昭和56年　原子力委員会月報26(５)長期計画専門部会の各分科会について

長期計画専門部会の各分科会について

(1)　基本問題分科会の運営について

1.　分科会の調査検討事項は、次のとおりとする。

①　原子力発電の円滑な推進を図るための基本的方策

　原子力発電の立地促進の基本的方策、原子力発電のより一層の安全確保対策等

②　高速増殖炉の実用化方策

　高速増殖炉の実用化の展望を踏まえた実証炉以降の開発のスケジュール、高速増殖炉燃料の再処理の研究開発の進め方等

③　基礎研究の進め方

④　資金問題等基本的問題

2.　分科会の構成員は、次のとおりとする。

3.　分科会においては、調査検討事項に応じて、学識経験者、関係者等を招へいして、その意見を聴しつつ検討する。

(2)原子炉多目的利用分科会の運営について

1.　分科会の調査検討事項は、次のとおりとする。

①　利用系の展望を含めた多目的高温ガス炉の研究開発の推進方策。

　（多目的高温ガス実験炉の開発方策、核熱利用系技術の展開方策等。）

②　中・小型軽水炉の開発を含めた軽水炉の多目的利用についての考え方。

2.　分科会の構成員は、次のとおりとする。

3.　分科会においては、必要に応じて、関係者等を招へいして、その意見を聴しつつ検討する。

(3)　核燃料サイクル分科会の運営について

1.　分科会の調査検討事項は、次のとおりとする。

①　天然ウランの確保

②　ウラン資源開発に係る研究開発

③　再処理事業の確立

④　プルトニウム利用

⑤　回収ウラン（減損ウラン）利用

⑥　その他

2.　分科会の構成員は、次のとおりとする。

3.　分科会においては、調査検討事項に応じて、学識経験者、関係者等を招へいして、その意見を聴しつつ検討する。