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委員会の動き

定例及び臨時会議


第1回(臨時)

〔日時〕 1992年1月10日(金) 10:30〜

〔議題〕
(1) 平成4年度原子力関係予算について
(2) 原子力委員会参与の任命について
(3) その他

〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
 事務局作成の「第51回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2) 平成4年度原子力関係予算について
 平成4年度原子力関係予算政府原案について、科学技術庁及び通商産業省から資料に基づき報告があった。(別添資料)

(3) 原子力委員会参与の任命について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料1)

第2回(臨時)

〔日時〕 1992年1月17日(金) 10:30〜

〔議題〕
(1) 原子力船「むつ」の解役について
(2) 関西電力(株)高浜発電所の原子炉の設置変更(2号、3号及び4号原子炉施設の変更)について(諮問)
(3) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(4) 関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(5) 日本原子力発電(株)敦賀発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(6) 原子力委員会参与の任命等について
(7) 原子力委員会専門部会等の委員の担当の変更について
(8) その他

〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
 事務局作成の「第1回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2) 原子力船「むつ」の解役について
 標記の件について、日本原子力研究所から原子力船「むつ」の解役計画に関し、その基本方針、工事方法、安全性等について説明がなされた。

(3) 関西電力(株)高浜発電所の原子炉の設置変更(2号、3号及び4号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成4年1月10日付け3資庁第9299号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、2号炉の蒸気発生器の定期検査時における補修工事期間の長期化に鑑み、全蒸気発生器3基を取り替え、それに伴い蒸気発生器保管庫を設置し、また使用済燃料の貯蔵体数の増加を図るため、3号炉及び4号炉の使用済燃料設備の貯蔵能力の増加を行うものである。
(4) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成4年1月10日付け3資庁第9296号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、発電所敷地の一部の拡大を行い、燃料の効率的な使用等を図るため、燃料集合体最高燃焼度及び取替燃料の濃縮度を上昇させ、取替燃料の一部にガドリニア入り燃料を使用し、2号炉の取替燃料として従来の燃料(A型)のほかに、設計の異なる燃料(B型)を採用する。
 1号炉の蒸気発生器の定期検査時における補修工事期間の長期化に鑑み、全蒸気発生器2基を取り替え、それに伴い蒸気発生器保管庫を設置する。また、1号炉及び2号炉において、炉心の安全性等が十分確保されることから出力分布調整用制御棒クラスタの撤去を行い、固体廃棄物処理の運用性の向上を図るため、ベイラを1、2号炉共用とすること等を行うものである。

(5) 関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成4年1月10日付け2資庁第13165号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、設備の単純化による信頼性向上及び運転保守性向上の観点から、1号炉及び2号炉の非常用炉心冷却設備(ECCS)のうち、炉心上部注入系(UHI)を撤去し、それに伴い蓄圧注入系蓄圧タンクの加圧ガス圧力の変更、安全注入設備作動回路の一部の変更を行い、廃樹脂処理の強化の観点から、廃樹脂処理装置を設置する。
 また、1号炉の蒸気発生器の定期検査時における補修工事期間の長期化に鑑み、全蒸気発生器4基を取り替え、それに伴い蒸気発生器保管庫を設置すること等を行うものである。

(6) 日本原子力発電(株)敦賀発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成4年1月10日付け3資庁第10218号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、1号炉使用済燃料の貯蔵体数の増加を図るため、2号炉使用済燃料貯蔵設備の一部を1号炉用とし、2号炉原子炉建屋内の燃料設備及び貯蔵設備の一部を1号炉及び2号炉共用とするものである。

(7) 原子力委員会参与の任命等について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料2)

(8) 原子力委員会専門部会等の委員の担当の変更について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料3)

第3回(定例)

〔日時〕 1992年1月21日(火) 10:30〜

〔議題〕
(1) 田畑委員の海外出張について
(2) その他

〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
 事務局作成の「第2回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された

(2) 田畑委員の海外出張について
 田畑委員が1992年1月25日(土)から1月31日(金)までの7日間、(社)日本原子力産業会議の東南アジア原子力協力代表団に参加し、インドネシア及びマレイシアにおいて原子力関係者との意見交換等を行うため、海外出張する旨説明がなされ、了承された。

第4回(臨時)

〔日時〕 1992年1月24日(金) 10:30〜

〔議題〕
(1) 動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工の事業の変更の許可について(諮問)
(2) 日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設の変更)について(一部補正)
(3) その他

〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
 事務局作成の「第3回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。

(2) 動力炉・核燃料開発事業団人形峠事業所における核燃料物質の加工の事業の変更の許可について(諮問)
 平成4年1月10日付け3安(核規)第847号をもって内閣総理大臣から諮問を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、廃品シリンダの最大貯蔵能力の増加を図るため、第3貯蔵庫を新設し、ウラン農縮加工工程で発生する劣化ウランの有効利用を目的として、劣化ウランを出荷用の廃品シリンダへ詰め替える工程、均質処理及び濃縮度測定工程を追加すること等を行うものである。
(3) 日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設の変更)について(一部補正)
 平成4年1月22日付け4安(原規)第6号をもって内閣総理大臣から通知を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、平成3年8月15日付け3安(原規)第144号をもって諮問のあった標記申請について、本文及び添付書類の記述の適正化を図るため一部補正をするものである。


資料1
原子力委員会参与の任命について
1992年1月10日
原子力委員会

1. 向坊隆氏及び中江要介氏を原子力委員会参与に任命することとする。

2. 上記に伴い、所要の手続きを取ることとする。



資料2
原子力委員会参与の任命等について
1992年1月17日
原子力委員会

1. 下邨昭三氏を原子力委員会参与に任命することとする。

2. 原子力国際問題等懇談会の構成員に新たに、下邨昭三氏を追加することとする。

3. 再処理推進懇談会の構成員に新たに、下邨昭三氏を追加することとする。

4. 上記に伴い、所要の手続きを取ることとする。

原子力委員会参与
原子力委員会参与

原子力国際問題等懇談会
原子力国際問題等懇談会

再処理推進懇談会
再処理推進懇談会



資料3
原子力委員の専門部会等の担当について
1992年1月17日
原子力委員会

放射性廃棄物対策専門部会の担当に林委員を追加する。

原子力委員の専門部会等の担当

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