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委員会の動き

定例及び臨時会議



第 6 回(定例)


〔日 時〕昭和63年3月8日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)中江委員の帰朝報告
(2)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部改正について
(3)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び5号原子炉施設の変更)について(諮問)
(4)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第5回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)中江委員の帰朝報告
 中江委員より昭和63年2月27日から3月4日までの米国への出張(「新日米原子力協定に係る米側関係者との意見交換」)に関し報告があった。

(3)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部改正について
 標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ審議の結果、これを決定した。

 なお、核物質防護の基準については省令・府令で明らかとなるが、その内容が昭和56年の原子力委員会決定の水準を満たすものであるかどうかについて審議する必要があるので、関係行政庁において核物質防護に関する基準を制定、改廃する際には、事前に当委員会に諮ることとした。

 また、核物質防護に関し重要と認められる事項について、主管行政庁より報告・連絡等を受けた場合は、調査審議を行うとともに必要な措置を講ずることとした。

(4)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び5号原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和68年2月29日付け62資庁第14435号をもって通商産業大臣より諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解 説)
 本件は、制御棒の長寿命化を図るため新型制御棒を採用すること及び使用燃料プールの貯蔵能力を増強するものである。

第 7 回(臨時)

〔日 時〕昭和63年3月11日(金)10:30〜

〔議 題〕
(1)昭和68年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
(2)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第6回原子力委員会定例会議議事録」を一部修正のうえ了承した。

(2)昭和63年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
 標記の件について、事務局より資料に基づき説明がなされ審議の結果、中国核工業部 陳(チェン)次官、劉(リュ)外事局副局長及び張(チャン)計画司副司長を招へいすることを決定した。

第 8 回(定例)

〔日 時〕昭和63年3月15日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)昭和63年度原子力開発利用基本計画について
(2)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第7回原子力委員会臨時会議議事録」を了承した。

(2)昭和63年度原子力開発利用基本計画について
 昭和63年度原子力開発利用基本計画について、事務局より資料に基づき説明がなされ審議の結果、原案のとおり決定した。

第 9 回(定例)

〔日 時〕昭和63年3月22日(火)11:00〜

〔議 題〕
(1)中国電力株式会社島根原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(2)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律施行令の一部を改正する政令の制定について
(3)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第8回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)中国電力株式会社島根原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和63年3月11日付け62資庁第16113号をもって通商産業大臣より諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解 説)
 本件は、制御棒の長寿命化を図るため、新型制御棒を採用するものである。

(3)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律施行令の一部を改正する政令の制定について
 昭和63年3月22日付け63安第9号、63資庁第3108号及び運技第65号をもって諮問のあった標記の件について審議の結果、妥当なものと認め内閣総理大臣、通商産業大臣及び運輸大臣あてそれぞれ答申することを決定した。(資料1)

(解 説)
 本件は、核燃料物質又は核燃料物質によって汚染された物の濃度の単位を国際単位系に改めるものである。

第 10 回(定例)

〔日 時〕昭和68年3月29日(火)10:00〜

〔議 題〕
(1)昭和63年度原子力開発利用基本計画について
(2)放射線照射によるみかんの表面殺菌に関する研究成果について

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第9回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)昭和63年度原子力開発利用基本計画について
 昭和63年3月26日付け63原第26号をもって内閣総理大臣から付議された標記の件について、資料に基づき説明がなされ、打合せ会における検討経緯を踏まえ審議した結果、原案のとおり議決し、内閣総理大臣あて報告することを決定した。(資料2)

(3)放射線照射によるみかんの表面殺菌に関する研究成果について
 標記の件について、藤巻食品照射研究運営会議主査より資料に基づき報告があった。

資料1

核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する
法律第51条の2第1項第1号に規定する核燃料物質又は
核燃料物質によって汚染された物を定める政令の改正について(答申)

63原委第46号
昭和68年3月22日

 内閣総理大臣 殿

原子力委員会委員長

 昭和63年3月22日付け68安第9号、63資庁第3108号及び運技第65号をもって諮問のあった標記の件については、妥当なものと認める。
(通商産業大臣および運輸大臣あての答申文は上記のと同様文面であるため、記載省略しました。)

資料2

昭和63年原子力開発利用基本計画について(報告)

63原委第48号
昭和63年3月29日

 内閣総理大臣 殿

原子力委員会委員長

 昭和63年3月26日付け、63原第20号をもって付議された標記の件については、審議した結果原案どおり議決したので報告する。


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