題名:第44回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年6月28日(金)10:00~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

      動力炉・核燃料開発事業団(第1回)



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より、「もんじゅ」

     事故対策、高レベル放射性廃棄物地層処分関連等を柱とする平成9年度

     予算要求の基本方針等について、説明があった。

      これに対し、委員より

     ・国際協力の重要性について十分な配慮が必要

     ・業務遂行に関する意識の改革や品質保証等をしっかり行うべき

     ・原子力は長期のタイムスパンで開発を行うものであるから、新しい指導

      原理を確立し、いかに若手研究者のモラールの維持を図るということが

      重要な課題

     等の意見があった。


題名:第43回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年6月25日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

      理化学研究所



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、理化学研究所より、重イオン科学総合研究、分子

     レーザー法ウラン濃縮に関するブレークスルー研究、原子力基盤技術開

     発研究、大型放射光施設の研究推進、大型放射光施設の建設、バイオク

     ロストーク機能研究、RIビームファクトリー建設について、説明があ

     った。


題名:第42回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年6月21日(金)10:00~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

      1.警察庁 2.自治省 3.外務省 4.運輸省



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第41回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)平成9年度原子力関係予算要求について

      標記の件について、警察庁より、小型中性子源を利用した科学捜査技術

     の開発と実用化に関する研究、自治省より、原子力災害対策の指導等の防

     災対策、外務省より、国際原子力機関分担金、国際原子力機関拠出金、O

     ECD/NEA分担金及び原子力安全支援基金拠出金、運輸省より回収ウ

     ランの輸送安全対策、原子力施設解体に伴う廃棄物の輸送安全対策、放射

     性物質の輸送安全対策、大気放射能調査、海洋放射能調査等の予算要求に

     ついて、説明があった。


題名:第41回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年6月18日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力政策に関する国民的合意形成を目ざした通産省の取り組みについて



   (2)放射線利用推進専門部会報告書「加速器利用研究の推進について」



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第40回原子力委員会臨時会議議事録が承認された



   (2)原子力政策に関する国民的合意形成を目ざした通産省の取り組みについて

      標記の件について、通商産業省から、1996年6月11日(火)新潟県

     新潟市で開催された「一日資源エネルギー庁」の開催概要、「全国講演キャ

     ラバン」開催・開催準備状況等について、報告があった。



    (3)放射線利用推進専門部会報告書「加速器利用研究の推進について」

      標記の件について、フロンティア研究分科会中澤主査より、原子力委員会

     放射線利用推進専門部会の下に設置された、フロンティア研究分科会を中心

     に、加速器を利用した放射線利用研究の現状と将来展望、整備すべき加速器

     とその進め方、加速器利用研究の推進方策等の検討結果について報告書とし

     て取りまとめた旨、説明があった。

      これに対し、委員より、

     ・加速器は、核融合等様々な分野で新しい展開をもたらす可能性がある等、

      加速器の将来展望に関する意見があった。


題名:第40回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年6月14日(金)10:30~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故について



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第38回原子力委員会臨時会議議事録及び第39回原子力委員会定例会議

     議事録が承認された。



   (2)高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より、大洗工学センターに

     おいて1996年6月7日(金)に行なわれた、ナトリウム漏えい燃焼実験

     の目的、実験後の観察結果について、報告があった。

      これに対し、委員より、

     ・床ライナーに穴が開いた原因を慎重かつ十分に究明すべき

      ・より実機に適合した条件での実験を追加的に行なうことを検討すべき等の

      意見があった。


題名:第39回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年6月11日(火)10:00~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング

      日本原子力研究所(予備ヒアリング)



   (2)その他



4. 審議事項



   (1)平成9年度原子力関係予算ヒアリング日本原子力研究所(予備ヒアリング)

      標記の件について、日本原子力研究所より、先端的基礎研究の展開、新し

     い時代に相応した研究開発、国際熱核融合実験炉の誘致と建設準備、国民か

     ら支持される原子力利用の推進等について、説明があった。

      これに対し、委員より、

     ・原子力施設のある地方自治体と交流を持つことが大切なこと

     ・国民から支持される原子力をどのように実現するか。安全から安心を得る

      ための処方箋を、具体的に考える必要がある

     ・大型の基礎研究施設が整備され、広く開放されれば大学のレベルも向上する

     等の意見があった。

                                   以 上


題名:第38回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年6月 7日(金)10:30~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)原子力委員会専門委員の変更等について



   (2)第15回IAEA原子力損害賠償常任委員会の結果について



   (3)地域フォーラムの開催について



   (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第37回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力委員会専門委員の変更等について(案)

