*** 第22回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月2日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会専門委員の変更について



  (2)その他





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第20回原子力委員会臨時会議議事録(案)および資料2

    第21回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



  (2)原子力委員会専門委員の変更について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









       *** 第23回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月9日(金)11:15〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)伊原委員の海外出張報告について



  (2)その他





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第22回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承され

    た。





  (1)伊原委員の海外出張報告について



     伊原委員および日本原子力研究所柳澤主任研究員から、伊原委員の19

    93年6月26日(土)から7月4日(日)までの9日間の英国への出張

    (英国外務省、貿易産業省関係者と懇談、原子力発電所等の視察および英

    国原子力産業会議年次大会への出席)に関して報告があった。











       *** 第24回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月16日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>





   (1)九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3

    号および4号原子炉施設の変更)について(答申)



  (2)日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(放射性廃棄物処理施

    設の変更)について(答申)



  (3)原子力委員会原子力国際問題等懇談会等の構成員の変更について



  (4)その他





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第23回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承され

    た。



   (2)九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3

    号および4号原子炉施設の変更)について(答申)



     平成5年3月18日付け4資庁第13635号をもって諮問のあった標

    記の件に関する核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に関する法律

    26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号および

    第3号(経理的基礎に係わる部分に限る。)に規定する基準の適用につい

    ては妥当なものと認め、通商産業大臣あて答申することとした。



     注)本件は、敷地境界の変更を行い、また使用済樹脂処理の強化を図る

      ため、1・2号炉共用の使用済樹脂処理装置の設置および4号炉用の

      使用済燃料ピットの貯蔵体数の増加を図るため、貯蔵ラックにボロン

      を添加したステンレス鋼を用い、ラックピッチの縮小等を行うもので

      ある。



  (3)日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(放射性廃棄物処理施

    設の変更)について(答申)



     平成5年5月19日付け5安(原規)第63号をもって諮問のあった標

    記の件に関する核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に関する法律

    26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号および

    第3号(経理的基礎に係わる部分に限る。)に規定する基準の適用につい

    ては妥当なものと認め、内閣総理大臣あて答申することとした。



     注)本件は、放射性廃棄物埋設施設のうち、低レベル廃液貯槽の性能向

      上を図るため、一部の貯槽の内面にステンレス鋼製のライニングを施

      すものである。



  (4)原子力委員会原子力国際問題等懇談会等の構成員の変更について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









       *** 第25回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月20日(火)13:00〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>





   (1)高レベル放射性廃棄物地層処分研究開発の進捗状況について



  (2)原子力委員会専門委員の変更について



  (3)その他





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第24回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承され

    た。



   (2)高レベル放射性廃棄物地層処分研究開発の進捗状況について



     標記の件について、生田部会長の代理として出席した鈴木専門委員およ

    び事務局から報告がなされ、審議の結果、了承された。





  (3)原子力委員会専門委員の変更について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









       *** 第26回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月27日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>





  (1)原子力委員会参与の任命について



  (2)その他





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第25回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承され

    た。



  (2)原子力委員会参与の任命について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。











       *** 第27回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年7月30日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>





  (1)高速増殖原型炉もんじゅの工程変更にいて



  (2)田畑委員の海外出張について







<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第26回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承され

    た。





  (2)高速増殖原型炉もんじゅの工程変更にいて



     標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団から報告があった。





  (3)田畑委員の海外出張について



     田畑委員が1993年8月7日(土)から8月20日(金)までの14

    日間、IAEAの招へいによるアイソトープと放射線の環境への応用に関

    する国際会議(チリ)への参加、およびブラジル日系研究者協会の原子力

    と環境に関する会議への出席のため、チリおよびブラジルへ海外出張する

    旨説明がなされ、了承された。









       *** 第28回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年8月10日(火)17:15〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)委員長代理の指名について





<審議事項>



  (1)委員長代理の指名について



     江田委員長から原子力委員会委員長就任の挨拶があり、原子力委員会お

    よび原子力安全委員会設置法第4条第3項の規定に基づき、原子力委員会

    委員長代理に大山委員を指名し、さらに大山委員長代理の海外出張等によ

    る不在の際の委員長代理には、伊原委員を指名した。









       *** 第29回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年8月13日(金)11:00〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、

