原子力政策円卓会議についてのお知らせ
平成8年6月19日
科学技術庁原子力局
- 原子力政策円卓会議について
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│○原子力政策円卓会議は、国民各界各層に幅広く参加を求め、その多様な意│
│ 見を原子力政策に反映させることを目指すものです。 │
│○原子力政策円卓会議では、我が国の原子力政策に関する企画、審議、決定│
│ を行う原子力委員会の委員と原子力委員会が幅広く国民各界各層から招へ│
│ いする方達とともに原子力について幅広く討議するもので、本年4月25│
│ 日からこれまでに4回開催されています。 │
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- 原子力政策円卓会議の当面の開催等について
円卓会議の当面の開催日程等は別添1のとおりです。
- 原子力政策円卓会議出席者の一般公募について
第8回及び第10回円卓会議における議論にご参加くださる方を別添2の要領で公募いたします。なお、国が委嘱している原子力モニターからも参加していただく予定です。
(参考)
- 円卓会議の傍聴について
円卓会議の議事傍聴を希望する方のために、会場内にモニタールームを設けます。また、会場の都合が許す範囲で直接議事を傍聴できるよう取り計らいます。直接議事を傍聴したい方は、抽選を行いますので、開催当日に開催時刻の1時間前から30分前までに会場で受付を済ませて下さい。
なお、傍聴は無料ですが、傍聴のために必要な交通費等の経費については各人の負担となります。
- 円卓会議の結果について
円卓会議の結果については、とりまとめ次第、科学技術庁内公開資料室、未来科学技術情報館(東京都新宿区2−1−1新宿三井ビルディング1階)において、また、インターネット(科学技術庁ホームページ(http://www.sta.go.jp))を通じて公開されます。
また、6月10日に開催された第4回会議の模様が下記のとおり通信衛星放送(CS)で放映されます。
・放送局:朝日ニュースター(S−5チャンネル)
・放映日時:6月23日(日)及び30日(日) 14:00〜16:00
- 本件に関するお問い合わせ先
- 科学技術庁原子力局原子力調査室
- 住 所:東京都千代田区霞ヶ関2−2−1
- 電 話:03-3581-5271(内線626〜629)、03-3581-5197
- ファックス:03-3581-1338
(別添1)
原子力政策円卓会議の当面の開催について
平成8年6月19日
原子力委員会
これまで4回開催した原子力政策円卓会議では、各界各層の方々を招へいし、原子力を巡る様々な議論が行われたが、これまでの議論を整理すると以下に集約することができる(別紙参照)。
- 原子力と社会、特に安全・安心に関する事項
- エネルギーと原子力に関する事項
- 原子力と核燃料リサイクルに関する事項
- 原子力と社会との関りに関する事項
これらの事項について、原子力政策円卓会議を当面下記の日程により開催するものとする。
記
第5回
- 日時:6月24日13時30分〜
- 場所:東京(富国生命ビル内)
- テーマ:「原子力は安全か?安心か?」
- −原子力と社会:安全と安心−
- (期待される議論)
- (1)人間文化・社会と原子力
- (2)原子力の安全確保
- (3)安全と安心
第6回
- 日時:7月 2日13時30分〜
- 場所:東京(KKR ホテル東京内)
- テーマ:「原子力に代われるエネルギーは?」
- −エネルギーと原子力−
- (期待される議論)
- (1)世界のエネルギー情勢
- (2)ライフスタイル、社会・経済構造とエネルギー需給
- (3)地球環境とエネルギー需給
- (4)省エネルギー・新エネルギー
- (5)原子力エネルギーの意義
- (6)エネルギー源の選択
第7回
- 日時:7月12日13時30分〜
- 場所:東京 (東條会館内)
- テーマ:「原子力−未来に何を引き継ぐか?」
- −原子力開発利用政策と核燃料リサイクル−
- (期待される議論)
- (1)人間文化・社会と原子力
- (2)エネルギー源の選択
- (3)原子力開発の意義(総合科学技術としての意義も含む)
- (4)原子力開発利用政策のあり方
- (5)核燃料リサイクルの意義・展望
- (再処理、高速増殖炉、プルサーマル、バックエンド対策)
第8回
- 日時:7月24日13時30分〜
- 場所:未定
- テーマ:「原子力は何をもたらすか?」
- −原子力と社会との関り−
- (期待される議論)
- (1)人間文化・社会と原子力
- (2)原子力の安全確保