      標記の件について、局より、説明がなされ、了承された。



   (3)第15回IAEA原子力損害賠償常任委員会の結果について

      1996年5月6日(月)から5月10日(金)まで、IAEA本部にお

     いて開催された標記の件について、事務局より、ロシアの現行ウィーン条約

     への署名、ウィーン条約改正案及び補完基金条約案の内容並びに今後の方向

     等について、報告があった。

      これに対し、委員より、

     ・今後とも我が国の法体系との整合性等に留意して対処すべき

     等の意見があった。



   (4)地域フォーラム開催について

      標記の件について、事務局より、1996年6月15日(土)福島県大熊

     町において、「原子力発電所の耐震安全性」をテーマに、国の担当者や専門

     家が、立地地域を中心とする国民に対するきめ細やかな説明及び率直な意見

     交換を行う場として開催する旨、説明があった。

      これに対し、委員より、

     ・今後、合意形成に係る取り組みを進めるに当たっては、様々な立場の者の

      間での意見交換を行っていくことが重要

     等の意見があった。

                                  以 上


題名:第37回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年6月 4日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)ITER計画の進捗状況について



   (2)「93+2計画」第2部について



   (3)平成9年度原子力関係予算の処理について



   (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第36回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)ITER計画の進捗状況について

      標記の件について、事務局より、特別作業グループについて、1996年

     7月にウィーンにて開催される予定の第4回会合において、建設基準協議会

     開始のベースとなる報告書を取りまとめること、これまでの検討項目、今後

     の計画及び各極の状況について、報告があった。



   (3)「93+2計画」第2部について

      標記の件について、科学技術庁より、IAEAにおける現在の検討状況、

     IAEA6月理事会に提出される文書の概要等について、報告があった。



   (4)平成9年度原子力関係予算の処理について

      標記の件について、事務局より、説明がなされ、審議した結果、原案のと

     おり決定した。



                                  以 上


題名:第36回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年5月28日(火)10:00~



2.場 所  委員会会議室



3.議 題



   (1)四国電力株式会社伊方発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号原

     子炉施設の設置変更)について(答申)



   (2)越境損害の法的救済に関する調査について



   (3)高レベル事業推進準備会「中間とりまとめ(平成7年度)」について



   (4)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第35回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)四国電力株式会社伊方発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3号原

      子炉施設の設置変更)について(答申)

      平成8年2月15日付け7資庁第14393号(平成8年3月28日付け

     7資庁第14393号をもって一部補正)をもって諮問のあった標記の件に

     係る核原料物資、核燃料物資及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項

     において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基

     礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、

     通商産業大臣あて答申することとした。

      注)本件は、3号炉核燃料物質取扱設備の一部及び使用済燃料貯蔵設備の

       1号、2号及び3号炉による共用化、1号炉の蒸気発生器の取り替え、

       1号及び2号炉の出力分布調整用制御棒クラスタの撤去、1号及び2号

       炉におけるB型バーナブルポイズンの採用、1号及び2号炉の液体廃棄

       物廃棄設備の一部の1号及び2号炉の共用化、蒸気発生器保管庫の設置

       並びに3号炉使用済樹脂貯蔵タンクの1号、2号及び3号炉による共用

       化を行うものである。



   (3)越境損害の法的救済に関する調査について

      標記の件について、成蹊大学法学部長・廣部教授より、IAEAにおける

     原子力損害の民事責任に関するウイーン条約の改正作業等中心に原子力に関

     わる越境損害の法的救済について、報告があった。



   (4)高レベル事業推進準備会「中間とりまとめ(平成7年度)」について

      標記の件について、高レベル放射性廃棄物対策推進協議会の下に設けられ

     た高レベル事業推進準備会の林会長より、事業化計画、実施主体、事業資金

     地域との共生、国民的理解の促進及び海外動向調査等、準備会がこれまで行

     ってきた高レベル放射性廃棄物処分の事業化に関する調査検討の成果である

     「中間とりまとめ(平成7年度)」が報告された。

      これに対し、委員より、

     ・処分事業において立地は特に重要であり、地域住民の判断の依り所となる

      処分の前提条件をどれだけ詳細に示せるかが重要である。

     ・高レベル放射性廃棄物処分は、一般にはなじみにくい分野であるため、そ

      の概念や安全確保の仕組みの説明にあっては、わかり易いことを主として

      国民の理解の促進に努力すべきである。

     ・高レベル放射性廃棄物の再資源化の可能性を考慮し、処分の推進に並行し、

      群分離・消滅処理を科学的な課題として進めるとともに、廃棄物の体系の

      中での高レベル放射性廃棄物の位置づけを明確にすべき等の意見があった。



                                  以 上


題名:第35回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年5月24日(金)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故の報告について