    2号、3号、4号、5号および6号原子炉施設の変更)について(諮問)



  (2)関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号および

    3号原子炉施設の変更)について(諮問)



  (3)関西電力株式会社高浜発電所の原子炉の設置変更(1号、および2号

    原子炉施設の変更)について(諮問)



  (4)関西電力株式会社大飯発電所の原子炉の設置変更(1号、および2号

    原子炉施設の変更)について(諮問)





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第27回原子力委員会臨時会議議事録(案)および事務局

    作成の第28回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。





  (2)東京電力株式会社福島第一原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2

    号、3号、4号、5号および6号原子炉施設の変更)について(諮問)



     平成5年8月9日付け資庁第5112号をもって、通商産業大臣から諮

    問を受け標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き続き審議

    することとした。



     注)本件は、使用済燃料乾式貯蔵設備の設置、使用済燃料共用プールの

      設置、使用済燃料輸送容器保管エリアの設置および非常用ディーゼル

      発電機の増設を行うものである。





  (3)関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号、2号および3

    号原子炉施設の変更)について(諮問)



     平成5年8月9日付け資庁第5352号をもって、通商産業大臣から諮

    問を受け標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き続き審議

    することとした。



     注)本件は、1号炉および3号炉の蒸気発生器の取替え、1号炉および

      3号炉の蒸気発生保管庫の設置、1号炉、2号炉および3号炉の出力

      分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の撤去を行うものである。





  (4)関西電力株式会社高浜発電所の原子炉の設置変更(1号、および2号原

    子炉施設の変更)について(諮問)



     平成5年8月9日付け資庁第5353号をもって、通商産業大臣から諮

    問を受け標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き続き審議

    することとした。



     注)本件は、1号炉の蒸気発生器の取替え、1号炉の蒸気発生保管庫の

      設置、1号炉および2号炉の出力分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の

      撤去を行うものである。





  (5)関西電力株式会社大飯発電所の原子炉の設置変更(1号、および2号

    原子炉施設の変更)について(諮問)



     平成5年8月9日付け資庁第5354号をもって、通商産業大臣から諮

    問を受け標記の件について、通商産業省から説明がなされ、引き続き審議

    することとした。



     注)本件は、2号炉の蒸気発生器の取替え、2号炉の蒸気発生保管庫の

      設置、1号炉および2号炉の出力分布調整用制御棒クラスタ駆動軸の

      撤去を行うものである。









       *** 第30回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年8月23日(月)11:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)核兵器の不拡散に関する条約の延長について





<審議事項>



  (1)核兵器の不拡散に関する条約の延長について



    o江田委員長および事務局から細川内閣総理大臣の所信表明演説(案)の

    内容について説明あり、標記の件について審議した。



     ・NPTが締約国に対し原子力平和利用による利益の享受を最大限保障

     するものであることが再確認されることが重要である。



     ・核軍縮が行われていくことが前提にあっての「無期限延長支持」と理

     解する。



     ・原子力平和利用の円滑な推進が重要であるということについては原子

     力委員会として十分発言すべきである。



     ・核軍縮についても、原子力委員会の立場を踏まえ、十分発言すること

     が望ましい。



    等の意見が出され、その結果、本日付けで原子力委員会委員長談話「核兵

    器の不拡散に関する条約の延長について」を発表することとした。









       *** 第31回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年8月27日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会専門委員の変更について



  (2)田畑委員の海外出張報告について





<審議事項>





  (1)議事録の確認



     事務局作成の第29回原子力委員会臨時会議議事録(案)および第30

    回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。





  (2)原子力委員会専門委員の変更について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。





  (3)田畑委員の海外出張報告について



     田畑委員および事務局から田畑委員の1993年8月7日(土)から8

    月20日(金)までの14日間のチリおよびブラジルへの出張(IAEA

    の招聘によるアイソトープと放射線の環境への応用に関する国際会議(チ

    リ)への参加、およびブラジル日系研究者協会の原子力と環境に関する会

    議への出席)に関して報告があった。









       *** 第32回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年8月31日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)平成6年度原子力関係経費の見積りについて





