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<核燃料サイクル推進会議>


〔日時〕 昭和59年6月4日(月) 16:00〜17:30

〔議題〕
 (1) 我が国における核燃料サイクル開発の計画について
 (2) 今後の核燃料サイクル開発の推進に関し、原子力委員会として重点的に調査審議を進めていくべき事項について
 (3) 核燃料サイクルの具体的推進のための、実施上の諸問題に関し、原子力委員会として取り組んでいくべき事項について
 (4) その他

〔議事概要〕

(1) 開会に当たり、岩動原子力委員会委員長から本会議の趣旨等に関し挨拶がなされた。

(2) 最初に事務局から「原子力開発利用長期計画」に示されている我が国の核燃料サイクルの進捗状況について説明がなされた。

(3) 引き続き平岩委員から電気事業連合会による立地推進の状況に関し、青森県に対する立地要請、電気事業連合会内の体制整備等について説明がなされた。

(4) その後の意見交換の主な内容は以下の通りである。

@ 核燃料サイクル施設の計画の具体化に当たっては、財政面での国の支援、技術移転の円滑化等が必要である。

A 核燃料サイクルのコスト低減のために、更に今後の技術開発の促進が必要である。

B 放射性廃棄物対策等における原子力の安全性のPR活動が重要である。

C 再処理については、安全性や経済性の確保のみならず、プルトニウム利用等長期的な観点から検討も必要である。

D 放射性廃棄物の処理・処分の具体的な体制についての検討が必要である。

(5) 以上の意見交換を踏まえ、岩動原子力委員長から以下の締めくくりの挨拶がなされ、閉会となった。

@ 我が国における核燃料サイクルの確立は、長期的な事業であり、達成に向けて官民がそれぞれの立場から協力しつつ努力を重ねていくことが重要であり、原子力委員会としても積極的に活動していく。

A 本日の会議における御意見を今後の原子力委員会における政策の策定に、十分に反映させていく。

B 再処理については、本日出された意見を踏まえ、引き続き「再処理推進懇談会」における審議を十分尽していく。

 また、ウラン濃縮については、国際競争力をつけていくために、更に技術開発を推進し、国としても所要の役割を担っていく必要があると考えられるが、原子力委員会として、今後の技術開発のあり方等について更に検討を深めていく。

 放射性廃棄物に係る諸問題については、「放射性廃棄物対策専門部会」等における検討を、本年末に結論を得ることを目途に、精力的に進めていき、特に、法令上の整備については関係者の意見も聴きつつ所要の整備を進めていく。

 核燃料サイクルの確立のうえで、立地の推進は極めて重要であり、原子力委員会としても、電源三法の活用、広報活動等の施策の促進により、対応していく。


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