   (2)世界の原子力発電開発の動向について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第34回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故の報告について

      標記の件について、科学技術庁より平成8年5月23日に、公表された「

      高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故の報告について」報告があ

      った。同報告書では、これまでの調査検討の結果、科学技術庁としての反

      省点、事故の教訓を踏まえた今後の対応及び改善策等がとりまとめられて

      おり、今後とも引き続き調査を継続し、その結果は、別途追加して報告書

      として取りまとめられる旨、説明があった。



   (3)世界の原子力発電開発の動向について

      標記の件について、社団法人日本原子力産業会議より、世界の原子力発電

     所が1995年12月末現在で運転中のもの432基、建設中のもの51基、

     計画中のもの57基となっていること等、その動向に関する調査結果につい

     て説明があった。



                                     以上


題名:第34回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年5月21日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)原子力委員会専門委員の任命等について



   (2)放射線医学総合研究所の業務について



   (3)放射線医学総合研究所における速中性子線治療の臨床評価について



   (4)地域協力構想調査について



   (5)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第33回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力委員会専門委員の任命等について(案)

      標記の件について、事務局より説明がなされ、了承された。



   (3)放射線医学総合研究所の業務について

      標記の件について、放射線医学総合研究所より、今後の中長期的な業務の

     遂行を念頭に置いた研究部門の一部機構改正の実施、また、重粒子線がん治

     療臨床試行の着実な推進と臨床試行を支える重粒子プロジェクト研究の実施

     等について、説明があった。



   (4)放射線医学総合研究所における速中性子線治療の臨床評価について

      標記の件について、放射線医学総合研究所より、速中性子線治療の実施概

     要、臨床評価の概要等について、報告があった。



   (5)地域協力構想調査について

      標記の件について、社団法人日本原子力産業会議より、原子力技術の研究

     炉利用、農業利用、医学利用、パブリック・アクセプタンス及び放射性廃棄

     物管理の5テーマを中心に、今後の地域協力をより一層大局的に促進するた

     めの構想に関する検討について報告があった。特に近隣アジア諸国では、新

     たに原子力発電の導入を検討し始めた国も出てきていることから、我が国の

     地域協力への関心と期待が高まってきている旨、報告があった。



                                     以上


題名:第33回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年5月14日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)原子力分野における人文・社会科学系研究の促進に関する調査について



   (2)OECD/NEA運営委員会第92回会合報告



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第32回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力分野における人文・社会科学系研究の促進に関する調査について

      標記の件について、田中学習院大学法学部教授及び財団法人未来工学研究所

     より、原子力分野における人文・社会科学的研究の国内外の動向、今後検討す

     べき重要課題、研究を展開させるために必要な要件等、人文・社会科学的研究

     の原子力政策への貢献という観点から、調査・検討した結果についての報告が

     あった。



   (3)OECD/NEA運営委員会第92回会合報告

      1996年4月22日、23日に開催された標記の件について、佐竹日本原

     子力研究所理事より、97繧X8年NEA作業計画、IAEAとの関係に関す

     るNEA活動の見直しに関する報告、チェコ・ハンガリーのNEAへの加盟申

     請等、主要項目の審議概要について説明があった。会合では、米国のNEAに

     対する分担金支払いに関する結論が出ていない状況にあったことから、米国の

     NEAに対する分担金問題が決定した後、再度今後の活動計画に関する検討会

     合を開催する旨、説明があった。



                                     以上


題名:第32回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  1996年5月10日(金)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)海外主要国の原子力開発に関する情報収集分析について



   (2)原子力発電の将来展望に関する調査について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第31回原子力委員会定例会議議事録が了承された。



   (2)海外主要国の原子力開発に関する情報収集分析について

      標記の件について、株式会社アイ・イー・エー・ジャパンより説明があっ

     た。



   (3)原子力発電の将来展望に関する調査について

      標記の件について、財団法人日本エネルギー経済研究所より説明があった。

                                   以上


題名:第31回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  1996年5月7日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)日本原子力研究所の事業について