- (3)安全と安心
- (4)立地地域と消費地
- (5)原子力に関する教育、広報
- (6)情報公開、政策への反映
- ※一般公募参加(4名)、原子力モニターからの参加(2名)を得る。
第9回
- 日時:8月 7日13時30分〜
- 場所:未定
- テーマ:「原子力開発利用の未来は?」
- −核燃料リサイクル−
- (期待される議論)
- (1)核燃料リサイクルの意義・展望
- (2)再処理
- (3)高速増殖炉開発の意義
- (4)プルサーマルの意義
- (5)バックエンド対策、特に高レベル放射性廃棄物処分の展望
第10回
- 日時:8月22日13時30分〜
- 場所:未定
- テーマ:「原子力は何をもたらすか?」
- −原子力と社会との関り−
- (期待される議論)
- (1)人間文化・社会と原子力
- (2)原子力の安全確保
- (3)安全と安心
- (4)立地地域と消費地
- (5)原子力に関する教育、広報
- (6)情報公開、政策への反映
- ※一般公募参加(4名)、原子力モニターからの参加(2名)を得る。
その後の日程等は、別途定める。
なお、日時及び開催地については、今後変更される場合がある。
(別紙)
第1回から第4回までに議論された主な事項
(1) 原子力と社会、特に安全・安心に関する事項
- 人間文化・社会と原子力の関りに関する事項
- 原子力の安全確保(技術的な安全性、事故故障、防災、放射線等)に関する事項
- 人々の「安心感」というような心理的、社会的な安全に関する事項等
(2) エネルギーと原子力に関する事項
- 世界のエネルギー情勢に関する事項
- ライフスタイル、社会・経済構造とエネルギー需給に関する事項
- 地球環境とエネルギー需給に関する事項
- 省エネルギー、新エネルギーに関する事項
- 原子力エネルギーの意義に関する事項
- エネルギー源の選択に関する事項等
(3) 原子力と核燃料リサイクルに関する事項
- 人間の文化・社会と原子力の関りという観点を踏まえたエネルギー源の選択に関する事項
- 原子力の意義を踏まえた上での原子力開発利用政策のあり方に関する事項
- 総合科学技術としての原子力開発の意義に関する事項
- 核燃料リサイクルの意義・展望、再処理、高速増殖炉、プルトニウム利用、バックエンド対策、特に高レベル放射性廃棄物の処理処分に関する事項等
(4) 原子力と社会との関りに関する事項
- 人間の文化・社会と原子力の関りに関する事項
- 地域社会における安全、安心に関する事項
- 地域振興、電源立地地域と電力消費地の関係に関する事項
- 原子力に関する教育、広報啓発活動、報道の重要性・役割に関する事項
- 情報公開の促進、国民の政策決定過程への参画に関する事項等
(別添2)
原子力政策円卓会議出席者の一般公募について
平成8年6月19日
科学技術庁
原子力局
- 趣旨
原子力委員会が開催する「原子力政策円卓会議」における議論にご参加くださる方々を以下の要領で公募いたします。
- 募集要項
(1)会議開催日時、場所
- 平成8年7月24日(水)13:30-17:30
(テーマ:「原子力は何をもたらすか?」−原子力の社会との関わり−)
- 平成8年8月22日(木)13:30-17:30
(テーマ:「原子力は何をもたらすか?」−原子力の社会との関わり−)
(いずれも開催場所は未定ですが、東京以外の地での開催についても検討中。)
(2)応募資格
- 平成8年3月31日現在16才以上の日本在住者で7月24日又は8月22日のいずれかの円卓会議に参加可能な方。(原子力モニターは除く。)
(3)募集人数
- 各回とも4名。
- 4名の内、2名は30歳未満の方の参加を優先とします。
(4)申込方法
- 往復ハガキに住所、氏名、生年月日、電話番号、職業又は学校名、参加希望日を明記。
- 宛先:〒100 東京都千代田区霞ヶ関2―2―1
- 科学技術庁「円卓会議一般公募係」まで。
(5)締め切り及び結果の通知
- 平成8年7月5日(金)必着
- 応募多数の場合は、抽選を行います。この後、当選者について、参加の可否を確認させていただいた上で、最終的に出席者を確定し公表いたします。
(6)その他
- 出席者には、議事次第等会議運営の詳細を別途ご連絡いたします。
- 議事及び議事録は公開されます。
- 交通費等については、当方の規定によりお支払いします。
- その他詳細は、以下にお問い合わせください。
- 科学技術庁原子力調査室「円卓会議一般公募係」
- 電話 03-3581-5271 内線628
- FAX 03-3582-1338
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