<審議事項>





  (1)議事録の確認



     事務局作成の第31回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。





  (2)平成6年度原子力関係経費の見積りについて



     標記の件について、事務局から説明がなされ、更に、委員からの質問に

    応じ、他の科学技術関係予算あるいは他のエネルギー関係研究開発予算と

    の比較等に関し補足説明があった後、審議の結果原案どおり決定された。











       *** 第33回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年9月3日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)伊原委員の海外出張について



  (2)原子力委員会専門委員の変更について





<審議事項>





  (1)議事録の確認



     事務局作成の第32回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。





  (2)伊原委員の海外出張について



     伊原委員が1993年9月11日(土)から9月19日(日)までの9

    日間、米国シアトルで開催されるグローバル’93(米国原子力学会主催

    の国際会議)に出席し、講演を行うとともに近辺の原子力施設を視察する

    ため、米国へ海外出張する旨説明がなされ、了承された。





  (3)原子力委員会専門委員の変更について



     標記の件について説明がなされ、了承された。











       *** 第34回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年9月7日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会原子力国際問題等懇談会の構成員の変更について





<審議事項>





  (1)議事録の確認



     事務局作成の第33回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。





  (2)原子力委員会原子力国際問題等懇談会の構成員の変更について



     標記の件について説明がなされ、了承された。











       *** 第35回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年9月21日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)伊原委員の海外出張報告について



  (2)旧ソ連・東欧原子力安全に関するシンポジウムの開催について



  (3)平成5年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて





<審議事項>





  (1)議事録の確認



     事務局作成の第34回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。





  (2)伊原委員の海外出張報告について



     伊原委員および事務局から伊原委員の1993年9月11日(土)から

    9月19日(日)までの9日間の、米国シアトルで開催されたグローバル

    ’93(米国原子力学会主催の国際会議)への出席、講演および米国エネ

    ルギー省ハンフォード施設の視察に関する出張について報告があった。





  (3)旧ソ連・東欧原子力安全に関するシンポジウムの開催について



     事務局から、来る10月27日に東京においてIAEAと科学技術庁の

    主催により、一般を対象とした旧ソ連・東欧原子力安全に関するシンポジ

    ウムが開催される旨報告があった。





  (4)平成5年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて



     事務局からビクトル、ミハエロフ、ロシア原子力省大臣他1名を招へ

    いすることについ説明がなされ審議を行った。



    ・ロシアは高速増殖炉開発等に熱心に取り組んでおり、かかる機会は重要

    である。



    ・日本の原子力開発利用の現状をよく知ってもらえるよう対応することが

    重要である。

     等の意見が出され、旧ソ連・東欧原子力安全に関するシンポジウムへの

    出席を含む日程により、同大臣他1名の招へいを決定した。









       *** 第36回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年9月24日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)江田委員長の海外出張について



  (2)大山委員長代理の海外出張について



  (3)プルトニウム等の国際管理について





<審議事項>





  (1)議事録の確認

     事務局作成の第35回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



  (2)江田委員長の海外出張について

     事務局から、江田委員長が1993年9月25日(土)から9月28日

    (火)までの4日間、第37回国際原子力機関(IAEA)総会に政府代

    表として出席し代表演説を行うとともに、ブリックスIAEA事務局長及

    び各国要人との会談を行うため、オーストリアへ海外出張する旨説明がな

    され、了承された。



  (3)大山委員長代理の海外出張について

     大山委員長代理が1993年9月25日(土)から10月6日(水)ま

    での12日間、第37回国際原子力機関(IAEA)総会に政府代表顧問

    として出席し代表演説を行うとともに、欧州原子力関係要人との意見交換

    を行うため、オーストリア及びフランスへ海外出張する旨説明がなされ、

    了承された。



  (4)プルトニウム等の国際管理について

     プルトニウム国際管理検討委員会栗原座長及び事務局から「プルトニウ

    ム及び高濃縮ウランに関する国際管理制度」の基本的骨格について報告が

    あり、

    ・我が国がこのような問題で努力することは国際的にも大変望ましいこと

     である。

    ・この制度はプルトニウム等の使用計画の正当性や経済性を議論するもの

     ではないという考え方をきちんと周知すべきである。

    等の意見が出され、今後この案をもとに国内外関係機関等と意見交換をし

    ていくことが了承された。









       *** 第37回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年10月1日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)江田委員長の海外出張報告について