   (2)原子力政策円卓会議(第1回)の結果について



   (3)その他



4. 審議事項



   (1)議事録の確認

      第30回原子力委員会臨時会議議事録が了承された。



   (2)日本原子力研究所の事業について

      標記の件について、日本原子力研究所より基礎研究の戦略的推進、COE

     を目指した体制整備と運営等の重点事項に関する事業について,報告があっ

     た。



   (3)第1回原子力政策円卓会議の結果について

      4月25日(木)日本海運倶楽部(千代田区平河町)において開催された

     標記の件について、事務局より、報告があった。

                                   以上


題名:第30回  原子力委員会臨時会議議事録



1.日  時    1996年4月26日(金)10:30~



2.場  所    委員会会議室





3.議  題



      (1)核不拡散と保障措置に関する検討結果について



      (2)高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故について



      (3)原子力の平和利用における協力のための日本政府と中華人民共和国政府

            との間の協定の協力分野の追加及び附属書の修正に関する書簡の交換に

            ついて



      (4)その他





4.審議事項



      (1)議事録の確認

            第29回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



      (2)核不拡散と保証措置に関する検討結果について  

            標記の件について、科学技術庁原子力局及び原子力安全局が開催している

            「核不拡散と保障措置に関する勉強会」より、核不拡散及び保障措置に関

            する国際動向及び今後の我が国の取り組みに対する提言等について報告が

            あった。



      (3)高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故について

            標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団より、加熱器分配器内で確

            認された温度計ウェル細管部の回収作業及びナトリウム漏えい燃焼実験結

            果について報告があった。



      (4)原子力の平和利用における協力のための日本政府と中華人民共和国政府

            との間の協定の協力分野の追加及び附属書の修正に関する書簡の交換に

            ついて

            標記の件について、外務省より、日中原子力協定の規定に基づき、「高

            温ガス炉の設計、建設及び運転並びに安全上の問題」の分野において協

            力を行なうこと及び同協定の適用対象物として同協定附属書に掲げられ

            る設備に「一次冷却材ポンプ」を追加することにつき、両政府間で合意

            することとなり、両政府の代表者の間でこのための書簡を交換すること

            となった旨の報告がなされた。

                                                                      以上


題名:第29回  原子力委員会定例会議議事録



1.日  時    平成8年4月23日(火)10:30~



2.場  所    委員会会議室





3.議  題



      (1)動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工

            の事業の変更の許可について(答申)



      (2)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(研究用原子炉施設の変更)

            について(答申)



      (3)四国電力株式会社伊方発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3

            号原子炉施設の変更)について(一部補正)



      (4)「加速器を利用した研究開発に係る課題調査」について



      (5)モスクワ原子力安全サミットの結果について



      (6)その他





4.審議事項



      (1)議事録の確認

            第28回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



      (2)動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工の

            事業の変更の許可について(答申)

            平成8年2月26日付け7案(核規)第890号をもって諮問のあった

            標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律

            第16条第3項において準用する同法第14条第1項及び第2号(経理的

            基礎に係わる部分に限る。)に規定する基準の適用については妥協なもの

            と認め、内閣総理大臣あて答申することとした。

              注)本件は、加工事業のために保有している原料の天然ウランの有効

                  利用を目的とし、原料シリンダ(ANSI規格48Y)から原料

                  (ANSI規格30B)への天然ウランを詰め替えるとともに、

                  第1貯蔵庫に一時貯蔵する工程を追加するもである。



      (3)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(研究用原子炉施設の変更)

            について(答申)

            平成8年3月1日付け7安(原規)第340号をもって諮問のあった標記

            の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第

            26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び

            第3号(経理的基礎にか係る部分に限る。)に規定する規準の適用につ

            いては妥協なものと認め、内閣総理大臣あて答申することとした。

              注)本件は、研究用原子炉(KUR)における材料照射実験の性能向上

                  を目的として、精密制御照射管を設置するものである。



      (4)四国電力株式会社伊方発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び3

            号原子炉施設の変更)について(一部補正)

            平成8年3月28日付け7資庁第14393号をもって、通商産業大臣

            から通知のあった標記の件について、通商産業省から説明がされ、引き

            続き審議することとした。

              注)本件は、平成8年2月15日付け7資庁第14393号をもって

                  諮問を受けた標記申請について、申請書の本文及び添付書類の記

                  述の適正化を図るため、一部補正を行なうものである。



      (5)「加速器を利用した研究開発に係わる課題調査」について

            標記の件について、柴田東京大学原子核研究所教授より、説明があった



      (6)モスクワ原子力安全サミットの結果について

            標記の件について、外務省より、4月19日、20日に開催された

            本サミットの結果概要と評価について報告があった。



題名:第28回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  平成8年4月16日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



(1)原子力政策円卓会議について



   (2)原子力発電に対する日本人の意識について



   (3)大臣と原子力を語る会の結果について



   (4)伊原委員長代理の海外出張報告について



   (5)その他



4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第27回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力政策円卓会議について

