目次 |次頁

委員会の動き

定例及び臨時会議



第 36 回(定例)

〔日 時〕昭和61年9月2日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)日本原子力発電株式会社東海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(諮問)
(2)関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(3)中国電力株式会社島根発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
(4)日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(JRR−2原子炉施設の変更)について(諮問)
(5)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第35回原子力委員会臨時会議議事録」を了承した。

(2)日本原子力発電株式会社東海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和61年8月26日付け61資庁第7505号をもって通商産業大臣より諮問があった標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、固体廃棄物貯蔵設備の貯蔵能力の増大をはかるため、黒鉛スリーブ貯蔵庫を増設するものである。

(3)関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和61年8月26日付け61資庁第5077号をもって通商産業大臣より諮問があった標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、取替燃料の一部にガドリニア入燃料を使用すること及び出力分布調整用制御棒クラスタを撤去するものである。

(4)中国電力株式会社島根発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和61年8月28日付け61資庁第7519号をもって通商産業大臣より諮問があった標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、取替燃料として新型8×8ジルコニウムライナ燃料の採用及び取替燃料の平均濃縮度の変更等である。

(5)日本原子力研究所東海研究所の原子炉の設置変更(JRR−2原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和61年8月27日付け61安(原規)第85号をもって内閣総理大臣より諮問があった標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、炉心の標準燃料要素の中濃縮化を図るため、標準燃料要素としてウラン濃縮度が約45wt%のJRR−2円筒BM型燃料要素を追加するもののほか、原子炉冷却系統施設、計測制御系統施設等の一部を変更するものである。

(6)その他
 原子力委員会会議への職員等の出席について
 標記の件について、事務局より資料に基づき説明がなされ了承された。

第 37 回(定例)

〔日 時〕昭和61年9月9日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)向坊委員長代理の海外出張について
(2)昭和62年度原子力関係経費の見積りについて
(3)日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設及び放射性廃棄物処理施設の変更)について(諮問)
(4)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第36回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)向坊委員長代理の海外出張について
 向坊委員長代理が昭和61年9月10日から9月14日までの5日間、第1回日印科学技術合同委員会出席のためインドへ出張する旨説明がなされ了承された。(資料1)

(3)昭和62年度原子力関係経費の見積りについて
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、審議の結果、原案どおり決定した。

(4)日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設及び放射性廃棄物処理施設の変更)について(諮問)
 昭和61年8月27日付け61安(原規)第106号をもって内閣総理大臣より諮問があった標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、低レベル固体廃棄物に対する焼却処理能力を増強するため、焼却装置を新たに設置すること及びシュラウド照射装置の炉内管の材質を従来のステンレス鋼のほかにジルコニウム合金も使用できるようにするものである。

第 38 回(定例)

〔日 時〕昭和61年9月16日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)ソ連原子力発電所事故調査報告書について
(2)国際原子力安全諮問委員会(INSAG)の報告について
(3)昭和61年度原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
(4)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第37回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)ソ連原子力発電所事故調査報告書について
 標記の件について、事務局より資料に基づきソ連原子力発電所事故調査特別委員会の第1次報告書の概要について説明があった。

(3)国際原子力安全諮問委員会(INSAG)の報告について
 標記の件について、能澤原子力研究所理事より資料に基づきチェルノブイル事故会議の報告があった。

(4)昭和61年度原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
 標記の件について、事務局より資料に基づき説明がなされ審議の結果、ブリックスIAEA事務局長及びマーシャル英国中央電力庁総裁をそれぞれ招へいすることを決定した。

第 39 回(定例)

〔日 時〕昭和61年9月30日(火)10:30〜

〔議 題〕
(1)日本原子力発電株式会社東海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)
(2)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び5号原子炉施設の変更)について(諮問)
(3)その他

〔審議事項〕
(1)議事録の確認
 「第38回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。

(2)日本原子力発電株式会社東海発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)
 昭和61年8月26日付け61資庁第7505号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め通商産業大臣あて答申することを決定した。(資料2)

(解 説)本件は、固体廃棄物貯蔵設備の貯蔵能力の増大をはかるため、黒鉛スリーブ貯蔵庫を増設するものである。

(3)東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号及び5号原子炉施設の変更)について(諮問)
 昭和61年9月16日付け61資庁第10087号をもって通商産業大臣より諮問があった標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ引き続き審議することとした。

(解 説)本件は、新型8×8ジルコニウムライナ燃料の採用及びサプレッション・チェンバの保守・点検時にプール水を一時貯留するためのサプレッション・プール水サージタンクを設置するものである。

資料1

向坊委員長代理の海外出張について

昭和61年9月9日

1.出張先
  インド(デリー)

2.出張の期間
  5日間(昭和61年9月10日〜9月14日まで)

3.出張の目的
  第1回日印科学技術合同委員会出席のため

4.日程の概要
 9月10日(水)  成田発(AZ−787 17:45)
 9月11日(木)  デリー着(00:55)
 合同委員会
12日(金)    〃
14日(日)  デリー発(AZ−786 01:20)
 成田着(14:45)

資料2

日本原子力発電株式会社東海発電所の原子炉の
設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)

61原委第165号
昭和61年9月30日

  通商産業大臣 殿

原子力委員会委員長

 昭和61年8月26日付け61資庁第7505号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。

目次 |次頁