要領に関する要望について



   (2)リヨン・サミットの結果について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)初等・中等教育における「エネルギー」の扱いと高等学校

      学習指導要領に関する要望について

      1996年5月8日社団法人日本原子力学会会長より文部大臣あてに

     提出された標記の件について、仁科愛知淑徳大学教授及び石榑東京大学

     教授より、以下の点につき要望を行った旨、説明があった。

      a.初等・中等教育の中でエネルギー、原子力発電、ミクロ科学に関

        する教育を従来より充実させるべきこと

      b.高等学校教科書(公民、地理、理科)における原子力関連の記述

        の現状の調査結果、現行の教科書におけるエネルギー、放射線及

        び原子力関連記述をより一層充実させるべきこと

      c.高等学校で使用された教科書内容の基準となっている現行学習指

        導要領を改訂すべきこと

      これに対し、委員より

     ・教科書の中の原子力に関連する部分については、極力正確な記述がな

      される必要がある

     ・日本原子力学会が、このような要望を行ったことは原子力委員会とし

      ても注目すべきこと

     等の意見があった。



   (2)リヨン・サミットの結果について

      1996年6月27日から29日にフランスのリヨンで行われた標記

     の件について、事務局より議長声明及び経済宣言の原子力関係部分(原

     子力の安全、KEDO、CTBT、NPT、チェルノブイル関係)につ

     いて、報告があった。



   (3)議事録の確認

      第45回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。


題名:第45回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年7月5日(金)10:00〜



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

       環境庁

       労働省

       厚生省

       通商産業省(工業技術院)



   (2)日本原子力発電(株)東海発電所の運転停止について



   (3)原子力政策円卓会議について



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、環境庁より脳メタロチオネインの生理的機能に関する

     研究、加速器による生体中、環境中微量成分の超高感度追跡手法の開発等、

     労働省より作業環境中の有害因子に対する生体防護反応の分子機構の研究、

     厚生省より放射線照射によるリンパ球の細胞死のメカニズムの解析及びその

     回避因子に関する研究、放射線照射を受けた医用材料の表面解析と細胞機能

     影響評価に関する研究等、通商産業省工業技術院より原子力用構造部材の非

     接触リモートモニタリング技術に関する研究、高レベル放射性廃棄物地層処

     分に係わる地層物質による地下水質変化に関する地球科学的研究等について

     、説明があった。



   (2)日本原子力発電(株)東海発電所の運転停止について

      標記の件について、資源エネルギー庁から日本原子力発電(株)は、東海

           発電所を1998年3月末日を目途に運転停止する方針を決定した旨、報

           告があった。



   (3)原子力政策円卓会議について

      標記の件について、事務局より1996年6月24日の第5回原子力政策

     円卓会議において、同会議より原子力委員会に対し、原子力に関する情報公

     開及び政策決定過程への国民参加の促進について要請があった件について、

     報告があった。



   (4)議事録の確認

      第42回原子力委員会臨時会議議事録(案)、第43回原子力委員会定例

     会議議事録(案)及び第44回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承さ

     れた。