      標記の件について、事務局より、説明があり、審議の結果、「原子力

     政策円卓会議運営規程」及び「原子力政策円卓会議のモデレーターにつ

     いて」が決定された。また、原子力政策円卓会議の当面の開催日程が了

     承された。



   (3)原子力発電に対する日本人の意識について

      標記の件について、林 統計数理研究所名誉教授より説明があった。



   (4)大臣と原子力を語る会の開催結果について

      4月13日(土)福井県敦賀市において開催された標記の件について、

     事務局より報告があった。



   (5)伊原委員長代理の海外出張報告について

      標記の件について、事務局より1996年4月9日(火)から13日

     (土)までの5日間、韓国原子力産業会議及び韓国原子力学会の共催に

     よる第11回年次大会の概要及びウルチン原子力発電所の視察に関して

     報告があった。


題名:第27回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  平成8年4月12日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)1997年度米国DOE予算要求について



   (2)プルトニウム使用の透明性向上等のための国際的枠組みに係わる

     検討状況について



   (3)その他





4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第26回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)1997年度米国DOE予算要求について

      標記の件について、事務局より、米国のDOEが発表した1997会

     計年度の予算案の内容について、報告があった。



   (3)プルトニウム使用の透明性向上等のための国際的枠組みに係わる検討

     状況について

      標記の件について、事務局より、本件枠組みに係る検討の経緯、現状

     等について、報告があった。


題名:第26回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  平成8年4月9日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)原子力及び核物質に関するモスクワ・サミットについて



   (2)航空・電子等技術審議会諮問第20号に対する答申について



   (3)その他





4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第25回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)原子力及び核物質に関するモスクワ・サミットについて

      標記の件について、外務省より、平成8年4月19日、20日

     に予定されている本サミットの背景、意義等について説明があった。



   (3)航空・電子等技術審議会諮問第20号に対する答申について

      標記の件について、科学技術庁より、大型放射光施設(Spr-

     ing-8)の効果的な利用・運営のあり方について、その基本的

     な考え方、放射光利用推進機構の業務推進のあり方等の説明があっ

     た。本件は、平成5年9月30日に科学技術庁長官が航空・電子等

     技術審議会会長に行った「大型放射光施設(Spring-8)の

     効果的な利用・運営のあり方について」(諮問第20号)に対する

     答申であり、平成8年3月29日に航空・電子等技術審議会におい

     て取りまとめられたものである。


題名:第25回 原子力委員会臨時会議議事録



1.日 時  平成8年4月5日(金)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)伊原委員長代理の海外出張について



   (2)動力炉・核燃料開発事業団の平成8年度事業計画について



   (3)その他





4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第24回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



   (2)伊原委員長代理の海外出張について

      標記の件について、事務局より、平成8年4月9日から13日

     (土)までの5日間、韓国原子力産業会議及び韓国原子力学会の

     共催による第11回年次大会において基調講演を行うとともに、

     ウルチン原子力発電所の視察を行うための海外出張について説明

     がなされ、了承された。



   (3)動力炉・核燃料開発事業団の平成8年度事業計画について

      標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団から動力炉の開

     発、核燃料の開発、使用済燃料の再処理、安全管理、核物質管理、

     国際協力、技術協力等に関する事業について概括的な報告があっ

     た。


題名:第24回 原子力委員会定例会議議事録



1.日 時  平成8年4月2日(火)10:30~



2.場 所  委員会会議室





3.議 題



   (1)医用原子力技術研究振興財団法人の設立について



   (2)原子力発電所等周辺防災対策専門部会報告書について



   (3)その他





4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第23回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)医用原子力技術研究振興財団法人の設立について

      標記の件について、事務局より報告があった。本財団は、原子炉や加

     速器等から発生する粒子線等による先端的がん治療をはじめとする、各

     種放射線による疾病の治療並びに診断等、医用原子力技術の研究を推進

     するとともに、その普及を図ることにより、科学技術の振興を図るもの

     であり、平成8年3月26日に設立が許可されたものである。



   (3)原子力発電所等周辺防災対策専門部会報告書について

      標記の件について、科学技術庁より、IAEA「電離放射線に対する

     防護及び放射線源の安全に関する国際基本安全基準」における原子力発

     電所等周辺の防災対策に関する基準の取り入れ方針等の基本的考え方に

     ついて、報告があった。本報告書は、3月25日に原子力発電所等周辺

     防災対策専門部会より原子力安全委員会に報告がなされ、4月1日に了

     承されたものである。