<審議事項>





  (1)議事録の確認

     事務局作成の第36回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。





  (2)江田委員長の海外出張報告について

     事務局から江田委員長の海外出張は当初日程が変更され、1993年9

    月25日(土)から9月30日(木)までの6日間のオーストリア及びフ

    ランスへの出張となった旨報告があり、引き続き石田原子力局長及び事務

    局から、同出張における第37回国際原子力機関(IAEA)総会での政

    府代表演説及びこの機会にそれぞれ行われたブリックスIAEA事務局長、

    金韓国科学技術処大臣、ルビロア仏原子力庁長官、オレアリー米エネルギ

    ー省長官、ミハイロフ露原子力省大臣との会談の模様について報告があっ

    た。







       *** 第38回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年10月8日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)第37回IAEA総会の結果について



  (2)米国の核不拡散政策について





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     事務局作成の第37回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



  (2)第37回IAEA総会の結果について

     事務局から1993年9月27日(月)から10月1日(金)までオー

    ストリアのウィーンにおいて開催された第37回IAEA総会の結果につ

    いて報告があり、北朝鮮の補償措置協定不履行に関する総会決議の表決結

    果(決議案賛成72ヶ国、反対2ヶ国、棄権11ヶ国)は、よく認識する

    必要がある等の意見があった。



  (3)米国の核不拡散政策について

     事務局から1993年9月27日(月)に公表された米国の核不拡散政

    策について説明があり、



     ・米国が西欧と日本の民生用原子力計画におけるプルトニウム利用に関

     し従来からのコミットメントを維持するとしたことは、米国が日本、西

     欧に対し信頼感を持っていると考えてよいのではないか。



     ・米国は自ら発電用としてもプルトニウムの分離を行わないとしている

     が、これとの関係で米国のALMRの研究開発やFFTFをめぐる動き

     がどうなるかは重要である。



     ・中国が核実験を行ったことに対する、米国及び他の核兵器国の動き等

     の関連動向をフォローしていく必要がある。



    等の意見が出され、本件に関する今後の推移は引き続き原子力委員会とし

    て十分に注視していくこととした。









      *** 第39回 原子力委員会臨時会議 議事録(案) ***





<日時> 1993年10月12日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題> 大山委員長代理の海外出張報告について





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第38回原子力委員会臨時会議議事録が了承された。



  (2)大山委員長代理の海外出張報告について



     大山委員長代理および事務局から大山委員長代理の1993年9月25

    日(土)から10月6日(水)までの12日間の、オーストリアおよびフ

    ランスへの出張(第37回国際原子力機関総会への政府代表顧問としての

    出席、欧州原子力関係要人:植松OECD/NEA事務局長、シロタ仏

    COGEMA社会長、ルビロワ仏原子力庁長官:との意見交換、仏ノジョ

    ン原子力発電所の視察)に関し報告があり、高速炉の活用やプルトニウム

    国際管理に関する仏の動向、考え方に引き続き注意を払っていく必要があ

    る等の意見が出された。









      *** 第40回 原子力委員会定例会議 議事録(案) ***





<日時> 1993年10月19日(火)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会参与の再任について





<審議事項>



  (1)議事録の確認



     事務局作成の第39回原子力委員会定例会議議事録が了承された。



  (2)原子力委員会参与の再任について



     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









      *** 第41回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年10月22日(金)10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)放射性廃棄物の海洋投棄の取扱いについて





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     事務局作成の第40回原子力委員会定例会議議事録が了承された。



