第20回中国核実験に伴う放射能調査結果について

(1)　新華社及び北京放送によれば、中国は10月17日地下核実験を行なった旨の発表を行なった。なお、爆発規模、実験場所、時間等不明である。

(2)　従来の例からわが国への影響はないものと考えられるが、念のため気象庁、農林省、防衛庁、放医研と協議の結果、平常時調査とするが、異常値があれば報告を受けることとした。

(3)　数県から雨水・ちりについて平常より高い数値が観測された旨の報告を受けたため、10月22日に代表幹事会（科学技術庁、気象庁、農林省、防衛庁、放射線医学総合研究所）を開催し、（表１）等をもとに検討した結果、第19回中国核実験による影響と判断された。しかし引き続き様子をみることとし、異常値があれば報告を受けることとした。