原子力委員会 8月の動き(1995年)
<委員会の動き>
定例及び臨時会議
第28回 原子力委員会定例会議議事録 1.日 時 1995年8月8日(火)9:30〜 2.場 所 委員会会議室 3.議 題 (1)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 4.審議事項 (1)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 標記の件について、依田委員、藤家委員及び田畑委員から本要望に対 する原子力委員会における各検討グルプの検討状況について説明があ り、審議した結果、 ・ナショナルプロジェクトを民間へ移していく際の技術移転などの問題 は、良く検討すべき課題である。 ・立地という現実の問題と、核燃料リサイクル体系の中での位置付けと いう問題とを良く検討する必要がある。 ・プルトニウムバランスについても十分に留意すべきである。 等の意見があり、引き続き審議することとした。
第29回 原子力委員会臨時会議議事録 1.日 時 1995年8月11日(金)11:20〜 2.場 所 委員会会議室 3.議 題 (1)委員長代理の氏名について (2)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 4.審議事項 (1)委員長代理の指名について 浦野委員長から、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第4条第 3項の規定に基づき、原子力委員会委員長代理に伊原委員が、さらに、 伊原委員長代理の海外出張等による不在の際の委員長代理には、田畑委 員が指名された。 (2)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 標記の件について、事務局から青森県及び青森県大間町等からの地元 意見聴取の概要について報告があった。 依田委員、藤家委員、田畑委員から、本要望に対する各検討グループ での検討状況について説明があり、審議した結果、 ・ATR実証炉建設費の上昇については、労務費の上昇等やむを得ない 点もある。 ・プルサーマルを進めていく中で全炉心MOX−ABWRを量的・質的 にどう評価するか。 ・「ふげん」を核燃料リサイクルを進める上で今後どのように位置付け るのか。 等の意見があり、引き続き審議することとした。
第30回 原子力委員会定例会議議事録 1.日 時 1995年8月22日(火)10:00〜 2.場 所 委員会会議室 3.議 題 (1)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について (2)その他 4.審議事項 (1)東濃地科学センター超深地層研究所(仮称)の計画について 標記の件について、動力炉・核燃料開発事業団から、計画の目的、施 設の規模、運営方針等について説明があった。 (2)議事録の確認 第27回原子力委員会臨時会議議事録(案)及び28回原子力委員会 定例会議議事録(案)が了承された。 第29回原子力委員会臨時会議議事録(案)について、6.審議事項 (2)の地元意見聴取に関する地元の名称表現を「青森県、青森県大間 町、福井県及び福井県敦賀市」と明確化した上で、了承された。 (3)原子力委員会参与の任命について 標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。 (4)原子力委員会専門委員の変更について 標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。 (5)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 標記の件について、事務局から説明がなされ、 ・ATR実証炉建設計画とは別に、「ふげん」運転の必要性について再 認識した上で、「ふげん」の将来計画についてのケーススタディーが重 要である。 ・大型技術開発の実用化を進めるに当たっては、研究開発主体と建設・ 運転主体とが一体となって進めることが重要であり、今後、その体制を 整備する必要がある。 等の意見があり、引き続き審議することとした。
第31回 原子力委員会臨時会議議事録 1.日 時 1995年8月25日(金)15:00〜 2.場 所 委員会会議室 3.議 題 (1)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について (2)その他 4.審議事項 (1)新型転換炉実証炉建設計画の見直し要望について 標記の件について、事務局から説明がなされ、審議の結果、原案通り 決定し、内閣総理大臣あて報告することとした。
第32回 原子力委員会定例会議議事録 1.日 時 1995年8月29日(火)10:30〜 2.場 所 委員会会議室 3.議 題 (1)原子力委員会専門委員等の変更について (2)田畑委員の海外出張報告について (3)その他 4.審議事項 (1)議事録の確認 第30回原子力委員会定例会議議事録(案)及び第31回原子力委員 会臨時会議議事録(案)が了承された。 (2)原子力委員会専門委員等の変更について 標記の件について、事務局から説明がなされ、了承された。 (3)田畑委員の海外出張報告について 田畑委員及び事務局から、田畑委員の1995年8月12日(土)か ら18日(金)までの7日間にわたるブラジル連邦共和国への出張(日 伯科学技術シンポジウム出席及び招待講演)に関する報告があった。