  (2)放射性廃棄物の海洋投棄の取扱いについて

     標記の件に関し、事務局から説明があり、第16回ロンドン条約締約国

    会議に向けての考え方等について、

     ・海洋投棄と再処理施設等からの排水とは条約上も別の概念であること

     に留意すべきである。

     ・低レベル放射性廃棄物の海洋投棄は、国際原子力機関の基準に則って

     実施すれば、科学的には安全であるものの、政治的、経済的、社会的及

     び法律的な観点をも加えて検討する必要があり、旧ソ連及びロシアによ

     る一連の海洋投棄の内外への影響等を考慮すれば、我が国が海洋投棄の

     選択肢を維持し続けることは現時点では困難である。

     ・なお、将来、政治的、経済的、社会的状況等が大きく変化した場合に

     は安全が確保される海洋投棄ができるよう努力が必要である。

     ・条約変更に伴う国内関係法令の改正問題はどうか。

     等の意見が出され、関係諸外国の動向にも留意しつつ引き続き審議する

    こととした。











      *** 第42回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年10月26日(火)10:00〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会専門委員の変更について





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     事務局作成の第41回原子力委員会臨時会議議事録が了承された。



  (2)原子力委員会専門委員の変更について

     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。











      *** 第43回 原子力委員会定例会議 議事録 ***





<日時> 1993年11月2日(火) 9:40〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)低レベル放射性廃棄物処分の今後の考え方について





<審議事項>



  (1)低レベル放射性廃棄物処分の今後の考え方について



     江田委員長から、低レベル放射性廃棄物海洋投棄を巡っての現状につい

    て発言があり、事務局から低レベル放射性廃棄物の今後の考え方について

    説明がなされた上で審議を行ったところ、



    ・今回のロシアによる放射性廃棄物の海洋投棄についての問題点は、ロン

    ドン条約のモラトリアム決議に違反していること、国際原子力機関の基準

    等に則っていないこと、投棄に関する十分な情報が提供されなかったこと

    等である。



    ・科学的技術的観点からは、低レベル放射性廃棄物の海洋投棄そのものは、

    国際原子力機関の基準等に則って行えば、公衆の健康に特段の影響を与え

    るものではないという考えは現在も同じである。



    ・原子力委員会としては、科学的技術的な観点のみならず、政治的、社会

    的観点も考慮する必要がある。



    ・今後、アジア諸国等の原子力平和利用が進展することが予想されるが、

    これらを含め政治的情勢等が大きく変化場合には、再度海洋投棄について

    全世界的に考えることが必要になる可能性もある。



    ・地球環境規模で考えれば、低レベル放射性廃棄物の海洋投棄は、科学的

    には炭酸ガス、硫黄酸化物及び窒素酸化物等の排出と同様の問題であり、

    このような観点からの議論も重要である。



    ・地中のウラン資源を利用し、その廃棄物を地中に埋設するという考え方

    と同様に、将来、海中のウラン資源を利用できるようになったとき、その

    廃棄物は海中に処分するという考え方もできるかもしれない。



    ・現状認識を踏まえれば、海洋投棄は選択肢としないものとするが、将来、

    政治的、社会的な情勢等が大きく変化した場合には再検討を考慮するとい

    うことが重要である。



    ・原案中「国際協調の観点から、」とあるのは、国際協調の内容に幅があ

    り、また、国際協調以外の観点も含めて判断しているので、削除した方が

    よい。



   等の意見が出され、原案の下から4行目の「国際協調の観点から、」を削っ

  た上で決定した。











      *** 第44回 原子力委員会臨時会議 議事録 ***





<日時> 1993年11月5日(金) 10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)平成5年版原子力白書について





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     事務局作成の第42回原子力委員会定例会議議事録および、第43回原

    子力委員会定例会議議事録が了承された。



  (2)平成5年版原子力白書について

     標記の件について、事務局から説明がなされ審議した結果、原案どおり

    平成5年版原子力白書を決定した。











    *** 第45回 原子力委員会定例会議議事録(案) ***





<日時> 1993年11月16日(金) 10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)第16回ロンドン条約締約国協議会議の結果について



  (2)林委員の海外出張について



  (3)原子力委員会長期計画専門部会の構成員の変更について





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     第44回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



  (2)第16回ロンドン条約締約国協議会議の結果について

     事務局から、11月8日(月)から11月12日(金)までロンドン

     で開催された第16回ロンドン条約国締約国協議会議の結果について、

     低レベル放射能廃棄物の海洋投棄の禁止を盛り込んだ条約の附属書改

     正案を含む決議案が採択された旨の報告があり、

     ・本会議における、各国の対応(英、仏、中国、露、ベルギー、が反

      対または棄権)とそれぞれのおかれている状況は十分認識する必要

      がある。

     ・デ・ミニマス・レベルのIAEAによる検討はいつ頃になるのか、

      その状況は十分にフォローする必要がある。

     ・本条約附属書の改正についての異議申し立てがあった場合、条約上

      の位置付けはどうなるのか。

     ・ロシアが本条約附属書の改正についての異議申し立てを行った場合、

      我が国のロシアへの援助との関係については、慎重な判断が必要で

      ある。

     等の意見が出され、今後とも各国動向等を注視していくこととした。



  (3)林委員の海外出張のついて

     林委員及び事務局から、林委員が1993年11月18日(木)から

     12月4日(土)までの17日間、高レベル事業推進準備委員会の紹

     介、同準備会の事業に対する協力の要請並びに高レベル放射性廃棄物

     の処分対応にかかわる海外の関連機関の実情調査及び施設の視察のた

     め、英国、オランダ、スイス、スウェーデン及びフランスへ海外出張

     する旨説明がなされ、了承された。



  (4)原子力委員会長期計画専門部会の構成員の変更について

     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









     *** 第46回 原子力委員会定例会議議事録(案) ***





<日時> 1993年11月30日(火) 10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工の事業の

  変更の許可について(諮問)





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     第45回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



  (2)動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工の

     事業の変更の許可について(諮問)

      平成5年11月25日付け5安(核規)第538号をもって、内閣

     総理大臣から諮問を受けた標記の件について、科学技術庁から説明が

     なされ、引き続き審議することとした。

      (注)本件は、処理する核燃料物質の種類に回収ウランを追加し、

         最大貯蔵能力の増加及び貯蔵する核燃料物質の種類の追加を

         行うとともに、排気用モニタの増設、使用済NaF貯蔵エリ

         アの設定、NaF処理槽の設置を行うものである。









     *** 第47回 原子力委員会定例会議議事録(案) ***





<日時> 1993年12月3日(金) 10:30〜



<場所> 原子力委員会会議室





<議題>



  (1)原子力委員会専門委員の変更について





<審議事項>



  (1)議事録の確認

     事務局作成の第46回原子力委員会定例会議議事録(案)が了承された。



  (2)原子力委員会専門委員の変更について

     標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。









       第48回 原子力委員会臨時会議議事録(案)





1.日 時  1993年12月10日(金) 10:30〜



2.場 所  原子力委員会会議室





3.議 題



      (1)林委員の海外出張報告について



4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第47回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)林委員の海外出張報告について

      林委員及び事務局から、林委員の1993年11月18日(木)から

      12月4日(土)までの17日間の、英国、オランダ、スイス、スウ

      ェーデン及びフランスへの出張(高レベル事業推進準備会の紹介、同

      準備会の事業に対する協力の要請並びに高レベル放射性廃棄物の処分

      対策にかかわる海外の関連機関の実情調査及び施設の視察)に関し報

      告があった。











       第49回 原子力委員会臨時会議議事録(案)





1.日 時  1993年12月24日(金) 10:30〜



2.場 所  原子力委員会会議室





3.議 題



      (1)第5回アジア地域原子力協力国際会議の開催について





4.審議事項



   (1)議事録の確認

      第48回原子力委員会臨時会議議事録(案)が了承された。



   (2)第5回アジア地域原子力協力国際会議の開催について

      平成6年3月1日(火)〜3月3日(木)に東京において開催する標

      記の件について、事務局から説明がなされ、審議の結果、

      ・アジア地域における協力は、過去5年間における変化を考慮して行

       うべきである。

      ・意見交換セッションでは、今後はお互いの政策についての意見交換

       をするべきである。

      等の意見が出され、了承された。



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